キャピィ族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 07:53 UTC 版)
「アニメ版星のカービィの登場キャラクター」の記事における「キャピィ族」の解説
キャピィ族は、ププビレッジに住んでいる埴輪のような姿の種族。ゲーム版のキャピイがつけていたキノコの帽子はつけていない。古代からププビレッジに住んでいたが、ある時別の種族によって追い出され、100年ほど前にププビレッジへ戻ってきた。純朴ではあるがやや間抜けな日和見主義的民衆という扱いで描かれていることが多く、デデデ大王の悪巧みに利用されたり、突発的なブームに踊らされる、魔獣の襲撃に遭うことが多い。レン村長とキュリオ氏いわくプププビレッジの住人は「色々な地方から集まってきた」「多民族村」(第13話)とのこと。前述の大臣一家もキャピィ族であり、村でキャピィ族ではない者は唯一コックカワサキのみ。 レン村長 声 - 長嶝高士 ププビレッジの村長で「レン牧場」の牧場主でもある。3人の孫がおり、かなりの愛妻家のようである。 村で唯一の自動車を所有しており、運転歴は40年。それだけにドライビングテクニックはかなりのもので、第36話ではホイールカービィの後ろに張り付くように走行し、スリップストリームを発揮してプププグランプリレースで大逆転優勝を果たした(結果、メタナイトの犠牲を無駄にすることになった)。この日はハナ夫人との結婚40周年の記念日(ルビー婚式)だった(運転免許証も結婚したときに取得した)。83話ではデデデの命令で学校の教頭に就任した。98話で戦艦ハルバードに乗り込み、ナイトメアとの最終決戦に参加した。 ハナ 声 - 小松里賀(第2話)→神崎ちろ(第4-98話) レン村長の妻。ややおっとりした性格ではあるが、夫のことをしっかり支えている。料理が上手。第35、36話で結婚40周年を迎えた。新春カービィクイズショーの際にはプププグランプリレースの優勝者は村長夫妻ということがひっかけ問題として出されていた。 村長の孫 声 - 小松里賀、大本眞基子、吉田小百合 村長の家に住んでいる、3人の子供たち。名前は全員不詳で、年齢はブンよりも下。第35話でプププランドグランプリレースが始まるとき、レン村長に「じいちゃん頑張って」と言ったことから孫であることが分かる。 執事 声 - 私市淳 ボルン署長 声 - 私市淳 ププビレッジの警察署長。昔話を聞くと興奮して発砲する。初期は「逮捕する!」が口癖だったが、話が進むにつれてあまり言わなくなった。 プププランド唯一の警察官であるが、普段は平和な村においては閑職であり、10話では交通整理の最中に居眠りをしていた(その間にデデデ大王とレン村長の車が衝突事故を起こし、署長の居眠りに激怒したデデデ大王が行政改革として警察を廃止しようとしたこともある)。第52話では、ホッヘからフィギュアを盗もうとしたデデデを留置場に監禁し、ホッヘから証拠としてフィギュアを没収した。その後、デデデから「お前はどうしてホッヘの家を見張っていた?」と言われて、かなり慌てていた。 レンジャー隊員だった兄(登場しない)がいる。第42話では、警察官でありながら以前にタゴのコンビニでキャンディーを万引きをしたことを告白した。戦艦ハルバードに乗り込み、最終決戦に参加した。 サト 声 - 春林(第3話)→秋田まどか(第10-98話) ボルン署長の妻。村長夫人のハナとは無二の親友。上品で、礼儀正しいが厳しい一面もある。家事が上手なので、村中の女性の憧れの的。署長の拾い集めた落し物が溜まりに溜まった末に、片付けられない女になってしまった事がある(第81話)。 トレードマークは首に巻いているストールと日傘でありこの日傘が身を守ったことがある(第57話)。 モソ 声 - 飛田展男 ププビレッジの郵便局長。劇中では「モソじいさん」と呼ばれることが多い。村一番の年長者で、体力の衰えに関する冗談をよく言うが、現在も徒歩で配達をしており、ウィスピーウッズの森を迷わず歩ける唯一の人物でもある。42話では以前ヤブイの手紙を捨ててしまった事があると判明した。 若いころは「ステッペンウルフ」と呼ばれた伝説のライダーであり、現在でもバイクの腕は落ちていない(91話で判明)。またエンジン音を聞いただけでエンジンの種類とバイクの機種を当てることができる(90話)。 なお、局内にはおそらく村で唯一のパソコンがある(81話)。 メーベル 声 - 水谷優子 ププビレッジの占い師だが、その在り方は本人曰く「村人の悩みを聞いてアドバイスするカウンセラー」(第42・62話)のため、村人たちやデデデからも信頼されている。 サモから片思いされており、当のメーベルは相手にしていない描写が多いが、なんだかんだいってサモのことを想っているようでもある。また住民の事情に詳しいサモから情報を得ることで仕事を成り立たせているため、その点からいってもサモには感謝をしている。 村ではハナ夫人やサト夫人と雑談していることが多い。怪力でもあり、第99話では超巨大な鉄アレイを持ち上げたことがある。戦艦ハルバードに乗り込み、最終決戦に参加した。 サモ 声 - 飛田展男 ププビレッジにあるパブの店主。メーベルに恋心を抱き、積極的にアプローチしている。 客との会話によって、村中の噂話を知っており、その情報はメーベルのカウンセリングに活かされているようである。起伏の少ない声のトーンが特徴的。戦艦ハルバードに乗り込み、最終決戦に参加した。 ビブリ 声 - 関根一則 ププビレッジにある書店の主人。立ち読みは厳禁で、マナーを守らない者はたとえデデデであろうとも本を売らない。 38話で初登場。名前の判明している村人の中ではかなり地味な存在で、登場回数も少ない。 キュリオ 声 - 長嶝高士 骨董屋を経営する考古学者。劇中では「キュリオ氏」と呼ばれることが多い。専門は「古代プププ文明」の研究。他にも古生物学や化学等の理系学問にも精通しており、80話ではパワップDの成分を分析した。83話ではデデデの命令でデデデ帝国大学付属小学校の校長に就任。 村一番の知識人で人柄も誠実なためフームからも慕われるが、他の村人と同様にデデデに利用されたり、ブームに乗せられてしまう事も多い。 最終決戦時には村の復興のためププビレッジに残り、破壊されたデデデ城のデリバリーシステムを修理した。 ガス 声 - 細井治 村のガソリンスタンドの店長。村にはレン村長の車とデデデ大王の車しかない(ガス自身も車を所有していない)ため売り上げは少ないが、特に貧しくはないようである。よく騒動でガソリンスタンドを爆発させられる。好物は酢の物と納豆巻。 外国出身(13話)。昔は暴走族に入っていたが、伝説のライダー・ステッペンウルフ(後の郵便局長モソ)に諭されて暴走族を辞めた。 戦艦ハルバードに整備士として搭乗し、最終決戦に参加した。 タゴ 声 - 斉藤瑞樹 スーパーマーケット並みの品揃えが自慢のコンビニを経営している。よく売れ残りの弁当をカービィに食べさせている(59話など)。42話でボルン署長が店のキャンディを万引きしたと告白した際には実はその事を知っており、仕返しのためにずっと署長のお釣りをごまかし続けていたことを告白した。 52話でフームのアドバイスを受け、売れ残りのチョコレートでカプセルを作り、ガングの店で余ったフィギュアを入れて発売し、チョコエッグブームを巻き起こした。しかし成功に気をよくしたために、空から降ってきたメーカー不明のチョコカプセル(実はナイトメア社製魔獣入りカプセル)を不審に思うことなく売りまくり、結果プププランドが魔獣だらけになってしまったことがある。 72話でワドルディがププビレッジの住人達に売られ村の人口が増えた際には、同じく飲食店を経営しているカワサキと並んでその恩恵にあずかっている。 92話でワドルディたちへの弁当を入札に参加し、コックカワサキと値下げ競争を繰り広げたが途中で降板。 ガング 声 - 斉藤瑞樹 村でおもちゃ屋を経営。 タゴと協力しチョコエッグをヒットさせたが、ナイトメア社の陰謀に利用され、結果的にプププランドを魔獣だらけにしてしまった(52話)。 その他にも自分が仕入れていない、得体のしれない製品を平気で売ってしまい、カービィに危機を及ばせることが多い。最終決戦時は自分も戦いに行きたがっていたが、村の復興の為に残った。 ヤブイ 声 - 関根一則 村内で開業する、プププランド唯一の医師。 殻にヒビの入ったエスカルゴンを「軟体生物は気色悪い」という理由でまともに診察しない、余命幾許も無い患者に「物は試しだ」と言って怪しいドリンクを飲ませる、他人の歯と間違えて郵便局長モソの抜かなくてもいい歯を抜いてしまうなど(42話で判定)非常に杜撰な診療をしており、デデデからは「やぶ医者」と呼ばれている。注射をワドルディ任せにしていたこともある。その一方で徹夜で論文を書き上げる真面目な一面もある(第81話)また、内科から外科、歯科まで様々な医学の知識を有している。 最終決戦時には船医としてハルバードに乗り込むが、怪我人がこないため暇をもて余しており、「早く(戦いが)始まって重症患者が来んかな」と非常に不謹慎な事を言っていた。 羊飼い 声 - 時田光(第1話)→ 飛田展男(第19-21話)→ 斉藤瑞樹(第43話)→ 私市淳(第56話) 村長の牧場で働いている羊飼い。名前は不明。第1話では羊が魔獣のオクタコンに食い尽くされてしまった。第43話でアモンがクーデターを起こした際、羊飼いでありながら羊を逃がしてしまったと村長に誤解され、危うく解雇されかけた事がある。 イロー 声 - 小松里賀、秋田まどか(第38話の途中)、大本眞基子(第44話の途中) 村の子供でカービィたちの遊び仲間。髪を緑のバンドで結んだ女性的容姿の少年。よく木の棒を持っている。ハニーと恋仲。小心者で、肝試しでは二度もハニーを置いて逃げ出した。ちょんまげのような結び髪をしている。 ハニー 声 - 秋田まどか 村の少女。赤い髪飾りが特徴。イローとは相思相愛の仲であるが、肝試しの際には二度も置き去りにされた(45話)。ブンを含んだ4人の中で最も合理的な考え方をする。家は貧しく、第59話の夕食はコンビーフの缶詰のみだった。 ホッヘ 声 - 大本眞基子 村の少年。青いシャツに麦藁帽子という外見。イローやハニーよりも大柄。3人組の中ではやんちゃで生意気な面が目立ち、駄々をこねることも多く、一躍ブームになったチョコカプセルを親の財布を盗んでまで購入を試みた(52話)。55話ではゴルフクラブでデデデ大王を殴っていた。73話では回転寿司を食べたがっていた。 ドロン 声 - 飛田展男(第6話)→斉藤瑞樹(第17話) 警察署の拘置所に入れられているキャピィ族の泥棒。名前は17話で判明。 牢の外に出ていることが多く、村の事件に立ち会っていることもある。彼が罪を犯す場面は多くないが、第17話ではパームとメームの結婚指輪を何度も奪う、脅されてやっと返す、など彼の小悪党さが表われている話もある。第48話ではプププランドに観光客が来た際になぜかスターのような扱いを受け、署長も不思議がっていた。第57話では村人たちが家財道具を山積みにして作ったバリケードの中に閉じ込められていた。第98話にて、警察署が破壊された時にサトなどと一緒に泣いていたことから、署長を家族のように思っていた点が見られる。 イローのパパ 声 - 飛田展男、斉藤瑞樹(第50話の途中) スイカ農家を営む。 イローのママ 声 - 水谷優子(第6話)→秋田まどか(第50-92話) 料理が得意。59話では満漢全席を作った。 ハニーのパパ 声 - 細井治(第50話)→私市淳(第59-62話) ハニーのママ 声 - 瀧本富士子 37話で落し物を拾ってくれたカービィにお菓子を与えた。 ホッヘのパパ 声 - 私市淳(第6話)→飛田展男(第23-80話) ホッヘのママ 声 - 秋田まどか(第6話)→水谷優子(第23-92話)、瀧本富士子(第73話)
※この「キャピィ族」の解説は、「アニメ版星のカービィの登場キャラクター」の解説の一部です。
「キャピィ族」を含む「アニメ版星のカービィの登場キャラクター」の記事については、「アニメ版星のカービィの登場キャラクター」の概要を参照ください。
- キャピィ族のページへのリンク