ギャラン
ギャランとは、フランス語で勇ましい、勇気ある、洗練された、華麗ななどの意味をもつ。初代は1969年12月発売。
三菱として初めてコンピューターを活用して開発したクルマといわれており、クリーンなテイストが特徴だった。4ドアセダンで、エンジンは1.3Lと1.5L、フロントエンジン・リヤドライブ、5ナンバー枠サイズ。70年5月には三菱初の2ドアハードトップ車発売、エンジンは1.5Lだった。ホイールベース2420mmはセダンと同数値。71年8月、ハードトップ車をマイナーチェンジ、1.5Lエンジンを1.6Lに拡大した。9月にはセダンタイプもマイナーチェンジして、エンジンは1.4Lと1.6Lに変わった。
73年1月、ハードトップ車GSモデルのエンジンを、1.6Lから1.7Lに換装した。6月、フルモデルチェンジ、2代目。初代の寸法は全長4060/4080mm、全幅1560/1570mm(セダン、ハードトップ)だったが、新型はホイールベースだけ同じで、全長4200mm、全幅1600/1615mmになり多少拡大した。エンジンは1.6L、1.85L、2Lの3タイプだった。
76年5月、3代目になり、名称がギャランΣ(シグマ=ギリシャ語のアルファベットで18番目の文字。英語のSに相当し、Summation、すべてを加えるの意。理想的なセダンを象徴)となった。コルトという名称は消滅した。エンジンのバリエーションは旧型と変わらない。セダンタイプだけで、ホイールベース、全長、全幅ともに大型化した。11月に∧(ラムダ=ギリシャ語で豪華さを意味する)というモデルを追加した。
80年5月にデビューした4代目はさらに大きくなった。エンジンは1.6L、1.8L、2Lのガソリン、そして2.6Lのディーゼルターボが選べた。11月には2Lのターボエンジンを追加。82年10月には1.8Lにもターボ仕様を設定した。
83年9月、5代目がFF車となって登場した。時代にミートする変更だった。4ドアセダンだけで、エンジンはガソリンの1.8Lと2L自然吸気(NA)とターボ計4種。このとき、∧は消滅。84年2月、1.6Lガソリンと1.8Lディーゼルターボエンジンを追加、シリーズの充実をはかった。84年10月、4ドアハードトップ車を発売。ピラードタイプだった。エンジンは2Lで、NA、ターボ、インタークーラー付きターボと3チューンをそろえた。電子制御サスペンション。電子制御パワーステアリングなどを採用したモデル。
85年6月のマイナーチェンジでは、シリウス・ダッシュという新エンジンを搭載した。径の異なる2本のインテーク・バルブを2段階に作動させ、200psの最高出力を達成した。ATは電子制御タイプに進化。
87年10月、6代目誕生。今度はΣのサブネームを外し、新ギャランのデビューとなった(ただし、Σの名前はV6エンジン搭載のセダンとハードトップ車に残り、その後もタクシー仕様として生産を続けた)。新型はオーガニック・フォルムと呼ぶ豊かな曲面をもつスタイリングとなった。エンジンはガソリン仕様の1.6L、1.8L、2L、駆動方式はFFと4WDがあった。トップの2Lエンジン搭載モデルは、インタークーラー付きターボで205psを発生した。88年3月、1.8Lディーゼルターボ車を設定したのち、89年10月のマイナーチェンジのときにAMGモデル追加。
92年5月、フルモデルチェンジで7代目となった。スタイリングはシャープなテイストをもち、サイズの点で3ナンバー車となった。エンジンはガソリン仕様だけで直4の1.8L、V6の1.8Lと2L、同ターボをそろえた。2か月後の7月、2L直4のディーゼルターボエンジン車設定。93年10月、2L・V6のMIVEC(カム形状切替え機構を備えたDOHCエンジン)と1.8L、2直4のMW(希薄燃焼エンジン)搭載車を発売した。
94年8月、4ドアハッチバック車のスポーツを加えた。RV的要素を盛り込んだ高性能タイプだった。
96年8月、8世代目となるフルモデルチェンジを行った。最大のニュースは、GDIと呼ぶシリンダー内直接噴射のガソリン1.8Lエンジンを導入したことだった。最大トルク。最高出力を向上させながら低燃費と低エミッションを達成した。5速ATも新採用。このあと、98年8月にフロント・リヤまわりのデザイン変更、2.4L・GDIエンジンの採用などがあった。さらに、2000年5月のマイナーチェンジで、1.8L・GDIを新開発の2L・GDIエンジン(145ps)に変更。そのほか、ボディの強化や内外のリフレッシュも実施した。なお、ギャランには姉妹車としてアスパイアというモデルがあり、カープラザ店で販売する。2000年5月にギャランと一緒に一部を改良、エンジンを1.8Lから2L・GDIタイプに換装した。2.4Lエンジンの設定はない。アスパイアとは大志を抱く、憧れの意。
2002年9月、ギャランに設定していた2.4L・GDIと2.5L・DOHCターボエンジンを廃止。2L・GDIのみになった。アスパイアも2L仕様だけ。同時に一部車種のホイールとタイヤサイズをアップ、ブレーキをドラムからディスクタイプに変更した。
三菱 ギャラン
8代目として1996年に登場した新型ギャランは、世界に先駆けて開発した究極の高効率1.8Lエンジン=筒内噴射ガソリンエンジン:GDI(Gasoline Direct Injection)を搭載し、燃料消費△35%、パワー+10%、CO2排出量△35%を実現し、地球環境保護やエネルギー問題に対応するとともに、マニュアル感覚のシフト操作をたのしめるINVECS-Ⅱスポーツモード4A/Tと組合わせて力強い走りを実現した。 GDIはその後2.0L、2.4Lエンジン搭載ギャランにも採用を拡大した。 |
保管場所 | : | - |
製作(製造)年 | : | 1996 |
製作者(社) | : | 三菱自動車工業株式会社 |
資料の種類 | : | - |
現状 | : | - |
車名 / 製作 |
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型式 / 重量 |
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車体 / 寸法 |
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車体 / 車軸 / 操縦 / 付属 |
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機関 / 寸法 / 出力 |
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ハイブリッド |
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駆動系 |
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性能 |
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ギャラン
ギャラン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/29 13:38 UTC 版)
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- 森田公一とトップギャラン。森田公一を参照。
- フランス人でレジスタンスの活動家。軍人。
関連項目
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ギャラン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 22:15 UTC 版)
タラのファミリエのペガサス。勇敢で彼女の孤独に寄り添う。普段は、タラの肩に乗れるように体のサイズを小さくしている。通常のサイズに戻すと2人以上を背中に乗せ飛行も可能。ペガサスがファミリエとなることは前例にない。
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