コンピュータ断層撮影
【原文】computerized tomography
異なる角度から体内領域の精細な画像を連続して撮影する技術で、画像はx線装置に接続されたコンピューターによって作成される。「computerized axial tomography scan(コンピュータx線体軸断層撮影法)」、「cat scan(catスキャン)」、「computed tomography scan(コンピュータ断層撮影法)」、「ct scan(ctスキャン)」とも呼ばれる。
コンピュータ断層撮影、ctスキャン
コンピュータ断層撮影
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 05:43 UTC 版)
コンピュータ断層撮影(コンピュータだんそうさつえい、英: computed tomography、略称:CT)は、放射線などを利用して物体を走査しコンピュータを用いて処理することで、物体の内部構造を画像として構成する技術、あるいはそれを行うための機器。
注釈
- ^ 英: multi-planar reconstruction
- ^ 英: maximum intensity projection
- ^ ヘリカルCTもしくはスパイラルCT
- ^ ノンヘリカルCT、もしくはコンベンショナルCT。
- ^ 高速フーリエ変換の性質を活用するため、2,3,5,7などの小さい素数からなる積で表されるような数であれば計算が能率良く高速にできる。たとえば2の冪乗が最も都合が良い。
- ^ 英: filtered back projection
- ^ 英: iterative reconstruction
- ^ 英: back projection
- ^ 英: iterative reconstruction
- ^ Feldkamp
- ^ cone-beam CT
- ^ 英: conventional scan
- ^ 英: cluster scan
- ^ 英: multi detector-row CT
- ^ 英: autopsy imaging
- ^ 英: post-mortem imaging
- ^ 英: contrast enhanced CT
- ^ 英: perfusion CT
- ^ 英: CT angiography
- ^ 英: hounsfield unit
- ^ 英: CT number
- ^ 英: multiplanar reconstruction
- ^ 英: RaySUM image
- ^ 既知の電子密度を有する物体をCTで撮影することによって、得られたCT値とその電子密度を紐づけすることで作成される。
- ^ 英: inter-fractional error
- ^ 英: intra-fractional error
- ^ アキュレイ社トモテラピー、Varian社Halcyonなど。
- ^ オーストラリア、カナダ、クロアチア、チェコ、フィンランド、ドイツ、日本、クウェート、オランダ、ノルウェー、ポーランド、スウェーデン、スイス、アメリカ合衆国
- ^ 歯科用CT装置は全てコーンビームCTである。
出典
- ^ 『エックス線回転横断撮影装置(座位)- CT の概念構築のさきがけ -』 (PDF, 200.48KB) - 産業技術史資料情報センター(国立科学博物館)
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- ^ a b c d (PDF) CT画像再構成法の現状を 理解しよう!
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- ^ CT装置(320列CT・80列CT)|大雄会 病院サイト|愛知県一宮市
- ^ 中津市民病院広報誌ゆりかご 平成25年1月発行
- ^ 板垣救急クリニックのCTが80列の高性能機種にアップグレードされます
- ^ a b Unless otherwise specified in boxes, reference is:
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- ^ ICRP: Pregnancy and Medical Radiation. ICRP Publication 84, 2000, pp15-17
- ^ 日本発の半導体技術が医療に革新 CTの放射線量を100分の1に (SankeiBiz 2022年4月26日記事)
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- ^ 「画像診断報告書」相次ぐ確認不足 重要情報共有されず/再発防ぐ対策続々『日本経済新聞』朝刊2018年3月19日(医療・健康面)
- ^ これからのCT画像はAIで診断支援!類似症例の正解率は85%、診断時間は6分の1富士通(2018年4月1日閲覧)
- ^ エジプトの猫ミイラ、新X線技術で撮影に成功/巻いた布を剥がずに内部の組成を解き明かすナショナルジオグラフィック日本語サイト(2017年12月19日閲覧)
- ^ 仏像も、CTスキャンする時代 胎内の把握・「健康診断」で活躍『朝日新聞』朝刊2017年11月21日
コンピュータ断層撮影(CT)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/20 04:54 UTC 版)
「医用画像処理」の記事における「コンピュータ断層撮影(CT)」の解説
X線を使って、人体の360度方向からのデータを得、そのデータをコンピューター処理することにより断層像を得るものである。最近はらせん状に人体をスキャンするもの(らせんCTあるいはヘリカルCT)が主流となっている。単純なX線写真よりも被曝量が多いが、得られる情報ははるかに多い。
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コンピュータ断層撮影(CT)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/02/02 11:44 UTC 版)
「外傷性大動脈破裂」の記事における「コンピュータ断層撮影(CT)」の解説
とくにヘリカルCT、造影CTにおいては、血管造影に匹敵する診断精度が得られるとされている。
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コンピュータ断層撮影(CT)
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「上衣腫」の記事における「コンピュータ断層撮影(CT)」の解説
コンピュータ断層撮影(CT)では、単純CTでは脳実質と等〜高吸収値を示し、石灰化を伴っていることがある。テント上では嚢胞を形成していることがあるが、テント下の場合はほとんどが充実性である。造影効果は中等度で、均一または不均一に強調される。
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「コンピュータ断層撮影」の例文・使い方・用例・文例
- コンピュータ断層撮影スキャンには放射線被曝の危険がある。
- 彼らは画像を撮影するのに,コンピュータ断層撮影(装置)(CT)を使用した。
- 新しく開発された装置は,年輪を数えるのにコンピュータ断層撮影法(CT)を利用する。
- そのため,研究者たちは,頭部を解剖するのではなく,コンピュータ断層撮影(CTスキャン)を使用した。
- ちきゅうにはまた,海底地殻のサンプルを分析するために,コンピュータ断層撮影(CTスキャン)装置がある。
- 放射線診断には,コンピュータ断層撮影法(CT)や磁気共鳴画像法(MRI)などの診断画像を使った診断が含まれます。
- 調査チームは2年かけてそれらのミイラにDNA鑑定とコンピュータ断層撮影を行った。
コンピュータ断層撮影と同じ種類の言葉
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