タイム・オブ・ザ・ウルフ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 05:45 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動タイム・オブ・ザ・ウルフ | |
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Le Temps du loup | |
監督 | ミヒャエル・ハネケ |
脚本 | ミヒャエル・ハネケ |
製作 |
ファイト・ハイドゥシュカ マルガレート・メネゴス |
製作総指揮 | ミヒャエル・カッツ |
出演者 |
イザベル・ユペール ベアトリス・ダル |
撮影 | ユルゲン・ユルゲス |
公開 |
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上映時間 | 109分 |
製作国 |
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言語 | フランス語 |
興行収入 |
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『タイム・オブ・ザ・ウルフ』(仏: Le Temps du loup、英: Time of The Wolf)はフランス・ドイツ・オーストリアの合作で2003年に制作された、ディストピア的な終末を描いたドラマ映画である。
カンヌ国際映画祭コンペティション外出品作品。シッチェス国際映画祭最優秀脚本賞受賞。
あらすじ
(物語の舞台は、何らかの危機的な災害が起き、水や食糧不足に陥ったヨーロッパである。しかしこの物語において、どんな災害が起きたのかは語られることはない。描かれるのは、この世界における人々の姿であり、それ以外は重要ではないのだ)
一家四人は僅かな貯えを携えて、住んでいた街から別荘へとやって来た。しかし、そこには見知らぬ男とその家族が居座っており、男は彼らに銃を突きつける。説得を試みた夫・ジョルジュは射殺され、物資と車を奪われた妻・アンヌは、娘・エヴァ、息子・ベンを連れ、残った自転車で逃げ出す羽目になる。
この状況では、警察も彼らを助けてはくれず、知人も「親切のお返し」として僅かな食料を恵むばかりだ。当て処もなく彷徨う母と幼き姉弟はとある農家――そこでは無数の家畜が炎に焼かれていた――の小屋で一晩を過ごした。アンヌが食料調達に出払った時に、二人の子はベンが大事に飼っていた小鳥を逃がしてしまう。どうにかエヴァが小鳥を捕まえ、ベンはそれを自分の服の中に入れて眠りについたが、その結果として小鳥は死んでしまった。翌日の夜、新たに身を寄せた納屋でそれを埋葬した後、ベンは姿を消してしまう。アンヌは必死の思いで探しに出るが、その間にエヴァが起こした焚き火で納屋が焼け落ちてしまう。結局、ベンは夜明けに戻ってきた―――夜の内から近くへ来ていた、見知らぬ少年に捕まった状態で。
何とか少年と合流し、四人となった一行は南にある鉄道の貨物駅を目指す。少年の情報によると、そこに来る列車に乗って避難することが出来るというのだ。線路伝いに進む途中で、少年はヒツジの死骸を漁り、転がっている死体から上着を剥ぎ取り、親子に僅かな嫌悪感を抱かせる。すると、そこへ貨物列車がやって来た。彼らは止まるように呼びかけるが、列車は無視して通り過ぎる―――その列車には既に数多くの難民が乗っていた。
貨物駅にたどり着いた一行は、既にそこに着いていた人々と共同生活を送りながら、新たな場所へと導いてくれる列車を待つことになる。だが、その駅舎内のコミュニティもまた、当然のことながら彼らに安息をもたらしてはくれなかった。不足している水、食糧、物資を巡って争いが絶えなくなる。
そんな中、アンヌは、別荘でジョルジュを射殺した男と遭遇し、他の難民たちに被害を訴えるが、加害家族は嘘だと主張し、証拠を示せないアンヌたちは泣き寝入りせざるを得なかった。 民族や国籍の違いも争いに拍車をかけ、疑心暗鬼に陥った難民たちの混迷はさらに深まる。
希望を見出せない状況に、ベンの不安は募り、線路上に焚かれた火を見つめながら服を脱ぎ、裸で炎の中に入ろうとするが、かろうじて見張りの男に止められる。
キャスト
- アンヌ - イザベル・ユペール
- ジョルジュ - ダニエル・デュヴァル
- エヴァ - アナイス・ドゥムースティエ
- ベン - ルーカス・ビスコム
- リセ - ベアトリス・ダル
- トーマス - パトリス・シェロー
- アリーナ - ローナ・ハートナー
- コスロフスキー - オリヴィエ・グルメ
外部リンク
- DVD公式サイト(日本語)
- Official Website
- タイム・オブ・ザ・ウルフ - allcinema
- タイム・オブ・ザ・ウルフ - KINENOTE
- Le Temps du loup - IMDb(英語)
「Time of the Wolf」の例文・使い方・用例・文例
- The Malay Times に掲載されていた、非常勤の下級アナリストの職に関する広告についてご連絡を差し上げています。
- 彼女の15 冊の出版物のうち10 冊が、Brooklyn Timesのベストセラーリストの首位を占めたという事実は、多くの人々が彼女のことを、肥満に苦しむ国の救済者だと考えている証拠である。
- 最近着の London Times に曰く
- オックスフォード運動の創設者の原則で、『Tracts for the Times』と呼ばれるパンフレットで提唱された
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 篏入的 r 音 《英音の India office /ndiərfɪs/の /r/の音》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- は of の誤植です.
- を off と誤植する.
- あいまい母音 《about, sofa などの /ə/》.
- 副詞的小詞 《on, in, out, over, off など》.
- 迂言的属格 《語尾変化によらず前置詞によって示す属格; たとえば Caesar's の代わりの of Caesar など》.
- çon of garlic [humor]. それにはガーリック[ユーモア]がちょっぴり必要だ.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Committee of Ways and Means 歳入委員会.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- (違法罪―a sin of commission―に対する)怠惰罪
- 『each』、『every』、『either』、『neither』、『none』が分配的、つまり集団の中の1つのものを指すのに対し、『which of the men』の『which』は分離的である
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