シリコンドリフト検出器 SDD: silicon-drift detector
シリコンドリフト検出器
シリコンドリフト検出器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/09 02:51 UTC 版)
シリコンドリフト検出器(シリコンドリフトけんしゅつき、Silicon Drift Detector、SDD)は、エネルギー分散型X線検出器(Energy Dispersive X-ray Detector)の一種であり、半導体検出器である。従来のシリコン半導体検出器(Si(Li)検出器)に比べ、同じエネルギー分解能で、高計数での処理が可能である。つまり、良いエネルギー分解能を維持したまま、多くのX線を計数することが可能である。さらに、ペルティエ素子での冷却による動作が可能であるため、液体窒素による冷却が必要ないので、検出器全体が小型かつ軽量である。
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- 1 シリコンドリフト検出器とは
- 2 シリコンドリフト検出器の概要
シリコンドリフト検出器(略称:SDD)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/25 23:12 UTC 版)
「半導体検出器」の記事における「シリコンドリフト検出器(略称:SDD)」の解説
Siにドリフト電圧を印加した検出器である。Si(Li)に比べ、高エネルギー側の感度が悪いが、高いエネルギー分解能を維持したまま、多くのX線を計数することが可能である。近年、エネルギー分散型X線分析では、SDDが主流となってきている。液体窒素温度まで冷却する必要がなく、ペルチィエ冷却で使用できるため、小型かつ軽量となっている。
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