悪意のあるソフトウェアの削除ツールとは? わかりやすく解説

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悪意のあるソフトウェアの削除ツール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/07 04:46 UTC 版)

Windows > Windowsのセキュリティ機能 > 悪意のあるソフトウェアの削除ツール
悪意のあるソフトウェアの削除ツール
開発元 マイクロソフト
初版 2005年1月13日 (19年前) (2005-01-13)
最新版
5.130 / 2024年11月12日 (56日前) (2024-11-12)
対応OS Windows 11
Windows 10
Windows 8
Windows 7
Windows Server 2022
Windows Server 2019
Windows Server 2016
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2012
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2008
プラットフォーム Microsoft Windows
対応言語 英語、アラビア語、中国語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、ヘブライ語、ハンガリー語、イタリア語、日本語、朝鮮語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語、トルコ語
サポート状況 配布中
種別 アンチウイルス
ライセンス プロプライエタリフリーウェア
公式サイト support.microsoft.com/kb/890830
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悪意のあるソフトウェアの削除ツール(あくいのあるソフトウェアのさくじょツール、英語: Malicious Software Removal Tool)とは、マイクロソフト無料で配布しているWindows対応のコンピュータウイルス除去ツールである。初版は2005年1月13日にリリースされた[1]。コンピューターに多種多様なマルウェアが無いかスキャンし、感染している場合は除去を試みる。Windows Updateで自動的に配布されるが、手動でダウンロードすることもできる[2][3][4]

通常、Windows Updateによる米国向け月例パッチの配布日と同じ毎月第2火曜日にアップデートされ、Windows Updateを通して配布された後、一回バックグラウンドでスキャンされ、もし「悪意のあるソフトウェア」が見つかった場合はレポートされる。また、ユーザーはMicrosoft ダウンロード センターから手動でダウンロードすることもできる[3]。スキャン結果は「%windir%\debug\mrt.log」にあるログファイルに記録される[2]。手動で起動する場合はスタートメニューからコマンドプロンプトファイル名を指定して実行で「mrt.exe」と入力して実行する。

「悪意のあるソフトウェア」が見つかった場合、感染に関する匿名データがマイクロソフトに送信される設定にされており[2]、この挙動はソフトウェア利用許諾契約でも明記されているが任意に無効化することもできる[5]

2006年6月にマイクロソフトは、2005年1月以降、ツールを実行した2億7千万台のWindowsコンピューターのうち感染があった570万台から1600万の「悪意のあるソフトウェア」が削除され、平均311台に1台の割合で削除されていると発表した[1]。さらに2009年5月19日までに859,842台のコンピューターでキーロガーをこのツールが削除したと発表している[6]

脚注

参考

外部リンク




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