レッドブル・クラッシュドアイスとは? わかりやすく解説

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レッドブル・クラッシュドアイス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 17:01 UTC 版)

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レッドブル・クラッシュドアイス(2008年1月)

レッドブル・クラッシュドアイス: Red Bull Crashed Ice World Championship)はレッドブルが毎年ウィンターシーズンに開催しているアイスクロスの大会[1]2019年-2020年シーズンよりATSX(All Terrain Skate Cross)連盟が主催する世界選手権となり、大会名称も「レッドブル・アイスクロス」(: Red Bull Ice Cross World Championship)に改称されている。

概要

2001年スウェーデンストックホルムで初開催。

レースにはアイスホッケーの選手などが出場し、選手はライダーと呼称される。

男子は2009年シーズンまでは個別の大会ごとに優勝者を決定していたが、2010年シーズンよりワールドチャンピオンシップとなってポイント制でシーズン中に最も多くのポイントを獲得したライダーが総合優勝となる。

女子は2009年シーズンから参加が始まり、2016年シリーズよりワールドチャンピオンシップとなった。

ジュニア部門は2017年シーズンより開設された。

欧州アメリカを中心として開催されている。2018年12月7日・8日にはアジア初開催として、日本の横浜臨港パーク)で開催された[2]

選手の胸にはRed Bullのワッペンを付けており、新人を除いて記載されている数字は前シーズンの世界ランキングとなっている。

レース

レースは2日間の日程で行われる場合、1日目が予選日、2日目が決勝日である。

出場枠はワールドランキング上位64名のほか、開催国枠として最大7名などがある。

決勝日は男子・女子共に1レース4人のライダーが滑走し、上位2名のライダーが次のラウンドに進出するノックアウト方式で行われる。最後に残った4人の中からファイナル4で優勝を決める。

男子は予選を勝ち抜いた64人がラウンド・オブ・64、ラウンド・オブ・32、準々決勝、準決勝の計4回勝ち抜くと決勝へ進出となる。女子は予選を勝ち抜いた16人ラウンド・オブ・16、準決勝の計2回勝ち抜くと決勝へ進出となる。

選手同士が接触することもあるが、悪質と判断した場合はゴール後6秒以内にボタンを押下することで抗議できる。

ワールドチャンピョン

男子
シーズン ワールドチャンピョン
2010年 マルティン・ニーフネッカーフィンランド語版
2011年 アルットゥ・ピヒライネンフィンランド語版
2012年 カイル・クロクソール英語版
2013年 デレク・ウェッジフィンランド語版
2014年 マルコ・ダラーゴフィンランド語版
2015年 スコット・クロックソールフィンランド語版
2016・17年 キャメロン・ナーズフィンランド語版
2018年 スコット・クロクソールフィンランド語版
女子
シーズン ワールドチャンピョン
2016・17年 ジャクリーン・レジェール英語版
2018年 アマンダ・トランゾ英語版

結果

個別開催

男子
開催日 開催地 優勝
2001年1月20日 ストックホルム ジャスパー・フェルダーフィンランド語版
2002年 クラーゲンフルト ジャスパー・フェルダーフィンランド語版
2003年2月28日 ダルース ジャスパー・フェルダーフィンランド語版
2004年1月24日 モスクワ ジャスパー・フェルダーフィンランド語版
2004年2月20日 ダルース ジャスパー・フェルダーフィンランド語版
2005年1月15日 プラハ ジャスパー・フェルダーフィンランド語版
2006年2月18日 ケベック・シティー ガブリエル・アンドレフィンランド語版
2007年3月3日 ケベック・シティー ケヴィン・オルソンフィンランド語版
2007年3月17日 ヘルシンキ ケヴィン・オルソンフィンランド語版
2008年1月26日 ケベック・シティー アルットゥ・ピヒライネンフィンランド語版
2008年2月9日 ダボス Miikka Jouhkimainenフィンランド語版
2009年1月24日 ケベック・シティー アルットゥ・ピヒライネンフィンランド語版
2009年2月7日 プラハ Miikka Jouhkimainenフィンランド語版
2009年3月14日 ローザンヌ ジャスパー・フェルダーフィンランド語版
女子
開催日 開催地 優勝
2009年1月24日 ケベック・シティー Kerri-Anne Wallace
2010年3月20日 ケベック・シティー Kerri Muir
2011年3月19日 ケベック・シティー Salla Kyhalaフィンランド語版
2012年3月17日 ケベック・シティー ファニー・デスフォージズ英語版
2012年12月1日 ナイアガラフォールズ ファニー・デスフォージズ英語版
2013年3月16日 ケベック・シティー Dominique Thibault英語版
2014年3月22日 ケベック・シティー Salla Kyhalaフィンランド語版
2015年1月24日 セントポール Salla Kyhalaフィンランド語版
2015年3月14日 エドモントン Salla Kyhalaフィンランド語版

ワールドチャンピオンシップ

男子
  • 2010年シーズン
開催日 開催地 優勝
2010年1月16日 ミュンヘン マルティン・ニーフネッカーフィンランド語版
2010年3月21日 ケベック・シティー カイル・クロクソール英語版
  • 2011年シーズン
開催日 開催地 優勝
2011年1月15日 ミュンヘン カイル・クロクソール英語版
2011年2月5日 ファルケンブルグ アルットゥ・ピヒライネンフィンランド語版
2011年2月26日 モスクワ アルットゥ・ピヒライネンフィンランド語版
2011年3月19日 ケベック・シティー アルットゥ・ピヒライネンフィンランド語版
  • 2012年シーズン
開催日 開催地 優勝
2012年1月14日 セントポール カイル・クロクソール英語版
2012年2月4日 ファルケンブルグ カイル・クロクソール英語版
2012年2月18日 オーレ アダム・ホルストフィンランド語版
2012年3月17日 ケベック・シティー アルットゥ・ピヒライネンフィンランド語版
  • 2012/13年シーズン
開催日 開催地 優勝
2012年12月1日 ナイアガラフォールズ カイル・クロクソール英語版
2013年1月26日 セントポール カイル・クロクソール英語版
2013年2月9日 ファルケンブルグ デレク・ウェッジフィンランド語版
2013年3月2日 ローザンヌ キャメロン・ナーズフィンランド語版
2013年3月16日 ケベック・シティー アルットゥ・ピヒライネンフィンランド語版
  • 2014年シーズン
開催日 開催地 優勝
2014年2月1日 ヘルシンキ マルコ・ダルラーゴフィンランド語版
2014年2月22日 セントポール マルコ・ダルラーゴフィンランド語版
2014年3月8日 モスクワ キャメロン・ナーズフィンランド語版
2014年3月22日 ケベック・シティー マルコ・ダルラーゴフィンランド語版
  • 2015年シーズン
開催日 開催地 優勝
2015年1月24日 セントポール カイル・クロクソール英語版
2015年2月7日 ヘルシンキ スコット・クロクソールフィンランド語版
2015年2月21日 ベルファスト スコット・クロクソールフィンランド語版
2015年3月14日 エドモントン キャメロン・ナーズフィンランド語版
  • 2015/16年シーズン
開催日 開催地 優勝
2015年11月27日 ケベック・シティー キャメロン・ナーズフィンランド語版
2016年1月8日 ミュンヘン キャメロン・ナーズフィンランド語版
2016年1月29日 ユヴァスキュラ スコット・クロクソールフィンランド語版
2016年2月26日 セントポール キャメロン・ナーズフィンランド語版
  • 2017年シーズン
開催日 開催地 優勝
2017年1月14日 マルセイユ キャメロン・ナーズフィンランド語版
2017年1月21日 ユヴァスキュラ スコット・クロクソールフィンランド語版
2017年2月4日 セントポール ディーン・モリアーティフィンランド語版
2017年3月4日 オタワ キャメロン・ナーズフィンランド語版
  • 2018年シーズン
開催日 開催地 優勝
2018年1月19・20日 セントポール マルコ・ダルラーゴフィンランド語版
2018年2月2・3日 ユヴァスキュラ ルカ・ダルラーゴフィンランド語版
2018年2月16・17日 マルセイユ キャメロン・ナーズフィンランド語版
2018年3月9・10日 エドモントン ルカ・ダルラーゴフィンランド語版
  • 2018/19年シーズン
開催日 開催地 優勝
2018年12月7・8日 横浜臨港パーク キャメロン・ナーズフィンランド語版
2019年2月2日 ユヴァスキュラ カイル・クロクソール英語版
2019年2月8・9日 ボストンフェンウェイ・ケンモア キャメロン・ナーズフィンランド語版
  • 2020年シーズン
開催日 開催地 優勝
2020年2月15日 横浜臨港パーク
2020年2月29日 ヌルスルタン
2020年3月21日 モスクワ
女子
  • 2015/16年シーズン
開催日 開催地 優勝
2015年11月27日 ケベック・シティー ミリアム・トレパニエ英語版
2016年1月8日 ミュンヘン ジャクリーン・レジェール英語版
2016年1月29日 ユヴァスキュラ アレクシス・ジャクソン
2016年2月26日 セントポール ジャクリーン・レジェール英語版
  • 2017年シーズン
開催日 開催地 優勝
2017年1月14日 マルセイユ ジャクリーン・レジェール英語版
2017年1月21日 ユヴァスキュラ アマンダ・トランゾ英語版
2017年2月4日 セントポール ミリアム・トレパニエ英語版
2017年3月4日 オタワ ジャクリーン・レジェール英語版
  • 2018年シーズン
開催日 開催地 優勝
2018年1月19・20日 セントポール アマンダ・トランゾ英語版
2018年2月2・3日 ユヴァスキュラ アマンダ・トランゾ英語版
2018年2月16・17日 マルセイユ ジャクリーン・レジェール英語版
2018年3月9・10日 エドモントン アマンダ・トランゾ英語版
  • 2018/19年シーズン
開催日 開催地 優勝
2018年12月7・8日 横浜臨港パーク アマンダ・トランゾ英語版
2019年2月2日 ユヴァスキュラ アマンダ・トランゾ英語版
2019年2月8・9日 ボストンフェンウェイ・ケンモア アマンダ・トランゾ英語版
  • 2020年シーズン
開催日 開催地 優勝
2020年2月15日 横浜臨港パーク
2020年2月29日 ヌルスルタン
2020年3月21日 モスクワ
ジュニア
  • 2017年シーズン
開催日 開催地 優勝
2017年1月14日 マルセイユ ミルコ・ラハティフィンランド語版
2017年1月21日 ユヴァスキュラ ミルコ・ラハティフィンランド語版
2017年2月4日 セントポール ミルコ・ラハティフィンランド語版
2017年3月4日 オタワ ミルコ・ラハティフィンランド語版
  • 2018年シーズン
開催日 開催地 優勝
2018年1月19・20日 セントポール ミルコ・ラハティフィンランド語版
2018年2月2・3日 ユヴァスキュラ ミルコ・ラハティフィンランド語版
2018年2月16・17日 マルセイユ ミルコ・ラハティフィンランド語版
2018年3月9・10日 エドモントン ミルコ・ラハティフィンランド語版
  • 2018/19年シーズン
開催日 開催地 優勝
2018年12月7・8日 横浜臨港パーク Johanny Velasquez
2019年2月2日 ユヴァスキュラ Joni Saarinen
2019年2月8・9日 ボストンフェンウェイ・ケンモア Johanny Velasquez
  • 2020年シーズン
開催日 開催地 優勝
2020年2月15日 横浜臨港パーク
2020年2月29日 ヌルスルタン
2020年3月21日 モスクワ

脚注

  1. ^ Red Bull, "Ice Cross - Downhill" (accessed 2012-01-20)
  2. ^ RED BULL CRASHED ICE YOKOHAMA - クラッシュド・アイス - アイスクロス”. レッドブルクラッシュドアイス. 2018年12月7日閲覧。

関連項目

外部リンク




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