スプリングフィールド小学校
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スプリングフィールド小学校(Springfield Elemantary School)は、ザ・シンプソンズ本編中においてバート・シンプソンとリサ・シンプソン、その他スプリングフィールドに住む子供たちが通う小学校である。
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- 1 スプリングフィールド小学校とは
- 2 スプリングフィールド小学校の概要
スプリングフィールド小学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 02:01 UTC 版)
「ザ・シンプソンズの登場人物」の記事における「スプリングフィールド小学校」の解説
(en:Springfield Elementary School) シーモア・スキナー校長(Principal Skinner) 声:ハリー・シェアラー/青森伸 本名はアーミン・タムザリアン(Armin Tamzarian)。44歳。バートとリサが通う小学校の校長。学校を理性ではなく力によって取り仕切っているが、彼がいなくなったときにまともに働いていたことが判明する。2人で暮らす母親には頭が上がらず絶対服従。実は本物のシーモア・スキナー(声 - マーティン・シーン/宝亀克寿)なる人物が存在しており、ベトナム戦争のおり入れ替わってしまった。避難訓練、学校のシンボル像磨き、(バートの)居残り時間の計算以外は校長室にいる。グリーンベレー所属経験あり。他の先生やウィリーからマザコンのホモと噂されている。チェルマーズ教育長には頭が上がらず、問題が起きないように事前にバートやネルソンなどの問題児を呼び出し閉じ込めたことも。ホーマーらと床屋音楽グループ「ビー・シャープス」を組んだ。エドナ・クラバーペルと付き合い始める。エドナと付き合うまで童貞だった。エドナとは結婚直前まで行くものの、結婚式当日に破局してしまう。メンサに入会している。バートやネルソンらのいたずらで酷い目に遭い「嘘だ!」と叫ぶのが恒例になっている。ピーナッツアレルギー。ベトナム戦争の回想ネタは回を追うごとにショボくなり、今では「気絶しているうちに乗り切った」というレベルにまでなっている。 前述の「正体はアーミン・タムザリアン」というエピソードはファンはおろか脚本家や声優たちの間でもショッキングに受け止められ、否定的な見方が多かった。のちのちのエピソードにて、スノーボール2に轢死されたリサが続いて3、4と飼っては事故死された末、全く同様の特徴の猫を再び「スノーボール2」と名付け、轢死した過去さえ黙殺する事にする回がある(シーズン15「オヤジはつらいよ」)。その展開にスキナーが苦言を呈するものの「そうですね、タムザリアン校長」と嫌味を言われて去っていくシーンが入るが、これがスタッフ側からの一種の「開き直り」の表明だったらしく、以後のスキナーにまつわるエピソードで「棒高跳びの選手だったアグネスは胎児のスキナーがお腹を蹴ったせいで失敗し、失脚した」「遠方の希望の大学に合格していたのに、スキナーを手元に置いておきたかったアグネスが揉み消した」など、タムザリアンとしてのスキナーと整合しないネタが遠慮なく使われるようになった。 チェルマーズ教育長(Superintendent Chalmers) 声:ハンク・アザリア/朝戸鉄也 フルネームはガリバルディ・ゲイリー・チェルマーズ。ニューヨーク州のユーティカ出身。スキナーの上司にあたり校長人事権を握る。登場する際には必ずスキナーをどやしつける。スキナーは常に彼の影におびえており、チェルマーズがスプリングフィールド小学校の査定の良判定を下す直前に学校の問題が発覚するのが恒例。スキナーの母親と交際中。愛車は中古のホンダ・アコードで、これはアメリカの教育関係者の給料があまり高くないことに対する皮肉である。 エドナ・クラバーペル(Edna Krabappel) 声:マーシャ・ウォレス/巴菁子 バートの担任。初期は教師らしい厳格な性格だったが、次第に男に騙されやすい年増女性となっていき、校長のスキナーとしのぶ仲になったり、ライオネル・ハーツに貢がれたりと散々な目に合ってふてくされ気味。離婚歴があり、前夫からガソリンタンクに砂糖を入れられる嫌がらせを受ける。虎の巻をなくすと教えられない。大学院卒で児童教育学の研究で修士号を得ている。原語版声優であるマーシャ・ウォレスが死去したため登場しなくなった。 本人曰く「どの相手とも真剣に恋愛していたから尻軽じゃない」との事だが、ハッピースモウの板前、スキナー、コミックブックガイを始め、無数の男(時にはパティさえも)と肉体関係を持った事がある。スキナーと破局したのちバートに引き合わされてネッドと恋仲になるも、そのあまりの性遍歴の多さに引かれてしまい一度は破局しかけた。視聴者がこのカップルにどのような顛末を望むかネット上で投票が行われ、結果、無事ハッピーエンドを迎えることとなる。 前述のとおり声優の死去に伴って作中でも明確に故人とされたが、死因については言及されていない。シーズン23の未来編にてネッドが「僕はエドナが殺されてから~」と語るシーンがあり、原文では「accidentally killed by Homer」、即ち前妻モードと同じようにホーマーが原因で不慮の死を遂げたことが示唆されている。だが未来ネタは幾通りもあって番外編の色合いが強いため、それが確たる設定として扱われる事になるのかは定かではない。 エリザベス・フーバー(Elizabeth Hoover) 声:マギー・ロズウェル、マーシャ・ミッツマン・ガヴァン(『三部作! 親指物語』のみ)/さとうあい リサの担任。エドナ同様に仕事はいい加減。発達障害児のラルフに対しても極めて冷淡。 ミルハウス・ヴァン・ホーテン(Milhouse Van Houten) 声:パメラ・ヘイデン/飛田展男、杉本ゆう(劇場公開版) バートの友人の少年。頭髪も眉毛も青いのが特徴。バート同様にいたずら好きだが気は弱く、ネルソンの格好の標的。リサが好き。両親は離婚していたがのち再婚。(また、二人はいとこ同士である。)FBIに追われている。当初は優等生だったが、シーズンが進むにつれてバートと同様勉強のできない子になっていった。バートが1年生のときの資料には同性愛者と書かれていた。バートの親友を自称しているがたまに裏切る事があり、逆にバートから裏切られる事も。 ネルソン・マンツ(Nelson Muntz) 声:ナンシー・カートライト/安西正弘(シーズン7 #2まで)→桜井敏治(シーズン7 #3から) バートのクラスメートのいじめっ子。落第して4年生をやり直しているため、他のクラスメートより1歳年上。リサの初恋相手。ときに知的な発言をする。乱暴な性格ではあるが、自分の非を認めることもある。「ムーン・リバー」で有名なアンディ・ウィリアムスのファンであったり、ディズニーワールドで撮ったシンデレラ姫とのツーショット写真を宝物にしているなど、少し変わったところも。家庭科が得意。「ハ〜↑ハ〜↓」という独特な笑い声が口癖(様々なパターンがある)。家庭環境が荒れていて、母親(声:トレス・マクニール/ 鈴木れい子、高乃麗(劇場公開版)) は年増のストリッパーで不在がち、父親は収監中。 普段はいじめっ子だが、一度大男が小さな車を運転しているのを笑ったため、その男の怒りを買いズボンを下ろされパンツ丸出しで道路を歩かされた事がある(シーズン7「スプリングフィールドに関する22の短いフィルム」)。 マーティン・プリンス(Martin Prince) 声:ルシー・テイラー/安達忍、宇乃音亜季(劇場公開版) バートのクラスメートのいじめられっ子。IQ216の超天才児。リュートを弾く。クラスの皆に笑われて馬鹿にされていたのを、自分が人気者であると勘違いしていた。勉強オタク。一度バートに勉強を教える代わりにバートから遊び・いたずらについて教えてもらったが、その結果遊びの楽しさに目覚めおかしくなった。学校の成績の平均点はリサとマーティンの二人が引き上げて保っているとする場面が多いが、仲の良い「ナード仲間」的な秀才男子が他に3人ほどいて、パソコンや数学コンテストのような課外活動は主にその5人で担当している。 基本的に友達が少ないが、自宅にプールを買って貰いプール目的で一時的ながら本当に人気者になった。この時、「私を孤独と言う奴は殺せ」と発言しており、根っこの黒い一面を伺わせている。 ウェンデル・ボートン(Wendell Borton) バートのクラスメートの、色白で巻き毛の少年。ほとんどモブキャラでセリフも存在しないが、登場人物の大半が真っ黄色な中の数少ない白色キャラなので画面的にはかなり目立つ。見た目の通り虚弱で、バス酔いなどで頻繁に嘔吐している。父親は健康的な外見であり、虚弱体質は母親譲りか本人固有の性質のようだ。 シェリー&テリー・マックルベリー(Sherri and Terri) 声:ルシー・テイラー/安藤ありさ バートのクラスメイトで、双子姉妹。テリーが姉でシェリーが妹。基本的にバートを馬鹿にしているが、一時期彼に気があったこともある。父親のバリーは初期設定ではホーマーの上司の原発社員だった。ウェンデル同様、肌が真っ白。しかし、父親は黄色い肌で母親は彼女ら同様色白。他の兄弟姉妹には同じくそっくりな双子の兄が登場する他、劇中未登場の姉妹が更にもう一人いるらしい。 ラルフ・ウィガム(Ralph Wiggum) 声:ナンシー・カートライト/真柴摩利 リサのクラスメイトで、ウィガム署長の息子。軽度の知的障害児のため、糊やクレヨンなどを平気で口にしてしまい、学習面に関してもクラスで最低レベル。彼にだけ見える妖精にそそのかされ自宅に放火しようとしたことも。劇でジョージ・ワシントンを演じた際、周囲からその演技が褒められるなど、意外な才能が時折垣間見られる。初期は時々子供らしからぬ事を口走る事もあり、知的障害児の描写は薄かった。S22E10の回想シーンでは父クランシーが抱っこしていたラルフを落っことしてしまったことが原因で知的障害になったことが判明している。 オットー・マン(Otto Mann) 声:ハリー・シェアラー/安西正弘→桜井敏治 スプリングフィールド小学校のスクールバスの運転手。バートが格好良いと思う数少ない大人の一人。「絶対に故意に事故は起こさない」が信条だが、実際には何度も事故を起こしている。ただし死者は出しておらず、それを誇っている。実は無免許であり、その事がバレて運転手をクビになるが、セルマとパティーの尽力で免許を取得し、運転手に復帰している。休みの日には採血員のアルバイトをしている。特技のエレキギターはかなりの腕前。とあるエピソードでブラウン大学出身であることが判明する。違法薬物の常習者で、大麻ネタの際には大抵絡んでくる。 グラウンド・キーパー・ウィリー(Groundskeeper Willie) 声:ダン・カステラネタ/目黒光祐 用務員。スコットランド系移民の相当時代がかったステレオタイプ。野生の狼を素手で倒すことが出来るほど強い。激情家で、激しい悲嘆を表現する際に着衣を引き裂く。その時見られる腹筋はたくましい。校長のスキナーには、殺意を抱いたり、陰口を叩くこともあれば、愛情にも似た感情を抱いているような発言をするなど、常に一定ではない。1945年生まれでかなり歳をとっている。バーンズの回想では髪が残っていた。校庭の小屋に住んでいたが、バートに破壊され、廃車の中で暮らしている。 ジンボ・ジョーンズ(Jimbo Jones) 声:パメラ・ハイデン、トレス・マクニール/飛田展男 スプリングフィールド小学校の上級生でいじめっ子たちのリーダー格。飲酒・喫煙・恐喝・暴行・窃盗など素行が悪くバートと並んでスキナー校長に目をつけられている。普段着は常にニット帽とスカル柄のTシャツ。髪型は一見セミロングだがニット帽の下の部分はツルツル。殴り返されたりすると泣いてしまったり、自警団を結成したホーマーを尊敬してしまったりと子供らしい一面も見せる。バートからカツアゲした小切手から本名がJames Jonesであると判明している。家は裕福らしいのだがシリーズ初期では父親がみすぼらしい服装でモーの店にいたりと一定でない。 基本的にはドルフ、カーニーと常に3人でつるんでいる。不良というより悪童に近いネルソンに対しても仲間意識があるようで、4人組になることもしばしば。バートは弱い者イジメこそしないが「悪い遊び」を好むあまり自分からこの4人を遊び相手に選ぶことがままある。不良としての深刻度がどの程度なのかはエピソードによってまちまちで、時にはバートの単なるイタズラ仲間であったり、逆にギャングまがいの犯罪に手を染めていたりもする。近年では10代相手の性教育を話題にする時など、高校生程度の立ち位置のキャラが必要になった場合に出てくることが多い。 ジンボは単に弁が立つことで中心人物になっているに過ぎず絶対的に畏怖されている訳ではないため、いじめっ子4人のパワーバランスは一定しない。ささいな切っ掛けで4人のうち誰かが一斉にど突き回されたりもする。その際にはバートも遠慮なく輪の中に入って小突き回す。 ドルフ・スタービーム(Dolph Starbeam) 声:トレス・マクニール/中村大樹 いつもジンボと一緒にいる髪の長い無口な不良。バートから宿題を取り上げて作文を書いたり、絵心があったり、マルチリンガルだったりと勉強が出来るが、なぜか留年しているらしい。モデルは原作者マット・グレイニングの友人で同じ名前のクラスメイト。 カーニー・ジージヴィチ(Kearney Zzyzwicz) 声:ナンシー・カートライト/桜井敏治 ジンボと一緒にいるスキンヘッドの不良。スプリングフィールド小学校に通っているが、実は既に成人しており、妻帯者で子供もいる。(ただ一度、クイックEマートで偽身分証を提示して葉巻とビールを購入しようとしてアプーに咎められているが)モーの店の常連でもある。学校には自動車で通学しており愛車はヒュンダイの乗用車。スプリングフィールドの教会委員会メンバーでもある。体格は子供たちの中では上級生相応に巨大だが、大人として見ればかなり小柄。 息子は顔こそそっくりだが、性格は正反対で大人びている。 未来のエピソードでは他二人を差し置いて単独で登場する事が多い。
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