iOSにおけるテザリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 23:59 UTC 版)
「テザリング」の記事における「iOSにおけるテザリング」の解説
iOSのバージョンが3.0になった際にOSレベルでUSBまたはBluetoothで接続することによるテザリング機能を搭載、4.2.5からはパーソナル・ホットスポットという無線LAN接続でのテザリング機能を搭載した。 ただしこの機能の利用は各通信事業者の判断にゆだねられているため、日本の場合iPhone 4SまではiPhoneの取り扱い事業者であるソフトバンク、KDDI、沖縄セルラー電話では使用できなかったが、三社ともiPhone 5から対応した。また、利用ができる事業者でもイギリスのO2のように、専用パッケージを購入した者に対し利用を許可する、アメリカのAT&Tモビリティやベライゾン・ワイヤレスのように一定の通信料を超えたら従量制料金となるなどの事例もある。また、テザリングはLTEまたは3Gのように電話回線を利用した電波を共有するサービスであり、Wi-Fi環境で受信した電波をテザリングすることは不可能である。たとえば 0001docomo のようにSIM認証が必要な en docomo wifi(パソコンなどでは利用不可)をテザリングしてパソコンで使うことは不可能である。 日本では日本通信が、SIMフリー版のiPhone 4で利用可能なmicroSIMを、talking b-microSIM Platinum Service(トーキング・ビーマイクロ・プラチナム・サービス)の名称で2010年8月から提供している。iPhone 4単独では操作アプリなどによって最適化された速度で利用可能だが、テザリングは最大300kbps前後のベストエフォート型で提供している。 2012年発表のiPhone 5に伴い、KDDIとソフトバンクはいずれもiPhone 5の発売日である2012年9月21日よりLTEサービスを開始し(前者は「au 4G LTE」、後者は「SoftBank 4G LTE」)、両社とも「テザリングオプション」として月額525円の追加料金を支払うことによってテザリングが利用できることとなった(両社ともオプション料金が2年間無料となるキャンペーンも合わせて行う)。KDDIがiPhone 5の発売日から利用できるのに対し、ソフトバンクは2012年12月15日から利用が可能となった(オプション予約はiPhone 5の発売日から開始)。なお、ソフトバンクでのテザリングサービスはSoftBank 3G等を含めて今回が初である。 料金については、両社ともLTEプランは月間通信量7GB以降は128kbps制限となり、2GBあたり2,625円を支払う事により速度制限が解除される事になっているが、テザリングオプションに加入すると速度制限されるまでの通信量が500MB増え、月間通信量7.5GB以降が128kbps制限となる。なお、ソフトバンクのiPhone 5はテザリングオプションを契約しない限り月間通信量による制限は設けない事となったため、テザリングオプションを契約すると月間の通信量による制限も加わる事に注意が必要である。 KDDIは一部プランの契約者向けに2015年6月1日から通信量が500MB増えない代わりに永年無料になる(ただしオプションの申し込みは必要)。
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