豊田市
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交通
トヨタ自動車の企業城下町ということもあり自家用車の利用比率はかなり高い[要出典]。そのため、バス路線の廃止や交通空白地域への対策としてコミュニティバスを導入している。近年では、公共交通機関の通勤利用をトヨタ自動車をはじめとして企業ぐるみで推進している。
鉄道
豊田市内の鉄道路線は概ね南北に通っており、東西に通る路線は名鉄豊田線・リニモなどごく一部のみである。路線は西部の一部地域に偏っており東部には全く存在しない。 国鉄→JR線であった岡多線も、1988年(昭和63年)に愛知環状鉄道・愛知環状鉄道線に転換され、JRの鉄道路線・駅は存在しない。
名古屋駅に出るには、名鉄知立駅・名古屋市営地下鉄伏見駅・丸の内駅・愛知環状鉄道高蔵寺駅・中岡崎駅・岡崎駅・リニモ藤が丘駅などで1回は乗り換えが必要となる。市内を通る全部の電車が普通電車(各駅停車)であり、必ず乗換が必要なので、バスの利用も多い。新幹線では駐車場の便も考慮して三河安城駅の利用が多くなる。
中部国際空港(セントレア)へ鉄道で行くには、豊田市駅から名鉄電車で行けるが、知立駅と神宮前駅で乗り換える必要がある。さらに神宮前駅から中部空港までノンストップで行く場合は、ミュースカイに乗るためμチケット(特別車両券)が必要で、360円が別途かかる[注釈 4]。したがって当市から空港に赴く際には、バスや車の利用が多くなる。
なお、名鉄・リニモ・愛知環状鉄道のいずれも、manaca・TOICAと相互利用できる各種IC乗車カードの利用が可能である。
将来的に名鉄は三河線の知立 - 豊田市間を複線化を目指し2027年までには名鉄名古屋 - 豊田市間に特急を運行させ、現行の60分から約40分に短縮する計画を立てている。知立駅の高架事業と複線化工事を負担する経費が知立市の財政的に負担となっているため、現段階では豊田市内の区間は複線化される一方で知立市内は一部単線となる構想である。
鉄道路線
- 名古屋鉄道(名鉄)
- TT 豊田線
- MY 三河線
-
浄水駅
(2018年(平成30年)11月) -
上豊田駅
(2018年(平成30年)12月) -
梅坪駅
(2010年(平成22年)11月) -
猿投駅
(2019年(令和元年)9月) -
平戸橋駅
(2009年(平成21年)8月) -
越戸駅
(2019年(平成31年)2月) -
豊田市駅
(2017年(平成29年)6月) -
上挙母駅
(2019年(平成31年)2月) -
土橋駅
(2019年(令和元年)10月) -
竹村駅
(2019年(平成31年)2月) -
若林駅
(2018年(平成30年)10月) -
三河八橋駅
(2018年(平成30年)10月)
- 愛知環状鉄道(愛環)
- ■ 愛知環状鉄道線
-
(愛知環状鉄道)八草駅
(2007年(平成19年)5月) -
篠原駅
(2018年(平成30年)11月) -
保見駅
(2018年(平成30年)11月) -
貝津駅
(2018年(平成30年)11月) -
四郷駅
(2008年(平成20年)8月) -
愛環梅坪駅
(2019年(平成31年)2月) -
新豊田駅
(2005年(平成17年)6月) -
新上挙母駅
(2008年(平成20年)5月) -
三河豊田駅
(2014年(平成26年)10月) -
末野原駅
(2008年(平成20年)10月) -
永覚駅
(2008年(平成20年)10月) -
三河上郷駅
(2006年(平成18年)10月)
- 愛知高速交通(リニモ)
- ■ 東部丘陵線
-
陶磁資料館南駅
(2014年(平成26年)7月) -
(愛知高速鉄道)八草駅
(2007年(平成19年)5月)
廃止路線
- 名古屋鉄道
- (2004年(平成16年)廃止)■ 三河線
-
渡刈駅跡
(2009年(平成21年)12月) -
三河御船駅跡
(2009年(平成21年)12月) -
枝下駅跡
(2009年(平成21年)12月) -
三河広瀬駅跡
(2011年(平成23年)4月) -
西中金駅
(2002年(平成14年)3月)
バス
路線バス
豊田市には鉄道のない地域や駅から遠く離れた地区が多いため、合併前の旧市域を中心に多くのバス路線が設定されている。以前は豊田市内から栄や名古屋駅(名鉄バスセンター)などの名古屋市内へ乗り換えなしで名鉄線・地下鉄より安く行ける都市間高速バスが存在したが2020年3月限りで廃止となっている。
中部国際空港(セントレア)への直行バスも存在し、名鉄バスが運行している。
- トヨタ本社線
道路
近年、新東名高速道路や東海環状自動車道の整備が進み、県内有数の交通の拠点になりつつある。
高速道路
- E1 東名高速道路
- (岡崎市) - (19-2)豊田ジャンクション - (19-3) 豊田上郷サービスエリア/スマートIC - (20)豊田インターチェンジ -(みよし市)
- E1A 新東名高速道路
- (岡崎市) - (1)豊田東ジャンクション
- E1A 伊勢湾岸自動車道
- (1)豊田東ジャンクション - (2)豊田東インターチェンジ - (19-2)豊田ジャンクション - (3)豊田南インターチェンジ -(刈谷市)
- C3 東海環状自動車道
- (1)豊田東ジャンクション - (2)豊田松平インターチェンジ - (2-1)鞍ヶ池パーキングエリア - (3)豊田勘八インターチェンジ - (4)豊田藤岡インターチェンジ -(瀬戸市)
- 一般有料道路
- 八草インターチェンジ - 八草東インターチェンジ - 八草本線料金所 - 加納インターチェンジ - 猿投インターチェンジ - 猿投東インターチェンジ - 中山インターチェンジ - 西広瀬パーキングエリア - 西広瀬本線料金所 - 西広瀬インターチェンジ - 枝下インターチェンジ - 力石インターチェンジ
- (知立市) - 生駒インターチェンジ
-
豊田ジャンクション俯瞰
(2017年(平成29年)8月) -
上郷サービスエリア上り線側施設
(2013年(平成25年)1月) -
豊田インターチェンジ
(2014年(平成26年)3月) -
豊田東ジャンクション
(2018年(平成30年)8月) -
豊田南インターチェンジ
(2018年(平成30年)4月) -
豊田アローズブリッジ
(2017年(平成29年)8月) -
豊田松平インターチェンジ
(2015年(平成27年)3月) -
鞍ヶ池パーキングエリア
(2019年(令和元年)5月) -
豊田勘八インターチェンジ
(2010年(平成22年)10月) -
豊田藤岡インターチェンジ
(2010年(平成22年)10月) -
猿投東インターチェンジ
(2016年(平成28年)10月) -
力石インターチェンジ
(2011年(平成23年)6月) -
生駒インターチェンジ
(2020年(令和2年)8月)
国道
-
国道153号
(落合町、2013年(平成25年)8月) -
国道153号
(伊勢神トンネル起点付近、2005年(平成17年)7月) -
国道155号豊田南バイパス
(花園町、2012年(平成24年)7月) -
国道301号
(松平町、2012年(平成24年)7月) -
国道419号
(小原町、2012年(平成24年)6月) -
国道420号
(足助町、2013年(平成25年)5月) -
国道473号
(野原町、2013年(平成25年)5月)
県道
市内主要道路
- 市内の道路通称名
- 元町通り
- いちょう通り
- けやき通り
- 内環状線
- 外環状線
- 豊田東西線(国道153号の一部、国道301号の一部)
- 豊田南北線(国道248号の一部、国道419号の一部)
- 上郷街道(愛知県道76号豊田安城線の一部)
- 高岡街道
ナンバープレート
- 「豊田」ナンバー
自動車のナンバープレートは、以前は「三河」ナンバーが使われていた。豊田市では、2005年(平成17年)5月には愛知県から国土交通省へ要望として提出された。7月28日に「ご当地ナンバー」を導入推進する地域として、愛知県では「岡崎」「一宮」と共に選ばれた。実際に「豊田」ナンバーが導入されたのは2006年(平成18年)10月10日である。なお、このナンバーが適用されるのは豊田市内のみとなる。
交通安全
- 豊田市交通安全学習センター
その他の交通施設
- 朝日ケ丘自転車保管所
瀬戸市 | 岐阜県土岐市 瑞浪市 恵那市 | 長野県根羽村 | ||
長久手市 日進市 みよし市 |
設楽町 | |||
豊田市 | ||||
刈谷市 | 知立市 安城市 岡崎市 | 新城市 |
注釈
出典
- ^ 工業統計調査(2014年) - 経済産業省(2017年12月10日閲覧)
- ^ CORPORATION, TOYOTA MOTOR. “歴史 | トヨタの歩み | 企業情報”. トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト. 2023年5月22日閲覧。
- ^ 矢作川「鵜の首地区」拡幅、洪水被害の解消期待 愛知・豊田市で着工式 中京テレビ 2021年3月22日
- ^ 気象予報区:分割される市区町村
- ^ 『豊田市統計書(平成28年度版)』:7ページ
- ^ a b 『新修豊田市史 概要版 「豊田市のあゆみ」』:49ページ
- ^ 『新修豊田市史 概要版 「豊田市のあゆみ」』:38ページ
- ^ a b 河川コード台帳(河川コード表編) - 中部地方整備局(国土交通省中部地方整備局、2019年(平成30年)1月20日閲覧)
- ^ “豊田 1991-2020年”. 気象庁. 2024年3月9日閲覧。
- ^ “稲武 1991-2020年”. 気象庁. 2024年3月9日閲覧。
- ^ a b c 豊田市の今月の人口|豊田市ホームページ
- ^ “とよたの歴史>旧石器時代・縄文時代・弥生時代・古墳時代”. 豊田市 (2015年6月3日). 2020年8月13日閲覧。
- ^ 「舞木廃寺塔跡」『国指定史跡ガイド』(講談社)
- ^ a b “とよたの歴史>奈良 平安時代・鎌倉室町時代・戦国時代・江戸時代”. 豊田市 (2018年10月11日). 2020年8月13日閲覧。
- ^ 図典 日本の市町村章 p138
- ^ 一般財団法人自治体国際化協会 データ
- ^ 「豪雨 愛知・岐阜も急襲 死者・不明97人」『朝日新聞』昭和47年(1972年)7月13日夕刊、3版、1面
- ^ 『豊田市史 四巻』豊田市役所、1977年3月1日、32-34頁。
- ^ 『豊田市史 四巻』豊田市役所、1977年3月1日、36頁。
- ^ 新修豊田市史編さん専門委員会編『新修豊田市史 資料編 現代Ⅰ』豊田市役所、2015年3月、106頁。
- ^ “平成31年度当初予算関連資料” (PDF). 豊田市役所 (2019年2月15日). 2019年2月17日閲覧。
- ^ a b “平成31年4月7日執行 愛知県議会議員一般選挙 投票状況速報” (PDF). 愛知県選挙管理委員会 (2019年4月7日). 2019年4月7日閲覧。
- ^ “第49回衆議院議員総選挙(小選挙区) 投票状況速報” (PDF). 愛知県選挙管理委員会 (2021年10月31日). 2021年11月1日閲覧。
- ^ “消防「幽霊団員」に3億円 4700人、2年間活動なく 政府、実態把握へ 毎日新聞調査”. 毎日新聞. 2022年7月2日閲覧。
- ^ トヨタ支援の「空飛ぶクルマ」 愛知と東京で開発 日本経済新聞、2017年9月14日、2023年9月23日閲覧
- ^ 「あいちフレンドシップ交流アルバム」(あいちフレンドシップ交流アルバム)
- ^ 『豊田市統計書(平成28年度版)』:168ページ
- ^ 『豊田市統計書(平成28年度版)』:174ページ
- ^ とよたの名産品(豊田市、2018年(平成30年)8月30日閲覧)
- ^ “四季桜について|四季桜と紅葉の共演美”. 小原観光協会. 2022年12月15日閲覧。
- ^ a b 松平東照宮(「豊田市観光協会」ウェブサイト、2012年3月17日閲覧)
- ^ 『'99プロ野球 12球団全選手百科名鑑』 第23巻第3号(通算:第246号 / 1999年3月号)、日本スポーツ出版社、1999年3月31日、177頁。
- ^ 「ほっとした戦力外通告「プロ野球の世界では負け組。でも社会人では勝ち組に…」94年中日・ドラフト1位の今は32人の部下を持つ工場の現場監督」『中日スポーツ』中日新聞社、2020年5月28日。2020年5月28日閲覧。オリジナルの2020年5月28日時点におけるアーカイブ。
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