KING of KINGSとは? わかりやすく解説

KING OF KINGS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/07 00:13 UTC 版)

KING OF KINGS キング・オブ・キングス
概要
通称・略称 KOK
初回開催 2015年
主催 9SARIGROUP
協力 高校生RAP選手権
ENTA DA STAGE
戦極 MC BATTLE
THE罵倒
真 ADRENALINE
SPOTLIGHT
口喧嘩祭
九州 MC BATTLE
U-22 MC BATTLE
凱旋MC Battle
ULTIMATE MC BATTLE
NEOGENESIS MCBATTLE
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KING OF KINGS(キング・オブ・キングス)は、日本MCバトル大会。主催は漢 a.k.a. GAMIが代表を務める9SARIGROUP[1]。2015年に初開催。戦極 MC BATTLE、SPOTLIGHT、ENTA DA STAGEなどの日本の各MCバトル大会の優勝者に加え、東日本、西日本それぞれの予選で勝ち抜いたMCおよび「9sari選抜」として選抜されたMCで優勝を争う。優勝賞金は300万円[注 1]。略称はKOK

歴史

2015年に「UMB 2015 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL」と題して第1回目を開催[2]

Libra Recordsが主催するULTIMATE MC BATTLE(UMB)[注 2]との混同を招くことから、2017年に開催された第2回は大会の名称をKING OF KINGS 2016 GRAND CHAMPIONSHIP FINALとして開催。

ルール

1回戦、決勝戦ではじゃんけんで勝った方が先攻後攻を選択する。2回戦以降はあらかじめ先攻、後攻が決められている。2022年度ではコイントス形式が採用された。2016年度のみ8小節4本or16小節2本勝負かを選択できたが、それ以外では小節数が8小節4本に統一されている。

トーナメント方式。判定は観客の歓声による判定(1ポイント)と、プロのラッパーの審査員による判定(4ポイント)、計5ポイントを基に、過半数を占めた者が勝利となる[注 3]。判定が割れた場合は何回でも延長戦が行われる。審査員の審査基準は「10 POINT MUST SYSTEM」を採用しており、パンチライン、アグレッシブ、ジェネラルシップ、カウンターの4項目を基準に厳密に審査が行われ、勝者の札を挙げる。ポイント制の審査にあたり対戦MC2人の持ち点が均等になることもあり、ドローの札も存在する。

決勝大会で用いられるバトルビートはすべて、大会のために用意されたオリジナルビートである。大会の特徴である「BEAT GET SYSTEM」により、各試合の勝利者はその試合で使用されたバトルビートを楽曲に使用する権利を与えられる。

歴代審査員

  • 2015年 - Zeebra、漢 a.k.a. GAMI、KEN THE 390AKLOR-指定
  • 2016年 - Zeebra、漢 a.k.a. GAMI、KEN THE 390、SATUSSY(韻踏合組合)、鎮座DOPENESS
  • 2017年 - Zeebra、漢 a.k.a. GAMI、ERONE(韻踏合組合)、FORK(ICE BAHN)
  • 2018年 - Zeebra、ERONE、FORK、KEN THE 390
  • 2019年 - Zeebra、漢 a.k.a. GAMI、ERONE、FORK
  • 2020年 - ERONE、FORK、DARTHREIDER、KEN THE 390
  • 2021年 - Zeebra、漢 a.k.a. GAMI、DARTHREIDER、ERONE
  • 2022年 - Zeebra、漢 a.k.a. GAMI、ERONE、FORK
  • 2023年 - Zeebra、Mr.Q(ラッパ我リヤ)、ERONE、FORK
  • 2024年 - Zeebra、漢 a.k.a. GAMI、ERONE、FORK、MOL53、崇勲

歴代優勝

年度 優勝 準優勝
2015年 崇勲 JAG-ME
2016年 GADORO 輪入道
2017年 GADORO MOL53
2018年 呂布カルマ RAWAXXX
2019年 RAWAXXX AUTHORITY
2020年 呂布カルマ 鎮座DOPENESS
2021年 FORK (ICE BAHN) 呂布カルマ
2022年 裂固 MOL53
2023年 MOL53 だーひー
2024年 9for S-kaine

優勝者大会選定

「KING OF KINGS GRAND CHAMPIONSHIP FINAL」の出場者は、KOK主催の予選大会の上位進出者に加えて、下記の大会の優勝者が招待される。

  • 高校生RAP選手権
    BAZOOKA!!!主催。高校生、もしくはそれに準じる年齢のMCのみ出場可能。全国数ヶ所でオーディションが行われる。2015年度より協力大会として参加。2022年度より協力大会に復帰。
  • ENTA DA STAGE
    サイプレス上野主催。横浜で開催される大会。2015年度より協力大会として参加。
  • 戦極 MC BATTLE
    MC正社員主催。全国各地で予選が行われ、決勝大会は主に東京で開催されていた。2015年度より協力大会として参加。2020年大会をもってKOK協力大会から脱退を表明するも、2023年度では協力大会に復帰。
  • THE罵倒
    G.O主催。主に関東地方で予選が行われ、決勝大会は東京で開催される。ボディタッチありのルールが特徴。2015年より協力大会として参加していたが、2018年を最後に大会は一旦終了した。2023年度より再開し、同時に協力大会へ復帰。
  • 真 ADRENALINE
    Sound Luck(ACE&HIDE)主催。東京で開催される大会。2016年度より協力大会として参加。
    当初は「ADRENALINE」という名称で開催されており、平成選抜、昭和選抜のチームに別れトーナメントが行われていたが、2019年度をもって大会終了。翌年より、「真 ADRENALINE」と改題して開催している。現在はKOKとの共同開催である「KING OF KINGS vs 真 ADRENALINE」の優勝者がKOKに出場できる。
  • SPOTLIGHT
    韻踏合組合主催。ENTERという予選大会が3ヶ月毎に行われ、予選、決勝大会共に大阪で開催される。2016年度大会より協力大会として参加。
  • 口喧嘩祭
    HIKIGANE SOUND主催。岐阜で開催される大会。トーナメント方式ではなくMCたちのネームタグを事前にBOXに投入し、一枚ずつネームタグを引き、その場で先行、後攻を含めた対戦カードが発表される形式で行われる。2019年度より協力大会として参加。
  • 九州 MC BATTLE
    PEKOKHARED主催。年に数回予選が行われ、年末のグランドチャンピオンシップでの優勝者がKOKに出場できる。予選は九州各地で開催され、決勝大会は小倉で開催される。通称KMB。当初は「小倉 MC BATTLE」という名称で開催されており、2023年度に改題。2019年度より協力大会として参加。
  • U-22 MC BATTLE
    MC正社員主催。出場者を22歳以下に限定した大会。2021年度より協力大会に参加。
  • 凱旋MC Battle
    怨念JAP主催。2023年度より協力大会に参加。
  • ULTIMATE MC BATTLE
    Libra Records主催。通称UMB。全国各地で予選が行われ、その予選優勝者たちは年末に開催されるGRAND CHAMPIONSHIPに集結し、日本一を争う。2024年度大会より協力大会として参加[注 4]
  • NEOGENESIS MCBATTLE
    Runline主催。通称ネオジェネ。若手の発掘をコンセプトとしたMCバトル。不定期に開催される本戦と毎週金曜日に開催されるFRIDAYが存在する。2024年度より協力大会として参加。

かつて認定されていた大会

  • SCHOOL OF RAP[注 5]
    ダースレイダー主催。主に東京と大阪で年に数回予選が行われ、決勝大会は東京で開催される。20歳以下のMCのみ出場可能。
  • 破天 MC BATTLE
    株式会社イザナギゲームズ主催。2022年から行われている大会であり、バトルの際にスクリーンを用いて映像を映すのが特徴。2023年度協力大会に参加[3]
  • FREE STYLE LEAGUE
    株式会社FSL主催。通称FSL。フリースタイルのプロリーグ化をコンセプトに2022年より開催。FSLでの勝敗や各大会の成績に応じてFSLポイントを付与している。2023年度より協力大会に参加。FSLポイント総合1位がKOKに出場する。

配信・視聴方法

毎年、ABEMA TVでのPPV(ペイパービュー)を購入することで、大会の当日からその一週間後まで視聴することができる。そして、大会が行われた年の3〜5月ごろにABEMAプレミアム加入者限定での配信が行われる。

DVD

発売日 タイトル 規格品番
2016年01月13日 KING OF KINGS -FINAL UMB- DVD KOKDVD-001
2017年04月19日 KING OF KINGS 2016 DVD KOKDVD-002
2018年04月25日 KING OF KINGS 2017 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL KOKDVD-003
2019年03月13日 KING OF KINGS 2018 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL KOKDVD-004
2020年05月20日 KING OF KINGS 2019 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL KOKDVD-005
2021年04月21日 KING OF KINGS 2020 GRAND CHAMPIONSHIP FINAL KOKDVD-006

脚注

注釈

  1. ^ 2016年までは150万円。
  2. ^ ULTIMATE MC BATTLEも漢が発端として開催されていた大会である。
  3. ^ 2015年度及び2016年度は観客の歓声による判定(1ポイント)、ラッパーの審査員による判定(5ポイント)の計6ポイントを基に判定が行われていた。
  4. ^ 2018年度のMU-TON・2022年度のSILENT KILLA JOINT・2023年度のGOTITは、UMB王者でありながら鎖選抜としてKOK本戦に出場していた。
  5. ^ 2019年度より大会形式変更。出場可能年齢が22歳に引き上げられ、東京と大阪で開催。

出典

  1. ^ KING OF KINGS 2016 ABOUT KOK”. 公式サイト. 2017年3月17日閲覧。
  2. ^ UMB 2015”. KING OF KINGS 公式サイト. 2021年9月16日閲覧。
  3. ^ “『KING OF KINGS 2023』協力大会として『破天MCBATTLE』が新規参加 28日午後7時に漢 a.k.a. GAMI×渡部建の対談動画公開”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2023年7月28日). https://www.oricon.co.jp/news/2288805/full/ 2023年11月11日閲覧。 

関連項目

外部サイト


キング・オブ・キングス

(KING of KINGS から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 09:33 UTC 版)

キング・オブ・キングス: king of kings; king of the kings)は、

表題・称号・呼称

著作物のタイトル

その他のタイトル

関連項目



KING of KINGS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:32 UTC 版)

ドリフトスピリッツ」の記事における「KING of KINGS」の解説

VSバトル発展版とも言うべきイベントプレイヤーは現在獲得ポイント応じチェスの駒にあたる6段階リーグ (上から、キングクイーンルークビショップナイトポーン) に属することになり、最初は必ずポーンリーグからのスタートとなる。ライバルの状態は通常(無印)・本気・超本気・覚醒油断の5種類存在し、本気ではニトロを1本、超本気ではニトロを2本、覚醒ではニトロ3本使用し難易度アップする代わりに撃破ポイントアップしている。油断では獲得ポイント通常変わらない戦闘力が2~3割ほど低下している。一定確率で「補給と書かれたライバル出現することがあるが、撃破するとガソリンタンクを必ずドロップするようになっている

※この「KING of KINGS」の解説は、「ドリフトスピリッツ」の解説の一部です。
「KING of KINGS」を含む「ドリフトスピリッツ」の記事については、「ドリフトスピリッツ」の概要を参照ください。

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