NC29型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 09:21 UTC 版)
「ホンダ・CBR400RR」の記事における「NC29型」の解説
高次元ヒューマンフィッティングを開発キーワードにNC23型から以下の改良ならびに設計変更を実施した1990年モデルへのフルモデルチェンジ車である。 車体 フレームをアルミツインチューブダイヤモンド型から低重心構造としたアルミニウム製バックボーン型へ変更 カウル形状を変更 慣性マスの集中化 NC23E型エンジン(キャリーオーバー) シリンダーとアッパーケースを一体化させるとともにメインシャフト取付位置を変更 クランク・メイン・カウンターの各シャフトを一直線上に配置することによってケースカバーの小型化ならびにクラッチ関係パーツを小型軽量化 3方向分配式のダイレクトエアインテークを装備 インテークマニホールド径を29mm→26mmへ小径化した上でストレート化 エアクリーナーにレゾネーターを新設 キャブレターをVG04型からVP01型へ変更 ピストンを8g軽量化 点火装置を三次元マップコントロール方式のPGMイグニションへ変更化 常時噛合式6段マニュアルトランスミッションの6速をハイギアード化ならびに1次/2次減速比を変更 マフラーは連結パイプを配した4into2into1の360゜集合構造としエキゾーストマニホールド径を31.8mm→φ35mmへ大径化 エンジンオイル容量を3.5L→3.8Lへ増量 これらの結果最高出力発生回転数が13,000rpmへ変更 足回り リヤサスペンションのスイングアーム形状をキャステックガルアームへ変更 キャスター角・トレール量・ホイールベースを変更 前後ホイールをアルミ製中空3本スポークキャストからU字型6本スポークに変更し前150g・後200gのばね下重量を軽減 後輪サイズを17インチ化 その他 バッテリーをMF8→MF6へ小型軽量化 タンデムシート下ユーティリティボックスの容量を5.5Lへ増量
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