ナポリ

デジタル大辞泉

ナポリ【Napoli】

読み方：なぽり

イタリア南西部、ティレニア海に臨む港湾都市。近くにカプリ島・ベズビオ火山があり、風光明媚な観光地として知られる。前600年ごろ、ギリシャの植民市として建設され、ネアポリス（新市）とよばれた。ローマ帝国の支配を経てナポリ王国の首都となり、ルネサンス文化の中心の一つとなった。1995年「ナポリ歴史地区」として世界遺産（文化遺産）に登録。英語名、ネープルズ。人口、行政区97万（2008）。

ナポリにあるヌオボ城

ナポリの町なみ

世界遺産

ナポリ（イタリア）

ナポリは、イタリア南部最大の港湾都市であり、カンパニア州の首府です。1995年、ナポリ歴史地区として世界文化遺産に登録されました。「ナポリを見て死ね」と言われるほど風光明媚な土地として知られています。観光スポットとなっている建築物は、殆どが13～18世紀のフランスやスペインの文化の影響を受けており、特に17～18世紀のバロック期のものは素晴らしく目を奪われます。ピザ（ピッツァ）の起源はアラブ圏のパンの一種ピタがナポリに伝わり、ナポリでピッツァと呼ぶようになったと言われています。

情報提供：近畿日本ツーリスト　ホリデイ

ピティナ・ピアノ曲事典

プーランク：ナポリ

	英語表記/番号	出版情報
プーランク：ナポリ	Napoli FP.40	作曲年: 1921-25年  出版年: 1926年  初版出版地/出版社: Rouart-Lerolle

作品概要

	楽章・曲名	演奏時間	譜例
1	舟歌 "Barcarolle"	1分30秒	No Image
2	夜想曲 "Nocturne"	3分30秒	No Image
3	イタリア奇想曲 "Caprice italien "	5分00秒	No Image

作品解説

2008年6月 執筆者： 齊藤　紀子

　1922年から1925年にかけて作曲された。ジュリエット・ミールヴィツの思い出に捧げられている。ヴィルトゥオーソが好む、演奏効果の高い作品の1つである。1924年に、最初の2曲のみの形で初演が行われており、組曲の全体が披露されたのは、1926年3月のことであった。この時に演奏したのはマルセル・メイエルである。

第1曲目　＜舟歌＞　8分の12拍子＝4分の4拍子
　短いモティーフの繰り返しを中心としながら、その合い間に、音階的な音の動きや音価が長く音程幅の広い音の素材が挿入される。終結近くになると、長く保持している音の上で旋回するかのような音形が繰り返される。響きの移ろいも味わえる「舟歌」となっている。
　
第2曲目　＜夜想曲＞　8分の6拍子
主として、3段譜で書かれている。最上段もしくは最下段が夜想曲のメロディーになっており、その他の2段に記された分散和音や音価の長い音が、和声の響きを生み出す。

第3曲目　＜イタリア奇想曲＞　8分の2拍子＝１６分の6拍子
組曲を締めくくるこの曲は、まさしくヴィルトゥオーソ好みの曲風をもつ。ほぼ無窮動であるが、覚えやすい音の並びによるモティーフを何度も繰り返し、所々に「決めの和音」が置かれている。

■参考文献

フランシス・プーランク　『プーランク　ピアノ作品集　第2巻』　
ヤマハミュージックメディアによるサラベール社ライセンス版　2001

短編小説作品名辞典

ナポリ

作者アヴラム・デイヴィッドスン

収載図書どんがらがん
出版社河出書房新社
刊行年月2005.10
シリーズ名奇想コレクション

外国人名読み方字典

ナポリ

名前 Napoli

隠語大辞典

ナポリ（napoli）

読み方：なぽり

1. 東京の吉原遊廓のことをいふ。nopoli（ナポリ）は伊国のチレニア海にある風流天地にして、外遊の客は必ず立寄つて遊ぶ所であるといふからいつたもの。〔情事語〕
2. 東京の吉原遊廓のことをいふ。napoli（ナポリ）は伊国のチレニヤ海にある風流天地にして、外遊の客は必ず立寄つて遊ぶ所であるといふ。吉原も東京見物する者の必ず行く所であるから。
3. 隠語。東京の吉原遊郭のこと。ナポリは、伊太利のチレニア海にある風光明媚の地にして外国客が必ず立寄つて遊ぶところであるからいつたものである。

分類 情事語

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

ウィキペディア

ナポリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/21 03:27 UTC 版)

ナポリ（伊: Napoli ( 音声ファイル) ; ナポリ語: Napule）は、イタリアの南部にある都市。その周辺地域を含む人口約97万人の基礎自治体（コムーネ）。カンパニア州の州都であり、ナポリ県の県都でもある。ローマ、ミラノに次ぐイタリア第三の都市で、南イタリア最大の都市。都市圏人口は約300万人。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

ナポリ

出典:『Wiktionary』 (2021/07/18 13:03 UTC 版)

固有名詞

ナポリ

1. 都市名。イタリア南部の古代ギリシア殖民都市を起源とする古都。その他、世界各地に同名の都市があるが、イタリアのものにちなんで名づけられたもの。

語源

• イタリア語:Napoliの音写か？

  ラテン語:Neapolis＜古典ギリシア語:Νεάπολις (Neapolis)＜νέα (nea, “新しい”) + πόλις (polis, “都市、ポリス”)

関連語

• ナポリタン

成句

• ナポリを見て死ね

翻訳

• アラビア語: نابولي ^(ar) (Nābūli) 男性
• ブルガリア語: Неапол ^(bg) (Neapol) 男性
• カタルーニャ語: Nàpols ^(ca) 男性
• チェコ語: Neapol ^(cs) 女性
• デンマーク語: Napoli ^(da)
• ドイツ語: Neapel ^(de) 中性
• ギリシア語: Νεάπολις (ne̞ˈapo̞ˌlis) テンプレート:g （廃語）, Νεάπολη (ne̞ˈapo̞ˌli) テンプレート:g （まれ）, Νάπολη (ˈnapo̞ˌli) テンプレート:g
  • 古典ギリシア語: Νεάπολις ^(grc)
• 英語: Naples ^(en)
• スペイン語: Nápoles ^(es)
• ペルシア語: ناپل ^(fa) (Nâpl)
• フィンランド語: Napoli ^(fi)
• フランス語: Naples ^(fr)
• フリウリ語: Napoli ^(fur)
• ヘブライ語: נאפולי ^(he) (Nāpoli) 女性
• ハンガリー語: Nápoly ^(hu)
• アルメニア語: Նեապոլ ^(hy) (Neapol)
• イタリア語: Napoli ^(it) 女性
• 朝鮮語: 나폴리 ^(ko) (na pol li)

• ラテン語: Neapolis ^(la)
• マケドニア語: Неапол ^(mk) (Néapol) 男性
• マラーティー語: नेपल्स ^(mr) (nepalsa) 中性
• マルタ語: Napli ^(mt)
• ナポリ語: Napule ^(nap)
• オック語: Nàpols ^(oc) 男性
• ポーランド語: Neapol ^(pl) 男性
• ポルトガル語: Nápoles ^(pt)
• ルーマニア語: Napoli ^(ro)
• ロシア語: Неаполь ^(ru) (Neápol') 男性
• シチリア語: Nàpuli ^(scn) 男性
• セルビア・クロアチア語: Напуљ ^(sh) 男性 / Napulj ^(sh) 男性
• スロヴェニア語: Neápelj ^(sl) 男性
• スウェーデン語: Neapel ^(sv)
• トルコ語: Napoli ^(tr)
• 中国語: 那不勒斯 ^(cmn) (Nàbùlèsī)

Weblio日本語例文用例辞書

「ナポリ」の例文・使い方・用例・文例

• ナポリを見て死ね；日光を見ないでけっこうと言うな
• あなたはナポリに行ったことありますか。
• ナポリ観光をしました。
• 私はその日の夕方にナポリに出発しなければなりません。
• 私はその日の夕方にナポリへ出発しなければなりません。
• 私は昼食でナポリタンを作りました。
• 彼は昨年ナポリを訪れるつもりであったのだが。
• 多くの観光者がナポリにおしかける。
• ナポリを見てから死ね。
• ナポリは絵のように美しい都市です。
• イタリア旅行で彼はいくつか景勝の地として有名な都市、例えば、ナポリやフローレンスを訪れた。
• イタリアにいるのだから、ぜひナポリをみなさい。
• この地はナポリとは比べものにならない.
• 《諺》 ナポリを見て死ね, 「日光を見ないで結構と言うな」.
• ナポリは海に臨んでいる.
• 彼らはローマで 1 週間を過ごしそれからナポリへ行った.
• 彼はあこがれのナポリに着いた.
• 我々は、バスでローマからナポリまで旅行した
• ナポリまたはナポリの人々の、ナポリまたはナポリの人々に関する、あるいは、ナポリまたはナポリの人々に特徴的な
• ナポリ人の生き方の本質