レッドブル傘下クラブ・開発スタッフ就任
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 11:30 UTC 版)
「ラルフ・ラングニック」の記事における「レッドブル傘下クラブ・開発スタッフ就任」の解説
2012年7月、エナジードリンク『レッドブル』などの販売を手掛けるレッドブル・グループが運営する2つのクラブ、レッドブル・ザルツブルクとRBライプツィヒの統括スポーツディレクターに就任し、指南役として両クラブのために戦術書を作って配り、「タレントに投資してさらに高く売る」という独自の移籍戦略を推し進めた。その戦術の中に「ボール奪取から8秒以内にシュートに持ち込まなければならない」という「8秒ルール」がある。この「ラングニック学校」ともいうべきクラブからロガー・シュミットやアレクサンダー・ツォルニガー、ペーター・ツァイドラーという監督を輩出した。 2015-16シーズンを前にレッドブル・ザルツブルクの仕事を後任に託し、2015年当時ドイツ2部にあったRBライプツィヒのスポーツディレクターとしての仕事に専念しようとしたが、人事において新監督招聘に失敗したため、兼任のまま自らRBライプツィヒの監督に就任し現場に復帰した。監督として迎えた2015-16シーズンは序盤から首位争いを繰り広げ、最終的にSCフライブルクに優勝こそ譲ったものの、2016年5月8日の第33節、カールスルーエSC戦に勝利し、自動昇格となる2位を確定させ、創設8年目にして悲願のブンデスリーガ昇格に導いた。シーズン終了後に新監督としてインゴルシュタット監督であったラルフ・ハーゼンヒュットルの招聘に成功したことから退任し、スポーツディレクター職に専念することになった。 2018-19シーズン、RBライプツィヒにスポーツディレクター兼任のまま再度現場に復帰。内定している新監督の着任が2019-20シーズンからのため、それまでの1年間を繋ぐ監督を務めると発表。チームはリーグ戦で常に上位をキープし、昨年を上回る3位でUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得。国内カップ戦DFBポカールでは、決勝まで進出するなどの好成績を収めた。 そして翌シーズンから予定通りユリアン・ナーゲルスマン監督が就任し、自身はまた本来の裏方業務に戻ったが、スポーツディレクターも同時に退任。2019年7月より、レッドブル・グループのサッカー開発部門責任者(Head of Sport and DevelopmentSoccer)に異動し、北米・南米方面の強化担当にも就いた。 2020年7月31日、レッドブル・グループのサッカー開発部門責任者を辞職したことを発表した。今後は監督業復帰の意向と報じられている。
※この「レッドブル傘下クラブ・開発スタッフ就任」の解説は、「ラルフ・ラングニック」の解説の一部です。
「レッドブル傘下クラブ・開発スタッフ就任」を含む「ラルフ・ラングニック」の記事については、「ラルフ・ラングニック」の概要を参照ください。
- レッドブル傘下クラブ・開発スタッフ就任のページへのリンク