第一種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 04:22 UTC 版)
第一種の筆者は現存する巻のうち、巻一、九、二十を担当している。古今集の冒頭の巻一と最後の巻二十を担当していることから、3人の筆者の中でもっとも地位の高い人物と推定される。筆者については藤原行成の子の藤原行経(1012-1050)とする説が有力だが、確証はない。第一種の書風は今日に至るまで仮名書道の手本として尊重されている。書風は、秀麗温雅で、字形は直筆を主として、くせがなく、連綿(数文字を続けて書くこと)は控えめである。現存が公にされているのは、五島美術館の巻1断簡(歌番号1~3)、三井記念美術館の巻1断簡(歌番号6~8)、遠山記念館の巻1断簡(歌番号9~10)、常盤山文庫の巻1断簡(歌番号19~21)、香雪美術館の巻1断簡(歌番号28~32)、サンリツ服部美術館の巻1断簡(歌番号41~44)、出光美術館の巻1断簡(歌番号46~49)、書芸文化院春敬記念書道文庫の巻1断簡(歌番号55)、アーティゾン美術館の巻1断簡(歌番号62~66)、湯木美術館の巻9断簡(歌番号406)、文化庁保管の手鑑「かりがね」所収の巻9断簡(歌番号412)、MOA美術館の手鑑「翰墨城」所収の巻9断簡(歌番号417)、書芸文化院春敬記念書道文庫の巻9断簡(歌番号418)、高知県立高知城歴史博物館の巻20完本(歌番号1069~1100)で、他に個人所蔵のものを含めれば約20点の断簡がある。第一種と同筆または同系統の筆跡としては、大字和漢朗詠集切(諸家分蔵)、深窓秘抄(藤田美術館蔵)、和歌躰十種(東京国立博物館蔵)、歌仙歌合(和泉市久保惣記念美術館蔵)などがある。
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「第一種」の例文・使い方・用例・文例
- 普通自動車第一種免許
- 第一種運転免許という運転免許
- 第一種漁船という,漁船の従業制限の分類
- 第一種漁船という分類に属する漁船
- 第一種兼業農家という,農家の分類
- 第一種兼業農家という分類に属する農家
- 第一種電気通信事業者の通信回線を借りてVANなどの通信事業を行う業者
- ニューコモンキャリアという,電気通信事業の自由化に伴ない,新たに第一種電気通信事業に参加した業者
- 第一種指定地域という,公害健康被害の救済対象としての地域分類
- 第一種指定地域という,公害健康被害の救済対象としての地域分類に属する地域
- 第一種特定化学物質という,生物への有害度による物質分類
- 第一種特定化学物質に属する化学物質
- 厚生年金制度において,第一種被保険者という立場
- 厚生年金制度において,第一種被保険者という立場の人
- 第一種電気通信事業以外の電気通信事業
- 電気通信事業の自由化に伴って新規に第一種電気通信事業に参加した業者
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