yahmanとは? わかりやすく解説

ヤーマン

英語:yahman

「ヤーマン」とは、レゲエ文化において「よう調子はどうだい」というフランクな挨拶の意味で用いられる表現である。ジャマイカ語(パトワ語)の挨拶表現であり、もともとは英語の「yeah man(ようお前ら)」に由来するとされる。

沖縄の方言では「痛くない」という意味で「ヤマン」というが、これは「ヤーマン」とは特に関係ない。

固有名としての「ヤーマン(YAMAN)」は、通販でおなじみ美容健康機器の製造販売などを手掛ける事業者である。東証プライム上場。

「ヤーマン」の意味

挨拶表現としての「ヤーマン」、主にジャマイカにおいて日常語として用いられている「ジャマイカ・クレオール語」(別名「ジャマイカ語」または「パトワ語」)の挨拶表現であり、「調子はどう?」とか「元気にしてる?」といった意味合いで用いられる言葉である。

ジャマイカ語=パトワ語は、英語(ジャマイカの公用語)とアフリカの言語のハイブリッドといえる言語である。ジャマイカが17世紀20世紀半ば頃までイギリスの植民地だった歴史的経緯を背景に、イギリス人の英語と、(奴隷として連れて来られた)アフリカ人の言語その他が影響し合って形成された。

ちなみにジャマイカは1962年に独立国となった。

現在のジャマイカの公用語は英語であり、言語教育においては正しい英語の習得が目指されている。

パトワ語とレゲエカルチャー

パトワ語は音楽ジャンルの「レゲエ」と関係の深い言語である。パトワ語の語彙のいくつかは、日本でもレゲエ用語として扱われることがままある。

ラスタファリアニズム(Rastafarianism)

レゲエの根底には「ラスタファリアニズム(Rastafarianism)」と呼ばれる思想がある。ラスタファリアニズムを実践する人々を「ラスタファリアン」または「ラスタ」などという。

ラスタファリアニズムは、ジャマイカ生まれの黒人民族主義の運動家「マーカス・ガーベイ(Marcus M. Garvey)」が唱えたアフリカ回帰の考え方である。

ガーベイは「アフリカに目を向けよ、黒人が王位についた暁には、解放の日が近い(look to Africa when a black king shall be crowned, for the day of deliverance is near)」という言葉を残している。この発言は、後にエチオピアでハイレ・セラシエ1世(Haile Selassie)が皇帝に即位した際、この即位を予言していたのだと解釈されるようになり、ガーベイは崇められる存在となった。

「ヤーマン」の由来

「ヤーマン」は英語の「Yo, man.」もしくは「Yeah, man.」といった挨拶表現が変化して成立した表現とされている。なお「man」の語を含むが男性に限らず女性に対する挨拶としても使える。さらに「ヤーマン」と挨拶された場合の返し方として同じく「ヤーマン」と言い返す使い方もできる。非常に幅広い文脈で柔軟な使い方をされる表現である。



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