ギルティ
別表記:ギルティー
英語:guilty
「ギルティ」とは、「有罪」や「罪を犯した」といった言葉で用いられる単語だが日常会話では模範的な生活から外れた際に感じる罪悪感全般のことを意味する表現。例えばテラスハウスの番組中用語やラーメン二郎のファン用語、2chなどのネット掲示板やSNS上でのネット用語など、ジャーゴン的に用いられることもある。この際に用いられるギルティには「犯罪的な」というニュアンスが含まれており、強調表現としてとらえることが出来る。また「ノットギルティ(not guilty)」という形で「無罪」とする表現も存在するが、ニュアンスとしては「有罪と認めるだけの証拠がない」という消極的なニュアンスが含まれている。完全に潔白である、という確信のもとで「無罪」と表現する場合は「イノセント(innocent)」という英語が用いられる。
ちなみに、「guilty」と同じく「gheldh-」という印欧祖語をルーツに持つ英語には、「guild(組合)」や「geld(去勢する、無力化する)」、「yield(収益を上げる、降伏する)」、などが存在する。いずれも「支払う」「利益を上げる」といった金銭的な意味から枝分かれしていることが特徴である。派生した語のひとつである「geld」には、古英語においては「賠償金」や「解決金」などの意味を持っていたこともあり、ここから「賠償金を払うべき行為」である「guilt」、ひいては「guilty」に派生していった可能性も存在する。
また、リアリティ番組「テラスハウス」において、出演者の1人がそれまで深い仲にあった相手をあっさり切り捨てて別の相手に乗り換える様を「ギルティ」と呼ぶこともある。一方で、ラーメンチェーン店のラーメン二郎のファンの間では、ラーメン二郎で食事をする際に「マナー違反」とされる行為全般を指す言葉として「ギルティ」が用いられる。
漫画においては、さいとう・たかおの漫画「ゴルゴ13」において、主人公であるゴルゴの決め台詞の一つとして「ギルティ」がある。主に依頼主から「条件を満たしていた場合には殺害してほしい」という依頼を遂行したり、依頼主がゴルゴが定めたルールに抵触し抹殺対象となったりした際に発せられる台詞で、ゴルゴが入念に対象を確認、調査した結果対象が依頼における暗殺条件を満たしていると判断できた場合や、依頼主が明らかにルールに抵触したという確認が取れた場合に「有罪(ギルティ)」とただ一言発し、対象の暗殺に踏み切る。作品上では、「有罪」に「ギルティ」というルビが振られる形で表記される。
曲名や映画・アニメのタイトルに「ギルティ」が使われる場合もあり、東方神起の楽曲「Guilty」や、2018年にデンマークで公開されたスリラー映画「The Guilty」、プロダクションI.Gが制作したテレビアニメ「ギルティクラウン」がその代表例と言えよう。
「ギルティですね」とは、何らかの行為、事象に対して「ギルティ」であることを認定する際に発せられる言葉である。また、「ギルティである」と感じた事象への感想として一言伝えられることもある。「ゲームでSSレアを2枚抜きしたよ」「それはギルティですね、絶対に許すまじ」のように、主に会話の中で使われることが多い。SNSのハッシュタグでも用いられるケースがある。基本的に批難のニュアンスが込められているが、相手の自慢話に対して使う場合は羨望などのニュアンスや、迂遠でありながら祝福のニュアンスも込められているケースも有る。
「可愛すギルティ」とは、「その可愛さは反則を超えて犯罪級である」という褒め言葉として用いられる言葉である。「可愛すぎる」と「ギルティ」を組み合わせたもので、SNS上などでは主にペットの画像やアイドルの画像、アニメキャラクターの画像と共にこの言葉を添えるケースも少なくない。褒め言葉として用いられることが多く、ギルティ単体で使用される批難のニュアンスは「可愛すギルティ」には一切用いられない。
ギルティの頭に「ノー」をつけて、「ノーギルティ」とする表現もある。「ギルティではない」ことを意味する言葉だが、「ノーギルティ」は和製英語である点には注意されたい。英語での本来の表現は上記で挙げた「not guilty(ノットギルティ)」、および「innocent(イノセント)」が使用される。主な使用場面としては、「夜の9時くらいに小腹がすいてドーナツ食べちゃったけどギルティかな」「深夜帯ならともかくその時間帯ならまだデザートって言い訳が立つしノーギルティでしょ」といった形で他者の行いに対して「ギルティではない」ことを判定したり、「今回SSRを単発で引いちゃったけどダブってたからノーギルティだ」と、自らが「ギルティではない」ことを主張したりすることが挙げられるだろう。
・「深夜の飯テロはギルティ」
美味しそうな料理や食べ物の画像をアップロードして見た人の空腹感を誘発することを「飯テロ」と呼ぶが、特に深夜帯やダイエット中の相手など、本来食欲を抑制すべき相手に対して食欲を誘発させることは特にWeb掲示板やSNSにおいて「罪深い行動」と冗談めかして語られることが多い。
・「二郎におけるギルティの一つはフライングコールだ」
ラーメン二郎の愛好家の中では、店のローカルルールに反することを「ギルティ」と呼称している。そのうちの一つに挙げられているのが「フライングコール」で、大きさを聞かれているにも関わらず「野菜マシマシ」などのトッピングについて注文(コール)することを指す。こうしたコールの誤りは「ギルティ」として糾弾される行為となる。なお、こうした「ギルティ」として糾弾される行為は半分ネタとして冗談交じりに語られる場合もあるため注意が必要となる。
・「あの娘にギルティを感じている」
テレビ番組「テラスハウス」で用いられた用法で、それまで相思相愛だった異性から別の異性に好意の対象をあっさりと切り替えてしまった際の表現である。それまで好意の対象だった女性に対しては好意を切り替えることに罪の意識を感じているという意味合いであり、「ギルティ」という英語の本来の意味にも沿った用例であると言えるだろう。
・「にんにくラーメンはギルティグルメだ」
ギルティグルメとは、食べてしまうことで高カロリーや口臭などに悩まされて後悔してしまうことがわかっているはずなのに美味しさのあまりつい食べてしまう、という料理を指す言葉である。例文にて示したにんにくラーメンは口臭やカロリーの高さに関して食べてしまったことの罪悪感を覚える点でギルティグルメとされる。他にも、肉を大量に盛り付けたメニューやボリューム満点のメニューなどは「ギルティグルメ」とされる傾向にある。
・「小麦粉を一切使わないのがギルティフリー・スイーツの特徴の一つだ」
上記のギルティグルメとは逆に、「食べても罪悪感を抱く必要がない」スイーツのことを「ギルティフリー・スイーツ」と呼ぶことがある。具体的には上記例文のように小麦粉を使わないことで糖質を抑え、糖質制限ダイエットを行っている人も安心して食べられるスイーツなどを指すことが多い。他にも、果物などの栄養価の高い食材を使うなど、いわゆる「健康志向」のスイーツを指す言葉と言えるだろう。
・「SSRを単発で引けた」「はい有罪(ギルティ)」
ソーシャルゲームのガチャにおける最高レアリティや、入手難易度の高いアイテムをあっさりと入手した人に対して「ギルティ」と返答する場合、「罪深いほどの豪運」に対する祝福、称賛、羨望のニュアンスも含まれている。ネット掲示板などで使用する場合、上述した「ゴルゴ13」でゴルゴ13が「有罪(ギルティ)」と発する場面を再現したアスキーアートが貼られるケースもある。
・「この時間に夜食を食べちゃったけどカロリーオフのお菓子だからノーギルティだよね」
この例文の場合、「通常はギルティとされる行為だが理由があるためギルティではない」ということをアピールする目的で「ノーギルティ」を用いている。文脈によってはあからさまにギルティな行為を屁理屈をつけてノーギルティと言い張るケースもあり、その際には「いやギルティだろ」というツッコミ待ちであることも少なくない。
・「A子の事が好きになっちゃったけどこれギルティ?」「いやノーギルティ。お前が元々好きだったB子はそもそも脈なしだよ」
上記の例文はある行為や事象がギルティかどうかを確認した際に、ギルティではないと返答するケースである。元々B子に対して好意を抱いていたが好意の対象をA子に乗り換えたことはギルティなのだろうか、と問いかけたのに対し、B子は質問者に対してそもそも好意すら抱いていなかったため相思相愛状態ではなく、ギルティには当たらない、と返答している。
・「今日うちのチームが負けたことに関してはあの投手がギルティだったと思う」
上記の例文は、文脈に応じて意味合いが変わる。「あの投手」が自分のチームの所属だった場合は自軍投手を指して「ギルティ」としているため、投手のプレーがまずかった、と反省、あるいはその投手を非難している。一方で「あの投手」が相手チームの所属だった場合は、相手チームの投手が「巧すぎる」ことを褒めているのか、「相手チームの投手が犯した反則行為」が影響して負けたと非難しているのかという2つの意味合いに分かれる。前後の文脈から判断して正しい意味合いで読み取る必要があるだろう。
・「お前の視線がギルティ」
こちらも前後の文脈に応じて意味が大きく変わる例文である。異性を口説いている場面で発せられた場合、「その視線が自分にとっては犯罪級に魅力的だ」という賞賛の意味になる。しかし、その一方で「お前」が年端も行かぬ少女などに対して劣情を含んだ視線を向けているケースでは、「お前のその視線から犯罪の匂いを感じる」と言った意味合いで、視線を向けることに対する非難のニュアンスが含まれる。前後の文脈や置かれている状況などによって全く異なるニュアンスとなるため注意が必要である。
英語:guilty
「ギルティ」とは、「有罪」や「罪を犯した」といった言葉で用いられる単語だが日常会話では模範的な生活から外れた際に感じる罪悪感全般のことを意味する表現。例えばテラスハウスの番組中用語やラーメン二郎のファン用語、2chなどのネット掲示板やSNS上でのネット用語など、ジャーゴン的に用いられることもある。この際に用いられるギルティには「犯罪的な」というニュアンスが含まれており、強調表現としてとらえることが出来る。また「ノットギルティ(not guilty)」という形で「無罪」とする表現も存在するが、ニュアンスとしては「有罪と認めるだけの証拠がない」という消極的なニュアンスが含まれている。完全に潔白である、という確信のもとで「無罪」と表現する場合は「イノセント(innocent)」という英語が用いられる。
「ギルティ」の語源・由来
「ギルティ(guilty)」という英単語の語源については諸説あるが、ルーツを遡ると印欧祖語の「gheldh-」に行き着く。これは「支払う」、「利益になる」、「報いる」といった意味を持っていたが、やがてゲルマン祖語の「gieldan」に変化し、「支払う」の他に「返済する」「償う」といった意味を持つようになった。古英語の成立の時点でこの語からさらに派生したと考えられる「gylt」という表現が登場し、これが「犯罪行為」を意味する名詞となった。やがて現在使用されている「guilt(犯罪行為)」という形に変化した上で、これを形容詞化した「guilty」が「有罪の」「罪の意識がある」「罪を犯した」という意味に変わっていった。ちなみに、「guilty」と同じく「gheldh-」という印欧祖語をルーツに持つ英語には、「guild(組合)」や「geld(去勢する、無力化する)」、「yield(収益を上げる、降伏する)」、などが存在する。いずれも「支払う」「利益を上げる」といった金銭的な意味から枝分かれしていることが特徴である。派生した語のひとつである「geld」には、古英語においては「賠償金」や「解決金」などの意味を持っていたこともあり、ここから「賠償金を払うべき行為」である「guilt」、ひいては「guilty」に派生していった可能性も存在する。
「ギルティ」を用いた言い回し
2chを始めとするネット掲示板やSNSでは様々な「罪深いとされる行為」を記した投稿への決まり文句として「ギルティ」が用いられる。これは元々の意味である「犯罪行為」から派生して、「深夜にピザなどの美味しい料理の画像を公開する」、「ソーシャルゲームのガチャで当選確率が極端に絞られたレアを単発で引き当てる」などの行為も「犯罪的な行為である」として「ギルティ」認定されることが多い。また、リアリティ番組「テラスハウス」において、出演者の1人がそれまで深い仲にあった相手をあっさり切り捨てて別の相手に乗り換える様を「ギルティ」と呼ぶこともある。一方で、ラーメンチェーン店のラーメン二郎のファンの間では、ラーメン二郎で食事をする際に「マナー違反」とされる行為全般を指す言葉として「ギルティ」が用いられる。
漫画においては、さいとう・たかおの漫画「ゴルゴ13」において、主人公であるゴルゴの決め台詞の一つとして「ギルティ」がある。主に依頼主から「条件を満たしていた場合には殺害してほしい」という依頼を遂行したり、依頼主がゴルゴが定めたルールに抵触し抹殺対象となったりした際に発せられる台詞で、ゴルゴが入念に対象を確認、調査した結果対象が依頼における暗殺条件を満たしていると判断できた場合や、依頼主が明らかにルールに抵触したという確認が取れた場合に「有罪(ギルティ)」とただ一言発し、対象の暗殺に踏み切る。作品上では、「有罪」に「ギルティ」というルビが振られる形で表記される。
曲名や映画・アニメのタイトルに「ギルティ」が使われる場合もあり、東方神起の楽曲「Guilty」や、2018年にデンマークで公開されたスリラー映画「The Guilty」、プロダクションI.Gが制作したテレビアニメ「ギルティクラウン」がその代表例と言えよう。
ギルティですねとは
「ギルティですね」とは、何らかの行為、事象に対して「ギルティ」であることを認定する際に発せられる言葉である。また、「ギルティである」と感じた事象への感想として一言伝えられることもある。「ゲームでSSレアを2枚抜きしたよ」「それはギルティですね、絶対に許すまじ」のように、主に会話の中で使われることが多い。SNSのハッシュタグでも用いられるケースがある。基本的に批難のニュアンスが込められているが、相手の自慢話に対して使う場合は羨望などのニュアンスや、迂遠でありながら祝福のニュアンスも込められているケースも有る。
可愛すギルティとは
「可愛すギルティ」とは、「その可愛さは反則を超えて犯罪級である」という褒め言葉として用いられる言葉である。「可愛すぎる」と「ギルティ」を組み合わせたもので、SNS上などでは主にペットの画像やアイドルの画像、アニメキャラクターの画像と共にこの言葉を添えるケースも少なくない。褒め言葉として用いられることが多く、ギルティ単体で使用される批難のニュアンスは「可愛すギルティ」には一切用いられない。
ノーギルティとは
ギルティの頭に「ノー」をつけて、「ノーギルティ」とする表現もある。「ギルティではない」ことを意味する言葉だが、「ノーギルティ」は和製英語である点には注意されたい。英語での本来の表現は上記で挙げた「not guilty(ノットギルティ)」、および「innocent(イノセント)」が使用される。主な使用場面としては、「夜の9時くらいに小腹がすいてドーナツ食べちゃったけどギルティかな」「深夜帯ならともかくその時間帯ならまだデザートって言い訳が立つしノーギルティでしょ」といった形で他者の行いに対して「ギルティではない」ことを判定したり、「今回SSRを単発で引いちゃったけどダブってたからノーギルティだ」と、自らが「ギルティではない」ことを主張したりすることが挙げられるだろう。
「ギルティ」の使い方・例文
以下ではギルティの使われ方について、例文を挙げながら解説する。・「深夜の飯テロはギルティ」
美味しそうな料理や食べ物の画像をアップロードして見た人の空腹感を誘発することを「飯テロ」と呼ぶが、特に深夜帯やダイエット中の相手など、本来食欲を抑制すべき相手に対して食欲を誘発させることは特にWeb掲示板やSNSにおいて「罪深い行動」と冗談めかして語られることが多い。
・「二郎におけるギルティの一つはフライングコールだ」
ラーメン二郎の愛好家の中では、店のローカルルールに反することを「ギルティ」と呼称している。そのうちの一つに挙げられているのが「フライングコール」で、大きさを聞かれているにも関わらず「野菜マシマシ」などのトッピングについて注文(コール)することを指す。こうしたコールの誤りは「ギルティ」として糾弾される行為となる。なお、こうした「ギルティ」として糾弾される行為は半分ネタとして冗談交じりに語られる場合もあるため注意が必要となる。
・「あの娘にギルティを感じている」
テレビ番組「テラスハウス」で用いられた用法で、それまで相思相愛だった異性から別の異性に好意の対象をあっさりと切り替えてしまった際の表現である。それまで好意の対象だった女性に対しては好意を切り替えることに罪の意識を感じているという意味合いであり、「ギルティ」という英語の本来の意味にも沿った用例であると言えるだろう。
・「にんにくラーメンはギルティグルメだ」
ギルティグルメとは、食べてしまうことで高カロリーや口臭などに悩まされて後悔してしまうことがわかっているはずなのに美味しさのあまりつい食べてしまう、という料理を指す言葉である。例文にて示したにんにくラーメンは口臭やカロリーの高さに関して食べてしまったことの罪悪感を覚える点でギルティグルメとされる。他にも、肉を大量に盛り付けたメニューやボリューム満点のメニューなどは「ギルティグルメ」とされる傾向にある。
・「小麦粉を一切使わないのがギルティフリー・スイーツの特徴の一つだ」
上記のギルティグルメとは逆に、「食べても罪悪感を抱く必要がない」スイーツのことを「ギルティフリー・スイーツ」と呼ぶことがある。具体的には上記例文のように小麦粉を使わないことで糖質を抑え、糖質制限ダイエットを行っている人も安心して食べられるスイーツなどを指すことが多い。他にも、果物などの栄養価の高い食材を使うなど、いわゆる「健康志向」のスイーツを指す言葉と言えるだろう。
・「SSRを単発で引けた」「はい有罪(ギルティ)」
ソーシャルゲームのガチャにおける最高レアリティや、入手難易度の高いアイテムをあっさりと入手した人に対して「ギルティ」と返答する場合、「罪深いほどの豪運」に対する祝福、称賛、羨望のニュアンスも含まれている。ネット掲示板などで使用する場合、上述した「ゴルゴ13」でゴルゴ13が「有罪(ギルティ)」と発する場面を再現したアスキーアートが貼られるケースもある。
・「この時間に夜食を食べちゃったけどカロリーオフのお菓子だからノーギルティだよね」
この例文の場合、「通常はギルティとされる行為だが理由があるためギルティではない」ということをアピールする目的で「ノーギルティ」を用いている。文脈によってはあからさまにギルティな行為を屁理屈をつけてノーギルティと言い張るケースもあり、その際には「いやギルティだろ」というツッコミ待ちであることも少なくない。
・「A子の事が好きになっちゃったけどこれギルティ?」「いやノーギルティ。お前が元々好きだったB子はそもそも脈なしだよ」
上記の例文はある行為や事象がギルティかどうかを確認した際に、ギルティではないと返答するケースである。元々B子に対して好意を抱いていたが好意の対象をA子に乗り換えたことはギルティなのだろうか、と問いかけたのに対し、B子は質問者に対してそもそも好意すら抱いていなかったため相思相愛状態ではなく、ギルティには当たらない、と返答している。
・「今日うちのチームが負けたことに関してはあの投手がギルティだったと思う」
上記の例文は、文脈に応じて意味合いが変わる。「あの投手」が自分のチームの所属だった場合は自軍投手を指して「ギルティ」としているため、投手のプレーがまずかった、と反省、あるいはその投手を非難している。一方で「あの投手」が相手チームの所属だった場合は、相手チームの投手が「巧すぎる」ことを褒めているのか、「相手チームの投手が犯した反則行為」が影響して負けたと非難しているのかという2つの意味合いに分かれる。前後の文脈から判断して正しい意味合いで読み取る必要があるだろう。
・「お前の視線がギルティ」
こちらも前後の文脈に応じて意味が大きく変わる例文である。異性を口説いている場面で発せられた場合、「その視線が自分にとっては犯罪級に魅力的だ」という賞賛の意味になる。しかし、その一方で「お前」が年端も行かぬ少女などに対して劣情を含んだ視線を向けているケースでは、「お前のその視線から犯罪の匂いを感じる」と言った意味合いで、視線を向けることに対する非難のニュアンスが含まれる。前後の文脈や置かれている状況などによって全く異なるニュアンスとなるため注意が必要である。
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