SW(スーパーワイド)シリーズボディー
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「ハッセルブラッドのカメラ製品一覧」の記事における「SW(スーパーワイド)シリーズボディー」の解説
超広角撮影専用ボディ。レンズは5群7枚のカール・ツァイス製ビオゴン38mmF4.5が固定されており、フィルムマガジンはVシステム用を使用する。専用のビューファインダーが付属。 シュープリームワイドアングル(Supreme Wide Angle 、1954年フォトキナで発表、発売) - SWAと略称される。1954年のフォトキナで発表された。機種名を入れた小さな銘板が前面上部についている。生産は約100台とも500台ともいう。シャッターはシンクロコンパー。 スーパーワイド(Super Wide 、1956年発売) - SWと略称される。シャッターと鏡胴を強化した。製造番号は1001から2999。 SWC(1959年発売) - シャッターボタンがボディー上面に移動、レンズ鏡胴がCシリーズと共通デザインになり、セルフコッキング化された。1972年から黒鏡胴のモデルが追加された。製造番号は3000から15471と、141001から142111。ポラバック使用可能なSWC/M仕様に改造されたものも存在する。1966年ジェミニ9-A号にて宇宙で使用され、その後ジェミニ10号、アポロ9号でも使用された。 SWC/M(1979年または1980年2月発売) - ポラロイドマガジン100が使用可能となった。サービスステーションでSWCからの改造を受け付けたため改造された品もある。最短撮影距離0.3m、アタッチメントはφ63mm。製造番号142112から。1983年からレンズ鏡胴がCFシリーズと共通デザインになり、シャッターがプロンター製に変更された。 903SWC(1988年発売) - 水準器がファインダーに組み込まれボディーから省略された。取り付けファインダーが、コストカットでプラスチック化された為に、外れて落ちて破損をしないように、ファインダー脱落防止のロック機構を装備した。機能向上によって価格が上昇した為に、ファインダーの外装を高額な金属から、プラスチックでの製造としてコストカットされ、出来るだけ安価に購入者へ提供出来る様にした。ストラップの取り付け金具位置が上方に変更され、使いやすくなった。 903SWCE - カタログ特注品として、申し込み製造の製品で、903SWCへモータードライブが組み込まれたモデル。 905SWC(2001年発売) - レンズがCFiシリーズと共通デザインになり、レンズのガラスが無鉛化された。
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