『MM9―destruction―』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:17 UTC 版)
「MM9」の記事における「『MM9―destruction―』」の解説
怪獣7号 固有名「アブソーラス」 第三話「消された時間」、第四話「ヒメの告白」、第六話「黒い巨像」に登場。 5体が関東地方から1000kmの距離をとり、稚内、ロシアのナホトカ、韓国の慶州、屋久島、西ノ島に出現した透明のクラゲ型宇宙怪獣(同種の怪獣が複数同時に出現した場合、1まとめに命名されることがある)。シリカエアロゲルで構成された一種のケイ素生物で、人間の血を吸う。それぞれがMM1で、全長は4メートル以上。時速1200kmで飛行し、各地で吸血による被害を引き起こした後、5体全てが茨城県東海村に向かった。 怪獣8号 固有名「ゴウキング」 第五話「異星人襲来」、第六話「黒い巨像」に登場。 東海村に海から出現。それぞれ形状の異なる幅20メートルほどの5体のUFO型宇宙怪獣で、5体が合体してドーム状の頭部を持つ巨大ロボット型になる。ロボット形態での身長は25メートル。この能力を生かし、分離合体を臨機応変に行う戦法を取るが、ロボット形態での可動性は関節に制約があるため低い。武器として頭部・胴体・両腕・両膝からビームを発射する。このビームはUFO形態でも発射可能。また、ロボット形態では「ゴワジヴァ、ゴワジヴァ」といった駆動音を立てる。 気特対は確認当初はアブソーラスと混同していたが、アブソーラスとは異なり、金属質の外見を持つ。 怪獣9号 固有名「メカモグラ」 第八話「怪獣神降臨」、第九話「光の女神」に登場。 茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園に出現。地中から現れたが、事前に約600メートルほどの地底に潜伏していた宇宙怪獣であり、移動痕跡が地震として観測されていた。 MM8、高さ20メートル(戦車形態)〜50メートル(四足形態)。出現時は下半身がムカデのような多脚戦車、上半身が恐竜型の怪獣だったが、下半身をケンタウロスのような4足型に変形させることが可能。頭部にはドリルのような円錐型の口と一対の細長い目を有する。武器として、前足付近から曳光弾状の弾体を発射可能だが、これの威力は低く、地球の戦車砲と同程度の模様。 怪獣10号 固有名「ガラコブラ」 第八話「怪獣神降臨」、第九話「光の女神」に登場。 ひたち海浜公園に降下した宇宙怪獣。MM8。円盤形態から怪獣形態に変形可能。怪獣形態の形状はガラスネークに似た蛇状だが、大きさはガラスネークの二倍ほどで、胴体に三対の鰭のような物を有し、頭部がコブラのような形状になっているなどの相違点がある。体色は赤。武器は尻尾の先端から発射される黄色のビーム。 怪獣11号 固有名「ギガント」 第八話「怪獣神降臨」、第九話「光の女神」に登場。 チルゾギーニャ遊星人の神話に語られる「怪獣神」で、空間に現れた亀裂を通ってひたち海浜公園に出現した。他の星の女神に強制的に自らの子供を生ませることによってその星の神話体系を乗っ取り、一族を増やしていく。 MM8〜9、身長60メートル。外見は地球の二足歩行怪獣に似るが、全身が金属光沢に覆われており、全身にトゲを生やしている。頭部には一対の角と二つの複眼が融合したサングラス状の目、歯のついた嘴を持つ。武器として右手に鎌状の刃物、左手にジェット推進で放たれるトゲ付きの鉄球を備えている他、頭部の角から紫色のビームや、攻撃を無効化する円筒型のバリヤーを発生させる。また、クトウリュウと同様に、半径1km以上の範囲を神話宇宙にする能力を持つ。 怪獣12号 固有名「ゴズ」 第八話「怪獣神降臨」、第九話「光の女神」に登場。 1923年の関東大怪獣災害をもたらした怪獣と同一個体で、牛頭天王とも同一。古代から日本を守る神であり、普段はクリプトビオシス状態でジョンストン島沖の海底に眠っている。黒っぽい皮膚と水牛のような2本の長い角を持ち、口から赤色の熱線を吐く。 過去作品でも普及されていたが、本作品で初めて本編に登場した。特徴でも述べられている通り、モデルとなったのはゴジラ。なお、本編に登場した怪獣の中で唯一、明確にモデルとなった怪獣が語られている怪獣である。 怪獣13号 固有名「カガミ」 第九話「光の女神」に登場。 1995年の怪獣ミラと同一個体。古代から日本を守る神「カガミ様」で、飛明神とも同一。ゴス同様、普段はクリプトビオシス状態で東シナ海の海底に眠っている。また、八咫鏡はこの怪獣の姿をかたどったものとされている。「カガ」は蛇の意。 MM8。飛行時はリング型だが、地上に降りると、恐竜ガストニアの首を、ヘビクビガメの首のように長くしたような体型となる。背中にはトゲの生えた甲羅を持っている。飛行速度はマッハ3で、リング状の光でヘリコプターのように揚力と推進力を発生させている。武器は口から放つ青色の粒子ビーム。 メドゥサ・アンドロメダ 第九話「光の女神」に登場。 ヒメが羽化し成体となった姿。「メドゥサ・アンドロメダ」は伊豆野による呼び名で、「世界最古の女神」の名とされる。ギリシア神話のメドゥーサとアンドロメダは、「メドゥサ・アンドロメダ」の伝説が二つに分離した物であるという。 身長は、ジェミーにより巨大化したヒメと同じ40メートルだが、体型は成人女性のもの。目には白目が存在しない。アテナの盾「アイギス」を使い、敵を石化させる。また、七色の粒子で構成される翼を用いた飛行も可能。人間のような感情は失われているようだが、ヒメだったころの記憶は残っている。
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