iOSの「署名」機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 06:53 UTC 版)
2009年9月、インストールするソフトウェアを提供するだけでなくCydiaはユーザーが所持デバイス(プロセッサがA4以前のものに限る)に入っているアップルが現在提供していない(英語版)iOSのバージョンを任意で下げ(もしくは上げる)られるように改良された。CydiaはAppleがiOS(AppleはiOSの最新バージョンしかインストールさせないように制限している)の復元をチェックするために使用するSHSH blobと呼ばれるデジタル署名をキャッシュしている。Cydiaのストレージメカニズムは反射攻撃の手段を用いることでユーザーがデバイスにiOSの過去バージョンにダウングレードできるようにしている。例として脱獄したデバイスを非脱獄のiOSバージョンにアップグレードした場合でもこの手段で脱獄可能なバージョンにダウングレードできる。 iOS 5.0以降ではSHSHシステムに「APTicket」のランダム数字(ノンス)を加える方法で反射攻撃がより困難になっている。redsn0wのバージョン0.9.9b9以降ではAPTicketを保存し、SHSHとAPTicketをあとで再現することが可能になっている。
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