はっぽう‐ざい〔ハツパウ‐〕【発泡剤】
発泡剤
セルラーラバー、ウレタンフォームなど発泡性高分子をつくる場合に使用する物質で、加熱によりガス化して発泡させるペンタン、ネオペンタン、二塩化メチレン、各種フレオンなどの蒸発型発泡剤と化学反応により分解してガスを発生、放出する重炭酸ナトリウム、アジド化合物、アゾジカーボンアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジドなどの化学分解型発泡剤がある。ウレタンフォームの場合には、かつてはフロンが多量に使用されていたがオゾン層保護のため使用禁止となり、低級な炭化水素に代替したり、水を加えてイソシアネートと反応させて発生する炭酸ガスを利用したりしている。
参照 フロン対策発泡剤
発泡剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/02 14:27 UTC 版)
発泡剤(はっぽうざい、英語: blowing agent[1][2])とは、製品中に泡を生じさせるために添加される薬品のこと。分解によりガスを生じる物質、またはそれ自体ガスとなる物質である。
起泡剤[3]の一種であることから、しばしば「発泡剤」と「起泡剤」の語が混用されることがある[4][5][6]。
主な発泡剤と原理
利用
- ゴム用発泡剤として炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、ジアゾアミノベンゼン、N,N'-ジニトロソペンタメチレンテトラミンを利用。
- 発泡スチロール製造にブタン、ペンタン、ヘキサンを利用。
- 泡消火器に硫酸アルミニウムと炭酸ナトリウムの混合粉末を利用。
- パン製造に炭酸水素ナトリウムを利用。
- 炭酸カルシウムを廃ガラスのリサイクル利用とする防犯砂利の製造に使用。
脚注
- ^ Weblio 翻訳
- ^ blowing agentの意味・用例|英辞郎 on the WEB:アルク
- ^ 泡の発生・維持を促進する界面活性剤などの総称。「起泡剤(きほうざい)とは(ブリタニカ国際大百科事典) - コトバンク」および「岩波理化学辞典」(第5版)、1998年」参照。
- ^ 起泡剤(きほうざい)とは(日本大百科全書) - コトバンク
- ^ 起泡剤とは - Weblio辞書
- ^ 発泡剤(ハッポウザイ)とは - コトバンク
関連項目
外部リンク
- 発泡剤とは - 大車林 Weblio辞書
発泡剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 03:38 UTC 版)
ラウロイルサルコシンソーダ、ラウリル硫酸ナトリウム、ショ糖脂肪酸エステル、石ケン素地、アルキルグリコシド等が使われる。
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