1996年アトランタオリンピック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/25 04:13 UTC 版)
エンブレム
- オリンピックエンブレムのモチーフは聖火トーチ。その上には、選手たちの目標となる星を、聖火の炎として描いた。下には近代五輪100周年を記念して100という数字がある。色彩には、金メダルの金や、アトランタ市の木の月桂樹の緑が用いられた[1]。
ハイライト
大会は7月19日に開会式が行われた。
開会式
エンターテイメント性が色濃く打ち出された。一方で、式は長時間となった。
聖火台への聖火の点火者は秘密にされていたが、当日はパーキンソン病を患うモハメド・アリが震える手で点火し、大きな感動を呼んだ[2]。
閉会式
競技
マイケル・ジョンソンが男子陸上200mを19秒32の世界記録(当時)で制した。
日本勢は田村亮子が柔道決勝で北朝鮮のケー・スンヒの柔道着を左前に着けるという奇策の前に敗れ、バルセロナ大会に続き銀。また、セーリングでは女子470級で重由美子、木下アリーシア組が日本ヨット界史上初のオリンピックメダルを獲得した。自転車競技では十文字貴信が1000mタイムトライアルで銅メダルを獲得した。陸上女子マラソンでは有森裕子が前回のバルセロナオリンピックに続いてメダルを獲得した。また、男子サッカーは1次リーグでブラジルを破る(マイアミの奇跡)など2勝1敗としたが、リーグ敗退となった。
競技会場
- センテニアル・オリンピックスタジアム(開閉会式、陸上競技)
- ジョージア・ドーム(体操競技、バスケットボール、ハンドボール)
- ジョージア工科大学(水泳競技)
- アトランタ・フルトン・カウンティ・スタジアム(野球)
- ジョージア・ワールド・コングレス・センター(フェンシング、ハンドボール、柔道、卓球、レスリング、重量挙げ)
- オムニ・コロシアム(バレーボール)
- パンサー・スタジアム
- ハーン・スタジアム
- ジョージア州立大学スポーツ・アリーナ(バドミントン)
- フォーブス・アリーナ(バスケットボール)
- アレクサンダー・メモリアル・コロシアム(ボクシング)
- ストーン・マウンテン・パーク
- アトランタビーチ(ビーチバレー)
- ウルフ・クリーク射撃場
- ジョージア国際ホースパーク
- ラニー湖
- サンフォード・スタジアム(サッカー決勝)
- ステーゲマン・コロシアム
- ワソー・サウンド
- オコイー・ホワイトウォーター・センター
- ゴールデン・パーク
- リージョン・フィールド
- RFKスタジアム
- シトラス・ボウル
- マイアミ・オレンジボウル
実施競技
※括弧内の数字は実施種目数。
注釈
出典
- ^ 歴代五輪エンブレム(3)アトランタ - 人民網 日本語版
- ^ “口パク、ハト焼死… 物議や話題呼んだ五輪開会式の演出あれこれ”. 毎日新聞. (2021年3月19日) 2021年3月19日閲覧。
- ^ “東京オリンピック2020|野球|競技紹介”. 朝日新聞デジタル. 2020年12月31日閲覧。
- ^ ““彼は本当にやっていない” 『リチャード・ジュエル』無実を確信! アリバイ検証シーン公開”. クランクイン. (2020年1月10日) 2020年1月13日閲覧。
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