misunderstand
「misunderstand」とは、「誤解する」「読み間違える」「勘違いする」などのように正しくない理解や解釈をすることを意味する英語表現である。
「misunderstand」とは「misunderstand」の意味
「misunderstand」とは、「誤解する」「読み間違える」「勘違いする」「思い違いをする」といった意味を持つ英語の動詞である。「~を誤解する」という他動詞としての用法と、「誤解をする」という自動詞としての用法が存在する。不規則動詞のため、三人称単数現在形は「misunderstands」、現在分詞は「misunderstanding」、過去形と過去分詞は「misunderstood」となる。同様の意味の表現には「take ~ the wrong way」(~を誤った方向に導く、~を勘違いする)が存在する。また、「misinterpret」も「誤解する」だが、こちらは「誤訳する」、「誤った解釈をする」というニュアンスが強い。「言語」や「読解」などの文脈では「misinterpret」、それ以外では「misunderstand」と使い分けるのが良いだろう。「misunderstand」の発音・読み方
「misunderstand」は「ミスアンダースタン」と読む。アクセントは「ミ」と「ア」にそれぞれ置き、どちらも同じ強さで発音する。最後の「d」はほとんど発音しない。ただし、過去形及び過去分詞の「misunderstood」の場合は「ミスアンダーストゥッド」となり、アクセントは共通だが、こちらは末尾の「ド」をしっかり発音するため、混同しないように注意が必要となる。「misunderstand」の語源・由来
「misunderstand」の語源は、「理解する」を意味する「understand」に、「誤って」や「悪い」、「不利に」といった意味を持つ接頭辞の「mis-」を付与したものである。「understand」の語源はゲルマン祖語における「under」(~の間に)と「standana」(立つ)を組み合わせた「understandana」で、「2つの物の間に立つ」から「自他の境界を知る」というニュアンスで用いられるようになり、「理解する」という意味に発展していった。ここに「mis-」が加わることで、「誤って」「理解する」、即ち「誤解する」や「思い違いをする」という意味となる。語源に「standana」、即ち「stand」が含まれていることから、活用変化は「stand」や「understand」等と共通である点に注目して覚えると良いだろう。「misunderstand」を含む英熟語・英語表現
「misunderstand A for B」とは
「misunderstand A for B」とは、「AをBと誤解する」、「AがBであると勘違いする」といった意味を持つ英語の熟語である。「I misunderstood the newspaper article for your opinion.」(私はその新聞記事に書かれていたことが貴方の意見だと誤解しました)のように用いる。ただし、「私は貴方を彼と見間違えました」のような表現に対しては用いられない。misunderstandは「誤った理解」のニュアンスが強いため、「見間違い」や「(物理的な)取り違え」などは「I mistook you for him.」といった形で「mistake」(間違える)の方を使用するほうが好ましい。
「misunderstand」の使い方・例文
「misunderstand」を他動詞として用いる場合は、「~を誤解する」といった形で「~を」にあたる部分、即ち目的語が必要となる。よって、「He misunderstood our opinion.」(彼は我々の意見を誤解していた)や「It seems that the public misunderstands that they will even tolerate crime.」(彼らは犯罪すら許容するだろうと世間に誤解されているようだ)のように、主語と共に誤解されている対象を併記する。また、他動詞としての用法の場合は「誤解している内容」にもスポットが当たる内容となる。一方、目的語がない場合は自動詞としての用法となり、「Don't misunderstand.」(誤解するな)や「He's misunderstood pretty badly.」(彼はとてもひどい誤解をしている)のように、「誤解」という行為そのものにスポットが当たる。先述したように、物理的な間違いに関しては「mistake」を使ったほうが良いが、例えば「I misunderstood that that way was right.」(そっちの道が正しいと勘違いしていました)のように、「知識として間違えていた」「間違えて覚えていた」場合は「misunderstood」を使ったほうがよい。よって、「I misunderstood you for him.」は、「私は貴方のことを彼のことだと間違えて覚えていました」という意味合いとなる。見間違えなどの一瞬の判断の間違いがmistake、そもそも前提知識として間違えていた場合はmisunderstandと使い分けるようにしたい。
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