RBライプツィヒとは? わかりやすく解説

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RBライプツィヒ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/21 17:23 UTC 版)

RBライプツィヒ
原語表記 RasenBallsport Leipzig e.V,
RasenBallsport Leipzig GmbH[1]
愛称 Die Bullen (ブルズ)
Die Roten Bullen (レッドブルズ)
クラブカラー    
   
創設年 2009年
所属リーグ ドイツ・ブンデスリーガ
所属ディビジョン 1部(2025-26)
昨季リーグ順位 7位(2024-25
ホームタウン ライプツィヒ
ホームスタジアム
レッドブル・アレーナ
収容人数 42,959
運営法人 レッドブルGmbH
監督 ジョルト・レーヴ(暫定)
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

RBライプツィヒRB Leipzig、正式名称: RasenBallsport Leipzig e.V.)は、ドイツザクセン州ライプツィヒに本拠地を置くサッカークラブ。

前身はSSVマルクランシュテットで、レッドブルがサッカーライセンスを購入して以降は大きく成績を好転させている。2009-10シーズンにRBライプツィヒと改称した。当時は5部リーグに在籍しており、10年以内に1部リーグであるブンデスリーガに到達することを目標としており、RBライプツィヒは7シーズンで4回の昇格を果たし、2016-17シーズンからのブンデスリーガに昇格し目標を達成した。

2017-18シーズンは、欧州カップ戦であるUEFAチャンピオンズリーグへの出場を果たし、2019-20シーズンはベスト4の成績を収めた。

2021-22・2022-23のDFBポカールではクラブ創設初の主要タイトル獲得&連覇を成し遂げた。

概要

2009年に当時5部のSSVマルクランシュタットのライセンスを飲料メーカーのレッドブル (企業)が買収した上で新たに発足したクラブ。

ライプツィヒには1998年以降プロサッカークラブが存在していなかったがドイツサッカー選手権初代王者1.FCロコモティフェ・ライプツィヒやかつての東ドイツの強豪クラブBSGヒェミー・ライプツィヒなどが存在していたサッカーの歴史ある地域だった。当初はそのヒェミーの後継クラブ、FCザクセン・ライプツィヒの買収を画策していたが、サポーターの強硬な反対もあり実現しなかった。そこで地元の村の小クラブ、マルクランシュタット買収を試みた。反対運動はあったがザクセン買収時ほどの広がりを見せることはなく、地元新聞社の調査でも約7割のサポーターが買収に好意的であった。

当時レッドブルはザルツブルクニューヨーク及びカンピーナスにおいてもサッカークラブを運営しており、レッドブルのサポートするサッカークラブとしては4チーム目に当たる。

ドイツにおいてプロサッカークラブを運営する上で、

  • 現在は企業名をチーム名に入れてはならない(バイエル・レバークーゼンは当時のレギュレーションではOKだった)。
  • 20年以上クラブを保有していないクラブオーナーは、最高でも49%までしかクラブのオーナーシップを保有できず、最低でも7名(7社)がオーナーシップを共同保有しなければならない。(50+1ルール)

といった規則が存在する。

これらの事情から、レッドブルが運営する他のクラブと異なりRed Bullの名前はクラブの正式名称に入っていない。名称については、Red Bullと頭文字が同じとなる造語のRasenBallsport(直訳すれば「芝生球技」)をクラブ名とすることにより、普段使用される略称「RBライプツィヒ」においてはレッドブルの略称「RB」を事実上クラブ名に示しつつ、規則抵触を回避している[2]。また、レッドブルはクラブのオーナーではなく保有権を一部持つスポンサーの形を取っている。

レッドブルは10年以内に1部にあたるブンデスリーガへの参戦を目指し、8年で達成した。

ブンデス参入1年目でいきなり2位に入り、その後のシーズンも常に上位争いするなど、ドイツにおける強豪の一角となっている。

歴史

2009-10シーズン

2009-10シーズンには5部にあたるNOFVオーバーリーガで優勝しレギオナルリーガに昇格。

2012-13シーズン

2012年に、ラルフ・ラングニックがスポーツディレクターに就任すると2012-13シーズンは4部にあたるレギオナルリーガで優勝。

2013-14シーズン

2013-14シーズンもブンデスリーガ3部で2位に入り2年連続で昇格を果たした。

2015-16シーズン

2015-16シーズンにはブンデスリーガ2部で2位となり、悲願だったブンデスリーガ1部昇格を果たした。

2016-17シーズン

ブンデスリーガ1年目。リーグ戦の前半戦は1年目ながらバイエルン・ミュンヘンに続いて2位に入り、昇格1年目のクラブながら飛躍をとげている。2017年4月15日、第29節のSCフライブルクに勝利し、昇格1年目でUEFAチャンピオンズリーグの出場権を獲得した[3]

2017-18シーズン

レッドブル・ザルツブルクとライプツィヒの親会社が同じであるため、UEFAチャンピオンズリーグの出場が危ぶまれたが出場が可能となった。そのチャンピオンズリーグでは2017年10月18日第3節のFCポルト戦で3-2で勝利をあげ、クラブ史上初のチャンピオンズリーグでの勝利をあげた[4]

2019-20シーズン

UEFAチャンピオンズリーグ、ラウンド16でトッテナム、準々決勝でアトレティコ・マドリードを破り、クラブ史上初の準決勝進出を果たした[5][6]

タイトル

国内タイトル

2021-22, 2022-23
2023

過去の成績

シーズン ディビジョン DFBポカール
リーグ 順位
2009-10 NOFVオーバーリーガ南 30 26 2 2 74 17 80 1位 -
2010-11 レギオナルリーガ北 34 18 10 6 57 29 64 4位 -
2011-12 34 22 7 5 71 29 73 3位 2回戦敗退
2012-13 30 21 9 0 65 22 72 1位 -
2013-14 ブンデスリーガ3部 38 24 7 7 65 34 79 2位 1回戦敗退
2014-15 ブンデスリーガ2部 34 13 11 10 39 31 50 5位 ベスト16
2015-16 34 20 7 7 54 32 67 2位 2回戦敗退
2016-17 ブンデスリーガ1部 34 20 7 7 66 39 67 2位 1回戦敗退
2017-18 34 15 8 11 57 53 53 6位 2回戦敗退
2018-19 34 19 9 6 63 29 66 3位 準優勝
2019-20 34 18 12 4 81 37 66 3位 ベスト16
2020-21 34 19 8 7 60 32 65 2位 準優勝
2021-22 34 17 7 10 72 37 58 4位 優勝
2022-23 34 20 6 8 64 41 66 3位 優勝
2023-24 34 19 8 7 77 39 65 4位 2回戦敗退

欧州の成績

現所属メンバー

ブンデスリーガ 2023-24シーズン 開幕戦フォーメーション(4-4-2
2025年1月30日現在

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK グラーチ・ペーテル
3 DF ルチャレル・ヘールトライダ ()
4 DF ヴィリ・オルバン () ()
5 DF エル・シャダイル・ビチャーブ ()
6 MF エリフ・エルマス
7 DF アントニオ・ヌサ ()
8 MF アマドゥ・ハイダラ
9 FW ユスフ・ポウルセン ()
10 MF シャビ・シモンズ () ()
11 FW ロイス・オペンダ () ()
13 MF ニコラス・ザイヴァルト
14 MF クリストフ・バウムガルトナー
No. Pos. 選手名
16 DF ルーカス・クロスターマン
18 MF アルトゥール・フェルメーレン
19 FW アンドレ・シルヴァ
20 MF アサン・ウエドラオゴ
22 DF ダヴィド・ラウム
23 DF カステロ・ルケバ ()
24 MF ザヴェル・シュラーガー
25 GK レオポルド・ツィンゲルレ英語版
26 GK マールテン・ファンデフート
30 FW ベンヤミン・シェシュコ
39 DF ベンヤミン・ヘンリヒス ()
44 MF ケヴィン・カンプル ()

※括弧内の国旗はその他保有国籍、もしくは市民権、星印はEU圏外選手を示す。

監督

マルコ・ローゼ

ローン移籍

in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
No. Pos. 選手名
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
-- GK ヤニス・ブラスヴィヒ (レッドブル・ザルツブルク)
-- FW ティモ・ヴェルナー (トッテナム・ホットスパーFC)
-- DF ウーゴ・ノボア (FCユトレヒト)
-- MF イライクス・モリバ (セルタ・デ・ビーゴ)()
-- MF ケイデン・クラーク (ヴェンシュセルFF)
No. Pos. 選手名
-- DF フレデリク・イェケル (SVエルフェアスベルク)
-- GK ティム・シュライバー (1.FCザールブリュッケン)
-- DF サノウシュ・バ (LASKリンツ) ()
-- FW ファブリス・ハルトマン (スライゴ・ローヴァーズFC)
-- DF ティム・ケーラー (SCフェール)

加入内定選手

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名

歴代監督

歴代所属選手

GK

DF

MF

FW

出来事

脚注

  1. ^ Impressum” (German). dierotenbullen.com. Leipzig: RasenBallsport Leipzig GmbH. 2016年4月8日閲覧。
  2. ^ 斉藤健仁 (2017年4月17日). “いまだ無敗の快進撃! RBライプツィヒってどんなチーム!?”. RedBull.com. 2024年12月29日閲覧。
  3. ^ ライプツィヒのCL出場が確定、1部昇格1年目での快挙 AFP(2017年4月16日)
  4. ^ マンCとベシクタシュが3連勝、ライプツィヒはクラブ史上初勝利/CL・GS第3節 サッカーキング(2017年10月18日)
  5. ^ RB Leipzig 3–0 Tottenham Hotspur”. BBC Sport (2020年3月10日). 2020年3月12日閲覧。
  6. ^ ライプツィヒがクラブ史上初の準決勝進出! 堅守アトレティコを2-1で下す【欧州CL】”. フットボールチャンネル (2020年8月14日). 2020年8月14日閲覧。
  7. ^ 独1部リーグ試合で日本の団体客に退去要請…翌日「誤りだった」と謝罪”. 読売新聞 (2020年3月3日). 2020年3月2日閲覧。

関連項目

外部リンク


RBライプツィヒ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 14:04 UTC 版)

グラーチ・ペーテル」の記事における「RBライプツィヒ」の解説

2015年夏当時ドイツ2部属していたRBライプツィヒへ移籍シーズン当初は元スイス代表ファビオ・コルトルティ控えであったが、シーズン途中から正GKになりドイツ・ブンデスリーガへの昇格貢献2016年夏には念願のドイツ・ブンデスリーガでのデビュー果たした

※この「RBライプツィヒ」の解説は、「グラーチ・ペーテル」の解説の一部です。
「RBライプツィヒ」を含む「グラーチ・ペーテル」の記事については、「グラーチ・ペーテル」の概要を参照ください。

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