MEGAQUAKE 巨大地震 II
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 02:13 UTC 版)
「MEGAQUAKE 巨大地震」の記事における「MEGAQUAKE 巨大地震 II」の解説
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、これまで科学者が築き上げてきた地震に関する知見、想定を大きく上回る規模の事象だった。また、引き起こされた津波の規模も想定を大きく超えていた。地震の原因となるアスペリティ、巨大な津波を引き起こしたメカニズム、地震で引き起こされる液状化現象や火山活動の活発化を含めた最悪の事態の想定の面から巨大地震に迫る。 第1回 いま日本の地下で何が起きているのか 2012年4月1日放送 高精度な地震計やGPSによる観測網を駆使して、海溝型地震の発生メカニズムとして注目されるアスペリティの存在を解析する手法は飛躍的に発達し、周期的に起こる地震についてはある程度の予測が出来る段階に至った。だが、東北地方太平洋沖地震については、その原因となる巨大なアスペリティを事前に把握できなかった。地震で得られたデータをもとに、見逃されていたアスペリティの破壊を中心に地下で何が起こったのかを可視化する。 第2回 津波はどこまで巨大化するか 2012年4月8日放送 東北地方太平洋沖地震で発生した津波が何故ここまで巨大化したかを、連動した地震の複合作用、プレート境界のダイナミックオーバーシューティングの面から追い、その現象を可視化する。また、改めて巨大津波の痕跡の調査が行われる様子を追い、現在は巨大地震が頻発する「活動期」に入った可能性を指摘する。 第3回 “大変動期” 最悪のシナリオに備えろ 2012年6月9日放送 東北地方太平洋沖地震の前後で日本列島の地殻構造に加わる力が大きく変化し、これまで東北地方は圧縮されていたものが一転して引き伸ばされる様になった。これにつられて関東地方に新たな歪が生じ地震が頻発している。また、地殻構造に加わる力の変化が地下のマグマを刺激し、火山活動を活発にする可能性が指摘される。日本の貞観地震の前後に大地震や火山の噴火が頻発した歴史、世界の各地でも大地震と火山の噴火が連動している事例をもとに、3月11日の地震以降の日本が活動期に入っている可能性を指摘し、起こり得る最悪の想定をドラマ仕立てで再現する。
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