Message.LookupId プロパティ
アセンブリ: System.Messaging (system.messaging.dll 内)



LookupId プロパティは、メッセージの参照識別子に対する読み取り専用アクセスを提供します。参照識別子は、メッセージ キューによって生成され、メッセージがキューに挿入されたときに各メッセージに割り当てられる 64 ビットの識別子で、MSMQ 3.0 で導入されました。参照識別子は、メッセージの送信時に生成されるメッセージ ID とは異なります。
メッセージ キューは、アプリケーションによって生成される送信先キュー、管理キュー、レポート キュー、およびシステムによって生成されるジャーナル キュー、配信不能キュー、コネクタ キュー、送信キューなど、あらゆるキューに挿入されるすべてのメッセージについて、参照識別子を生成します。つまり、送信元アプリケーションから送信されるメッセージと、メッセージ キューから送信されるメッセージの両方が対象になります。参照識別子は、キューに対して一意であり、そのキュー以外では無効です。
メッセージが複数の送信先キューに送信される場合、またはメッセージのコピーがコンピュータの履歴かキュー ジャーナルに格納される場合、それぞれのキューへの挿入時に、メッセージの各コピーに独自の参照識別子が作成されます。
LookupId プロパティは、キューから取得したメッセージでだけ読み込むことができます。
参照識別子は、キュー内の特定のメッセージの読み取りに使用されます。メッセージの参照識別子が判明すると、受信側アプリケーションは、PeekByLookupId 関数または ReceiveByLookupId 関数を呼び出して、直接そのメッセージに移動し、ピークするか、キューから取得します。この点は、キューの先頭で開始し、キューの最後に移動する必要があるカーソルとは異なります。
キュー内のメッセージの参照識別子の取得は、アプリケーションで行います。参照識別子を取得する方法の 1 つは、送信先キューに、各メッセージの識別子がキューに挿入されたときにそれらをキャッシュするコンポーネントを起動するトリガを作成する方法です。


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


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