悪意ある利用者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 21:28 UTC 版)
ち各板で他者に対する誹謗中傷や私人のプライバシー暴露、個人をおとしめるために虚偽の情報を書き込む者もいる。ほかにも、ブラウザクラッシャーという有害なリンクや、グロテスクな死体の画像といった精神的苦痛を与えるリンク・いわゆる精神的ブラクラなどを掲示板に貼る人もいる。このため、対策・警戒をせずに無思慮こにリンクにアクセスする(リンクを『踏む』と称する)ことは、これらの危険にさらされる危険性がある。また、ある人物や企業へ損害を与えようとして、それらが管理する掲示板を荒らすようにたきつける書き込みをする者、検定試験の問題を事前に漏らす者、面白半分で犯行予告を2ちゃんねるに書き込んで実際に逮捕される者、さらにはネオむぎ茶(西鉄バスジャック事件の犯人)など現実に殺人などの犯罪を起こした者もいる。これらの悪意のある利用者には、管理人であった西村博之や各運営人もお手上げ状態であり、これが管理されていない何でもありの掲示板という悪評につながっている。そればかりか、特に荒らしへの削除や書き込み規制が行われない場合は管理者側がむしろ誹謗中傷や荒らしに加担しているとの批判もある(外部リンク参照)。 2ちゃんねらーとは呼ばれないが、スクリプトを使った宣伝広告をスレッドに貼り、2ちゃんねるのサーバに対して負荷を与える業者もいる。こういった作業を行うのは、多くがアダルトサイト業者、もしくは舎弟業者である。2ちゃんねる管理側の対策としては、その業者が使っている特定のホスト名からプロバイダごと2ちゃんねるに書き込みをできなくさせる設定を行うために、偶然にその業者と同じプロバイダを使っている個人が、連帯責任を負わされるような状態にされてしまう(具体的には、書き込みが不可になる)ケースが多い。 このほか、自説や自身が支持する政党などを宣伝するため、同じ内容のレスを何度もコピペして書き込むという迷惑行為が横行している。なお、コピペに対しては「報告されたもので、特に異議が挟まれていなければ実際に荒らしとして処理がどんどん進んでいきます」としている。しかし規制対象になるか否かは非常に恣意的であり、スレッド潰しに対しては何ら対処がされないことがほとんどである。
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