Cipher Block Chainingとは? わかりやすく解説

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暗号利用モード

(Cipher Block Chaining から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/21 19:47 UTC 版)

暗号利用モード(あんごうりようモード、Block cipher modes of operation)とは、ブロック暗号を利用して、ブロック長よりも長いメッセージを暗号化するメカニズムのことである。


  1. ^ William F. Ehrsam, Carl H. W. Meyer, John L. Smith, Walter L. Tuchman, "Message verification and transmission error detection by block chaining", US Patent 4074066, 1976
  2. ^ http://www.iks-jena.de/mitarb/lutz/security/cryptfaq/q84.html
  3. ^ Kaufman, C.; Perlman, R.; Speciner, M. (2002). Network Security (2nd ed.). Upper Saddle River, NJ: Prentice Hall. p. 319. ISBN 0130460192 
  4. ^ Kohl, J. (1990). “The Use of Encryption in Kerberos for Network Authentication”. Proceedings, Crypto '89. Berlin: Springer. ISBN 0387973176. オリジナルの2009年6月12日時点におけるアーカイブ。. http://dsns.csie.nctu.edu.tw/research/crypto/HTML/PDF/C89/35.PDF 
  5. ^ NIST: Recommendation for Block Cipher Modes of Operation
  6. ^ Davies, D. W.; Parkin, G. I. P. (1983). “The average cycle size of the key stream in output feedback encipherment”. Advances in Cryptology, Proceedings of CRYPTO 82. New York: Plenum Press. pp. 263–282. ISBN 0306413663 
  7. ^ http://www.crypto.rub.de/its_seminar_ws0809.html[リンク切れ]
  8. ^ Jueneman, Robert R. (1983). “Analysis of certain aspects of output feedback mode”. Advances in Cryptology, Proceedings of CRYPTO 82. New York: Plenum Press. pp. 99–127. ISBN 0306413663 
  9. ^ Helger Lipmaa, Phillip Rogaway, and David Wagner. Comments to NIST concerning AES modes of operation: CTR-mode encryption. 2000
  10. ^ Niels Ferguson, Bruce Schneier, Tadayoshi Kohno, Cryptography Engineering, page 71, 2010
  11. ^ http://www.quadibloc.com/crypto/co040601.htm


「暗号利用モード」の続きの解説一覧

Cipher Block Chaining (CBC)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 04:43 UTC 版)

暗号利用モード」の記事における「Cipher Block Chaining (CBC)」の解説

CBCモード (Cipher Block Chaining Mode) は、1976年IBMによって開発された。CBCモードでは、平文の各ブロックは前の暗号文とのXOR取ってから暗号化される。すなわち、各々暗号文ブロックそれ以前すべての平文ブロック依存することとなる。メッセージごとのユニーク性を確保するため、最初ブロック暗号化には初期化ベクトル用いられる暗号化 C i = E K ( P iC i − 1 ) , C 0 = I V {\displaystyle C_{i}=E_{K}(P_{i}\oplus C_{i-1}),C_{0}=IV} 復号 P i = D K ( C i ) ⊕ C i − 1 , C 0 = I V {\displaystyle P_{i}=D_{K}(C_{i})\oplus C_{i-1},C_{0}=IV} CBCモードは、最も広く用いられている暗号利用モードであり、ECBモード欠点を補うものである。このモード主な欠点は、各ブロック暗号化にその前のブロック暗号化結果使用することから暗号化処理を並列化することができないことと、暗号文ブロックサイズ整数倍となるようメッセージパディングする必要があることである。後者例の一つが、Ciphertext stealing英語版)と呼ばれるのであるCBCモード暗号化においては平文あるいは初期化ベクトル1ビットでも変化すると、それ以降暗号文すべてが変化することとなる。 不正な初期化ベクトル用いて復号した場合復号後の平文最初ブロック正し結果とはならないが、それ以降ブロック正しく復号される。これは、隣接する2つ暗号文ブロックか平文回復することが可能なためである。これにより、CBCモード復号処理は並列化が可能となる。CBCモード復号においては暗号文1ビット変化した場合、その位置対応するブロック全体および次のブロックにおける対応するビット復号結果影響を及ぼすが、それ以外ブロックには影響及ぼさない

※この「Cipher Block Chaining (CBC)」の解説は、「暗号利用モード」の解説の一部です。
「Cipher Block Chaining (CBC)」を含む「暗号利用モード」の記事については、「暗号利用モード」の概要を参照ください。

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