SymmetricAlgorithm.IV プロパティとは? わかりやすく解説

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SymmetricAlgorithm.IV プロパティ

対称アルゴリズム初期化ベクタ (IV) を取得または設定します

名前空間: System.Security.Cryptography
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文構文

Dim instance As SymmetricAlgorithm
Dim value As Byte()

value = instance.IV

instance.IV = value
public:
virtual property array<unsigned char>^ IV {
    array<unsigned char>^ get ();
    void set (array<unsigned char>^
 value);
}
/** @property */
public byte[] get_IV ()

/** @property */
public void set_IV (byte[] value)

プロパティ
初期化ベクタ

例外例外
例外種類条件

ArgumentNullException

初期化ベクタnull 参照 (Visual Basic では Nothing) に設定しようとしました

CryptographicException

初期化ベクタ無効なサイズ設定しようとしました

解説解説

SymmetricAlgorithm クラス新しインスタンス作成したときや、GenerateIV メソッド手動呼び出したときには自動的に IV プロパティ新し乱数値に設定されます。IV プロパティサイズは、BlockSize プロパティと同じサイズにする必要があります

このクラスSymmetricAlgorithm クラスから派生しており、CBC (Cipher Block Chaining) と呼ばれるチェーン モード使用されます。このモードデータ暗号変換実行するには、キー初期化ベクタ必要になりますSymmetricAlgorithm クラスいずれか使用して暗号化されたデータ復号化するには、Key プロパティIV プロパティを、暗号化使用された値と同じ値に設定する必要があります

共有キー k指定され場合初期化ベクタ使用しない単純なブロック暗号では、平文入力ブロック暗号化すると、暗号文でも同じ出力ブロック出力されます。平文ストリーム内に重複するブロックがある場合暗号文ストリーム内にも重複するブロック生じます未承認ユーザー平文ブロック構造知っている場合、その情報利用して既知暗号文ブロック復号化することや、キー復元することができます。この問題対処するために、前のブロック情報次のブロック暗号化理に組み込まれます。つまり、同じ 2 つ平文ブロックでも、出力異なりますこの方法では前のブロック使用して次のブロック暗号化するため、最初ブロックデータ暗号化するために初期化ベクタ必要になります

プラットフォームプラットフォーム
バージョン情報バージョン情報
参照参照
関連項目
SymmetricAlgorithm クラス
SymmetricAlgorithm メンバ
System.Security.Cryptography 名前空間
その他の技術情報
暗号サービス


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