Windows Live Sync
別名:Live Sync
Windows Live Syncとは、MicrosoftがWindows Liveのサービスとして提供している、P2Pで転送を行うファイル同期サービスの名称である。
Windows Live Syncでは、ファイルの同期はP2Pの技術を利用して行われ、中央のサーバーを経由しないので、比較的高い転送速度が期待できる。また、複数台のPC間でファイルの同期が可能である。ファイルの転送はP2Pだが、共有相手の指定や共有するフォルダの指定といった各種管理はWindows LiveのWebサービス上で行われる。このため、Windows Live Syncは「ハイブリッドP2P方式」と呼ばれることもある。
Windows Live Syncは、Windows Live IDを持っていれば誰でも無償で利用でき、転送できるファイルの容量に制限がないなどの利点がある。他方、同期を行うためには、共有相手のPCが稼動しており、ネットワークに接続されている必要がある。
Windows Liveにおけるファイル管理向けのサービスとしては、オンラインストレージサービスのWindows Live SkyDriveなどもある。Windows Live SkyDriveはアップロードできるファイルサイズに一定の制限があるが、非同期でファイルの共有を図ることができるといった利点がある。
参照リンク
Windows Live Sync - (Windows Live)
Windows Live: | Windows Live OneCare Windows Live フォト ガジェット Windows Live SkyDrive Windows Live Sync |
Yahoo!: | 井上雅博 ジェリー・ヤン 孫正義 |
Windows Live Mesh
Windows Live Mesh(ウィンドウズ ライブ メッシュ)はマイクロソフトが提供していたファイル同期サービス。旧称「Windows Live Sync」。
元は2002年に設立された米FolderShare社が提供するFolderShareというサービスだったが、2005年にマイクロソフトが同社を買収し、Windows Live FolderShareとなった[1]。その後、2008年にLive Syncに移行[2]した。これは当時のWindows Live おすすめパック(後のWindows Essentials)には含まれておらず、単体での提供となっていたが、おすすめパックに含まれていたWindows Live フォト ギャラリーの同期機能として組み込まれていた。2010年にリリースされたWindows Live Essentials 2011にて、Live Meshと統合されて現在の名称になった。
無料のサービスであるが、利用にはWindows Live ID(現:Microsoft アカウント)が必要。 同期はP2P、すなわち片方のPCから別のPCに直接ファイルが転送される形で同期が行われる。そのため、サーバを介して同期するサービスと比べて、一般的に転送速度で勝る。その一方で、両方のコンピュータが起動していないと同期ができないという欠点も存在する。
自分のPC間の同期、バックアップのほか、他人とファイルを共有することもできる。
PC間で同期できる容量には制限はないが、Live Syncではフォルダ数は20であり、またそれぞれのフォルダにつき20000ファイルまでという制限があった。これらの制限はバージョン2011では緩和されている(具体的な上限値は不明)。
2013年2月13日にサービス終了。以降は、SkyDrive(現:Microsoft OneDrive)を使うことをマイクロソフトは推奨している。ただし、SkyDriveは上位バージョンというわけではなく、SkyDriveでは実現できない機能も存在する。
SkyDrive との同期
バージョン2011からはSkyDrive(現:Microsoft OneDrive)上に設けられた「SkyDrive同期ストレージ」という5GBの専用領域と同期する機能も備えた。これによって、前述の欠点は部分的ながら解消されている。なお、従来のSkyDriveのフォルダーとは同期できない。
同期ストレージはSkyDriveの従来の領域である25GBとは別に確保され、1ファイルあたり50MBの制限もない。また、SkyDriveのWebインターフェースを用いて同期ストレージ上のファイルをダウンロードすることはできるが、閲覧、オフィス文書の編集、アップロード等はできない。
参照
「Windows Live Sync」の例文・使い方・用例・文例
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