frantic
「frantic」とは、「取り乱した」「気が狂ったような」といった慌てふためく様子や落ち着きのない状態などの意味で用いられる英語表現である。
「frantic」とは・「frantic」の意味
「frantic」とは、興奮や恐怖、苦痛などによって「取り乱した」「半狂乱の」「血迷った」「逆上した」を意味する。他にも仕事などが「フル回転の」「バタバタした」、「大急ぎの」「一刻を争う」、「熱狂的な」「情熱的な」、「すごい」「かっこいい」などといった解釈が可能である。「frantic」は形容詞であるが、副詞として使う場合は「frantically」を用いる。「frantically」は「必死に」「半狂乱で」「血迷って」「非常に」などの意味合いを持つ。「frantic」の語源
「frantic」はもともと印欧語根で「置く」「設置する」を意味する動詞「dheh-」から来ている。後に「神」を表わす「dhehs」へと進化、さらにラテン語で「寺院」を意味する「fanum」となる。この「fanum」に「~の」を表わす接辞「-aticus」を合わせることで形容詞形「fanaticus」が誕生した。「fanaticus」は「寺院の」という意味の他に「狂信的な」と訳すことができ、時代の流れを経て現在の「frantic」へ繋がったと考えることが可能である。「frantic」の発音・読み方
「frantic」の発音記号は「frǽntik」と表わし、カタカナ読みすると「フラァンティィク」となる。日本語では「フランティック」と言うが、英語読みではアクセントが「rǽ」の箇所にある。「æ」は「ア」と「エ」の中間を意識しながら、続けて「ラァ」と発音するので注意したい。「frantic」の覚え方
「frantic」の覚え方は言葉にあるコアイメージを理解することである。「取り乱した」「大急ぎの」などの意味には、興奮して慌てふためく様子や落ち着きのない状態のイメージが共通している。かつて「狂信的な」という意味合いがあったことからも冷静ではないニュアンスが伝わってくる。このイメージを軸にして考えると「半狂乱の」「バタバタした」「情熱的な」「かっこいい」など、一見関連性のないような幅広い意味合いを繋げて理解することができる。「frantic」の類語
・取り乱した:「distraught」「worried」「distressed」「fraught」「overwrought」・半狂乱の:「half-crazed」「semi-frenzied」「half mad」
・フル回転の:「of the full rotation」
・バタバタした:「fluttered」
・大急ぎの:「hurried」「urgent」「pressing」「hasty」
・熱狂的な:「frenetic」「frenzied」「phrenetic」「enthusiastic」「fervent」「ardent」「avid」「eager」「zealous」
・情熱的な:「passionate」「ardent」「vehement」
・すごい:「amazing」「awesome」「terrible」「very」「tremendous」「crucial」「frightful」「ghastly」
・かっこいい:「cool」「smart」「sharp」「stylish」
・気が狂ったような:「mad」「dumb」「inept」「silly」「irrational」「ridiculous」
・パニックに陥った:「panicked」「panic-stricken」「panic-struck」「panicky」
・慌てふためいた:「flustered」「nervous」「shaken up」「in a dither」
・落ち着きのない:「restless」「spoffish」「fussy」「hasteful」「slapdash」「hasty」「hurried」
・必死の:「desperate」
・懸命の:「earnest」「urgent」「compelling」「pressing」「acute」「serious」「single-minded」「diligent」
・狂気の:「crazy」「exorbitant」「crazed」「insane」「wild」
・激昂した:「furious」「violent」「vehement」「fervent」
「frantic」の比較級・最上級
「frantic」の比較級は「more frantic」と表わし、「もっと必死に」「さらに取り乱した」のような意味になる。比較級を使って「もっと必死に考えなさい。」と表わす場合、「Think more frantic.」のように用いる。一方、最上級は「most frantic」で「最も必死な」といった意味を持つ。例えば「最も熱狂的な思想家」を最上級で表わすなら「the most frantic thinkers」のように使うのが基本である。「frantic」の使い方・例文
・If he doesn't pass the next exam, he'll have to repeat a year, so he's been studying frantic these days.次の試験に合格しなければ一年留年しなければならないので、彼は最近必死に勉強している。・My little brother didn't come home when it was time for dinner, so my mother was frantic with worry.夕食の時間になっても弟が帰ってこなかったので、母は心配で気も狂わんばかりだった。
・I've been in a long-distance relationship with my girlfriend, who has been studying in the U.S. since last year, but I'm really frantic to meet her.昨年からアメリカに留学している彼女と遠距離恋愛をしているが、本当は会いたくてたまらない。
・Everyone in this country is frantic to live day by day.この国の誰もが必死に日々を生きている。
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