三省堂 大辞林 |
うえん ―ゑん 0 【▼迂遠】
〔「迂」は道などが曲がりくねっていてまっすぐに進めない意〕
(1)遠回りしているさま。まわりくどいさま。
「―な説明」
(2)直接役に立たないさま。
「生活欲に襲はれた不幸な国民から見れば、―の空談に過ぎない/それから(漱石)」
難読語辞典 |
品詞の分類
「迂遠」の用例一覧
岸田國士 辻久一著「夜の芸術」 (青空文庫)
日本の実情が彼をそこに赴かしめたのである。従つて、その考察の多くは、濃原子時代色と同時に、ある種の偏見に対する不器用な抗議を含み、それは動もすれば性急でしかも迂遠な姿勢とみえることもある。だが、これこそ、最も気まぐれな二つの芸術——演劇...
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高村光雲 幕末維新懐古談 門人を置いたことについて (青空文庫)
になりてがないという有様である。それは無理ならぬ事で、木彫りをやって見た処で、世間に通用しない仕事と 見做 ( みな ) されていることだから、そういう 迂遠 ( うえん ) な道へわざわざ師匠取りをして 這入 ( はい ) って...
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宮本百合子 或日 (青空文庫)
つけたばかりの煙草をどうするのだろう、と云う疑問を感じた。迂遠な私は、落付いて一休みして行く積りなのだと思って居たのであった。 面喰い、猶も同じ疑問に拘泥して居る間に、彼は、薄平たい風呂敷包みを持って立ち上った。そして、片手の指には、火の...
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