S級S班の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 12:36 UTC 版)
「競輪の歴代S級S班選手」も参照 定員 9名(2012年以降) 選出基準(選考基準)適用期間中にKEIRINグランプリに出場する資格を得た選手 (GI優勝者・世界選手権自転車競技大会個人種目優勝者・オリンピック自転車競技個人種目メダリスト・競輪祭終了時点での年間獲得賞金上位者) 除外規定KEIRINグランプリ選考委員会でGII以上の特別競輪の選抜方法による申し合わせの除外規定で選考除外となったり、審査期間中における「あっせん規制(保留)」など、S班に所属するには不適当とされる選手、また既にS班に所属している選手においても、調整委員会で不適格とみなされた選手も除外対象とし、S班所属選手がそれに抵触した場合及び次年度にS班に残留できなかった選手はS級1班への降格となる。加えて、現在はKEIRINグランプリ選考期間内におけるGI・GIIで失格を3回以上した者や、選考期間内の全レースで11条失格(過度けん制など)・58条失格(誘導員早期追抜)を犯した者(但し内容を精査の上で決定)は当該年のKEIRINグランプリ選考から除外することになっているため、S班の選出基準としては明文化されていないが、これらの失格を犯した場合も翌年はS班になれないことがある。 適用期間 12月27日から次の年の12月26日までの1年間 優遇処置日取り調整会議の状況により既に開催が決まっている期間はあっせん計画を提示。それ以外の開催に希望する場合には「希望あっせん届け」の提出が出来るが、本人の希望に必ずしも添えない場合もある。ただし予め出場を希望したレース以外でも状況によって優先あっせんを行うことがある。 GP以外の特別競輪に優先的に出走できる権利が与えられる。 GIIIについては適正な出場間隔を考慮して、またあっせん計画の提示に基づく本人の希望を考慮して出走できるレースを調整できるようにするが、当該選手の出身地・所属地の都道府県に関しては必ず出走することが義務付けられる。 FI(一般普通開催のS級シリーズ)の場合も適正な出場間隔を考慮して、またあっせん計画の提示に基づいた本人の希望に充分配慮して出場レースを決めるように出するが、国際競輪、KEIRIN EVOLUTION等の特別企画レースと重複した場合はそれを優先する。また最低年1回は当該選手の出身地・所属地の都道府県で行われる地元開催のレースに出場することを義務付ける。 オフ期間 年1回・1ヶ月間まで。 公共交通費用にかかる特別料金支給 S級レース(F1以上、GP除く)の開催において特別選抜予選にシード出場が約束される。また、前年のKEIRINグランプリ優勝者は、その翌年のKEIRINグランプリ直前まで、出走するレース全てで1番車(白枠)に固定される。 ファンサービスの一環としてPR活動やファンの集いへ出演する他、S班用のユニフォームを用意する。 KEIRINグランプリ07から適用された。当初は「SSカップみのり」・「SSシリーズ風光る」というS班選手を対象としたレースを開催していた関係で定員は18名であり、また「選ばれた後にS班の資格を失くした場合であっても、追加補充は行わないことにする」という規定であった。だが、2009年は同年1月25日にS班であった手島慶介が急逝したため1名の欠員が生じ、5月開催の「SSシリーズ風光る」において出場人数が揃わなくなったことから、3月4日に「選出後にS級S班の資格を失効する選手が生じた場合、追加選出を行うことができる」 と規定が改正され、これにより選考時の次点であった岡部芳幸が5月1日付で2009年のS級S班に追加選出された。グランプリ出場の9名を除く9名はグランプリシリーズ初日(12月28日)の第1レース「SSカップみのり」に出走となる。その後、2011年をもって上記のS班選手を対象としたレースを廃止したため、2012年以降はKEIRINグランプリ出場9名がそのままS班とされている。 なお武田豊樹はS級S班だった2013年の後期をあっせん停止によりほとんど出走していなかったが、2014年の後期はS級1班に格付けされたことから、S級S班から降格しても3期(適用期間の関係で実質1年間)はS級1班が保証されることになる。
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