舵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 01:39 UTC 版)
単独の舵を持たない船舶
単独の舵を持たない船舶は、推進力を直接偏向することによって操船を行っている。
- 船外機を動力に用いる船舶では、船外機の向き(スクリュープロペラを含む)を変えることによって船体の進行方向を変える。推進源であるスクリュープロペラ自体が変角出来るので舵が必要ない。アジマススラスター搭載船も同様である。
- 水上オートバイなどのウォータージェット推進をおこなう船舶は、低速航行用のスクリュープロペラを持つものを除いて舵を備えていない。
- ホバークラフトは、前進推力を生むプロペラの後方に航空機に似た操舵機構を持ち、水中には舵を持たない。
- タグボートは、機動性を持たせるため舵の機能を持った特殊なスクリュープロペラ(シュナイダープロペラまたはアジマススラスター)を装備しており、単独の舵を装備していない船が多い。
参考書籍
- 川崎豊彦『船舶の基本と仕組み』、秀和システム、2010年6月1日第1版第1刷発行、ISBN 9784798025940
関連項目
舵と同じ種類の言葉
- >> 「舵」を含む用語の索引
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