silicon-drift detectorとは? わかりやすく解説

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シリコンドリフト検出器

略語SDD
【英】:silicon drift detector

エネルギー分散型X線検出器のひとつ。入射X線によって、Li拡散させたP型Siから発生した電子を、同心円状電位勾配持った電極構造により効率よくアノードに導くようにした素子で、Si不純物コントロールによって、熱ノイズ減少図られており、ペルチェ冷却による−15程度冷却使用できるSDD利点は、分解能SSD同程度で、SSD比較して計数率は1上高い(>1×105cps)ことである。EDS装置検出器使われる

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シリコンドリフト検出器

(silicon-drift detector から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/09 02:51 UTC 版)

シリコンドリフト検出器(シリコンドリフトけんしゅつき、Silicon Drift Detector、SDD)は、エネルギー分散型X線検出器(Energy Dispersive X-ray Detector)の一種であり、半導体検出器である。従来のシリコン半導体検出器(Si(Li)検出器)に比べ、同じエネルギー分解能で、高計数での処理が可能である。つまり、良いエネルギー分解能を維持したまま、多くのX線を計数することが可能である。さらに、ペルティエ素子での冷却による動作が可能であるため、液体窒素による冷却が必要ないので、検出器全体が小型かつ軽量である。






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