MONTAGE6 / MONTAGE7 / MONTAGE8
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/24 15:11 UTC 版)
「ヤマハ・MONTAGE」の記事における「MONTAGE6 / MONTAGE7 / MONTAGE8」の解説
この音源システムの核である「ハイブリッド音源」は、MOTIF XFの10倍もの大容量波形(プリセット: 5.67GB相当(16bitリニア換算)、ユーザー: 1.75GB 最大8エレメント)を搭載したAWM2音源と、進化したFM音源である8オペレーター、88アルゴリズム、128音ポリフォニックのFM-X音源を組み合わせたものである。「Super Knob」と「Motion Sequencer」などを使用し、「コントローラーによる音の連続変化」を可能としている。「Super Knob」は、複数のパラメーターを一度にコントロールすることができるノブである。「Motion Sequencer」はコントローラーによるパラメーターの変化を設定、再生できる。最大8+1系統(パート用8系統、「Super Knob」用1系統)の設定・再生ができ、さらに手元のボタンで任意のタイミングでホールドさせたりトリガーできたりと、演奏しながら多層的かつ複雑に音を変化させることができる。これら2つだけでなく、本機種は8個のロータリーノブ、8本のスライダー、ホイール、フットコントローラー、そして膨大なパターンを内蔵したアルペジエーター、A/D インプットの入力をソースにコントロール情報を生成するエンベロープフォロワーも搭載している。ライブ時の音色セットや普段よく使う音色など、任意の音色を自由に登録できる「Live Set」機能を搭載している。ディスプレイに4×4 = 16個の大きな枠が配置され、それぞれに音色をアサイン可能。タッチディスプレイを採用している。音の切り替え時は「SSS (Seamless Sound Switching)機能」により音切れが起こらない設計になっている。これはエフェクトにも適応される。また、Mac、PCやiPhone / iPadと繋げられるようにUSB オーディオMIDIインターフェース機能を内蔵している。最大6ch In/32ch Outのオーディオを同時に扱うことができ、最大192kHzまで対応している。なお、当機種のシーケンサーは以前のMOTIFシリーズのように音楽制作に特化しておらず、そのため、MOTIFシリーズは「MUSIC PRODUCTION SYNTHESIZER」だったが、当機種は「MUSIC SYNTHESIZER」としている。 ラインナップは61鍵/76鍵のFSX鍵盤(イニシャルタッチ/アフタータッチ付)モデルのMONTAGE6/MONTAGE7、88鍵BH (バランスドハンマー)鍵盤(イニシャルタッチ/アフタータッチ付)のMONTAGE8がある。メーカー希望小売価格はオープンであるが、MONTAGE6 ¥320,000(税抜)前後 MONTAGE7 ¥350,000(税抜)前後 MONTAGE8 ¥390,000(税抜)前後である。
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