smile (THE YELLOW MONKEYのアルバム)とは? わかりやすく解説

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smile (THE YELLOW MONKEYのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/14 00:24 UTC 版)

『smile』
THE YELLOW MONKEYスタジオ・アルバム
リリース
録音 1994年4月8月10月
日本コロムビア
Music Inn
ジャンル ロック
時間
レーベル TRIAD / 日本コロムビア
プロデュース 吉井和哉
宗清裕之
チャート最高順位
ゴールドディスク
ゴールド (日本レコード協会 1996年5月)
THE YELLOW MONKEY アルバム 年表
jaguar hard pain
(1994年)
smile
(1995年)
FOUR SEASONS
(1995年)
『smile』収録のシングル
  1. 熱帯夜
    リリース: 1994年7月21日
  2. Love Communication
    リリース: 1995年1月21日
  3. 嘆くなり我が夜のFantasy
    リリース: 1995年3月1日
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smile』(スマイル)は、日本ロックバンドTHE YELLOW MONKEYの4枚目のオリジナルアルバム。

1995年2月1日日本コロムビア・トライアドレーベルよりリリースされた。 また、1995年7月21日ミニディスク盤が、2000年8月19日に廉価盤が再発された。さらに、2013年12月4日に、リマスター盤Blu-spec CD2にて再発売された。

解説

  • 前作『jaguar hard pain』がコンセプト・アルバムであったのに対し、本作は吉井曰く「ハード・フレンチ・ポップを目指した」作品となっている。これは純粋にメンバーの「もっと売れたい」「チャートの上位で勝負がしたい」という願いが結実したもので、初のオリコンチャートTOP10入りを果たすなど、狙い通り売上は前作に比べ大幅にアップした[1]
  • タイトルの『smile』は、吉井曰く「シンプルでわかりやすいタイトルにしたかった」と語っている[1]
  • ジャケットのデザインはスウェードのパロディ[2][3]
  • バンドとして唯一ミニディスク盤(品番:COYA-54)が、1995年7月21日にシングル「追憶のマーメイド」と初の日本武道館ライブを収録したVHS『Cherry Blossom Revolution-Live at BUDOKAN-』と合わせて3タイトル同時発売された。

評価

  • ROCKIN'ON JAPAN』誌上のディスクレビューでは「産業廃棄物」と酷評された。吉井は同誌上の連載コーナーであるエッセイにて「(『smile』は)命を削って作ったものである」と本作に込めた思いを綴り、これに反論した[4]

収録曲

CD
全作詞: 吉井和哉
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「Smile」吉井和哉吉井和哉吉井和哉
2.「マリーにくちづけ」吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
3.Love Communication吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
4.「サイケデリック・ブルー」吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
5.「See-Saw Girl」吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
6.「争いの街」吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
7.「エデンの夜に」吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
8.「イエ・イエ・コスメティック・ラヴ」吉井和哉吉井和哉・菊地英昭THE YELLOW MONKEY
9.「ヴィーナスの花」吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
10.「“I”」吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
11.「Hard Rain」吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
12.嘆くなり我が夜のFantasy吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
13.熱帯夜吉井和哉吉井和哉THE YELLOW MONKEY
合計時間:

楽曲解説

  1. Smile
    冒頭にロシア語のナレーションが入っている。メンバーは一切演奏に参加していない。
  2. マリーにくちづけ
    前曲と繋がっている。
  3. Love Communication
    先行シングル曲。アルバムのレコーディング後に「勝負曲としてのシングルナンバーがほしい」というスタッフの強い要望により、急遽制作されたナンバーである[5]
  4. サイケデリック・ブルー
    「Spaekleの惑星X」Block.2で再結成後初披露した。
  5. See-Saw Girl
    5thシングル『Love Communication』カップリング。
  6. 争いの街
    戦争で離ればなれになった恋人をテーマとしており、前作『jaguar hard pain』のコンセプトを引き継いだ楽曲[5]
  7. エデンの夜に
    『Love Communication』を制作するまで吉井のいち押しシングル候補であった[5]
  8. イエ・イエ・コスメティック・ラヴ
    レコーディング半ばまでサビのフレーズは完成時よりも単純なものであったが、歌入れ直前に現在のものに変更された[5]
  9. ヴィーナスの花
    「エデンの夜に」同様、吉井のシングル候補であったが、スタッフから「弱い」とダメ出しされたという[6]
  10. “I”
  11. Hard Rain
    吉井が亡くなった友人に捧げたバラード曲。
  12. 嘆くなり我が夜のFantasy
    インディーズ時代からのライブでの定番ナンバー。アルバム用に新たに録音するにあたって、歌詞を一部変更してレコーディングされ、後に6thシングルとしてリカットされた。歌詞中に、アメリカ合衆国のバンドであるエアロスミス1982年に発表されたアルバムのタイトル『美獣乱舞』が登場する。
  13. 熱帯夜
    4thシングル。

参加ミュージシャン

脚注

  1. ^ a b ROCKIN'ON JAPAN 1995年1月号
  2. ^ 円堂都司昭 (2016年8月20日). “THE YELLOW MONKEYは“日本のロック”を堂々と鳴らす——サマソニ出演に寄せる期待”. Real Sound. https://realsound.jp/2016/08/post-8845.html 
  3. ^ SWITCH 2019 VOL.37. (2019) 
  4. ^ 吉井和哉『吉井和哉の㊙おセンチ日記』ロッキング・オン、1996年
  5. ^ a b c d TRIAD COMPLETE BOX ブックレット
  6. ^ ROCKIN'ON JAPAN 1995年8月号

外部リンク


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