MATCH 関数
適用対象: Microsoft Excel 2010, Excel Web App, SharePoint Online for enterprises, SharePoint Online for professionals and small businesses , Excel 2007, Excel 2003
説明
MATCH 関数は、セルの範囲内で指定された項目を検索し、その項目の相対的な位置を返します。たとえば、範囲 A1:A3 に値 5、25、および 38 が含まれる場合、次の数式は数値 2 を返します。
検索する項目自体ではなく、その項目の位置を調べる場合は、LOOKUP 関数の代わりに MATCH 関数を使用します。たとえば、MATCH 関数を使用すると、INDEX 関数の行番号引数の値を指定できます。
書式
MATCH(検査値, 検査範囲, [照合の型])
検査値には、値 (数値、文字列、または論理値)、またはこれらの値に対するセル参照を指定できます。
- 検査範囲 必須です。検索するセルの範囲を指定します。
- 照合の型 オプションです。-1、0、1 の数値のいずれかを指定します。照合の型には、検査範囲の中で検査値を探す方法を指定します。この引数の既定値は 1 です。
次の表は、照合の型に基づいて関数が値を検索する方法を示しています。
照合の型 | 動作 |
---|---|
1 または省略 | 検査値以下の最大の値が検索されます。このとき検査範囲のデータは、昇順に並べ替えておく必要があります。昇順の並べ替えでは、数値は 1 ~ 9、アルファベットは A ~ Z、かなは "あ" ~ "ん"、ブール型の値は FALSE から TRUE に配置されます。 |
0 | 検査値に一致する値のみが検索の対象となります。このとき検査範囲を並べ替えておく必要はありません。 |
-1 | 検査値以上の最小の値が検索されます。このとき検査範囲のデータは、降順に並べ替えておく必要があります。降順の並べ替えでは、数値は 9 ~ 1、アルファベットは Z ~ A、かなは "ん" ~ "あ"、ブール型の値は TRUE から FALSE に配置されます。 |
- MATCH 関数では、指定したセルに含まれている値ではなく、検査範囲内にある検査値に一致する値の位置が返されます。たとえば、MATCH("b",{"a","b","c"},0) は 2 を返します。これは、配列 {"a","b","c"} の中での "b" の相対位置を表します。
- MATCH 関数では、英字の大文字と小文字は区別されません。
- 検査値が見つからない場合は、エラー値 #N/A が返されます。
- 検索の型 が 0 で、検索値が文字列の場合、半角の疑問符 (?) または半角のアスタリスク (*) をワイルドカード文字として使用できます。ワイルドカード文字の疑問符は任意の 1 文字を表し、アスタリスクは任意の文字列を表します。ワイルドカード文字ではなく、通常の文字として疑問符やアスタリスクを検索する場合は、その文字の前に、"~*" のように半角のチルダ (~) を付けます。
使用例
使用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。
その方法は?
Weblioに収録されているすべての辞書からMATCH 関数を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

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