FATHER''S SONとは? わかりやすく解説

FATHER'S SON

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/17 08:44 UTC 版)

FATHER'S SON
浜田省吾スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
レーベル CBSソニー
クリアウォーター(再発)
プロデュース 浜田省吾
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1988年度年間12位(オリコン)
  • 週間26位(再発盤、オリコン)
浜田省吾 年表
CLUB SURFBOUND
CLUB SURF&SNOWBOUND
(1987年)
FATHER'S SON
(1988年)
Wasted Tears
(1989年)
FATHER'S SON収録のシングル
  1. BREATHLESS LOVE
    リリース: 1988年5月29日
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FATHER'S SON』(ファーザーズ・サン)は、1988年3月16日に発売された浜田省吾アルバムオリコン最高1位を記録。

概要

DOWN BY THE MAINSTREET』、『J.BOY』に続く3部作の最終作。少年から大人になっていくまでの過程を、浜田自身の姿を投影しながら、1980年代を通して描いてきた。

大きなテーマとしては「日本アメリカ」「戦争と戦後」といったものが中心。1曲目「BLOOD LINE (フェンスの向こうの星条旗)」と2曲目「RISING SUN (風の勲章)」の印象が強いため、非常に重いメッセージ・アルバムのように感じられるが、半数はラブソングである。父親の死、バブル経済、戦後の家族のあり方などを鋭く描き出している。

浜田が30代半ばに入ったこともあり、より大人の世界観の歌を書き上げている。当時のインタビューでも「いつまでも若者の歌は歌えない。アーティストが成長していくように、リスナーも僕と一緒に成長してほしい」と語っている。

翌年にバラード集『Wasted Tears』を制作後、音楽活動から距離を置くようになっている。後に浜田は「何をすべきか分からなかった。もう音楽を辞めようかと考えていた」と語っている。

アルバム・ジャケットはブルース・スプリングスティーンをパロディにしたものである。本人はジョークのつもりだったらしいが、あまりに周囲にそのイメージを持たれてしまったため後悔したという。発売当時のCD版にはブックレットが付属されており、ディレクター須藤晃による短編小説が書かれていた。

1999年にリマスタリングされ再発された。

収録曲

全作詞/全作曲:浜田省吾

# タイトル 作詞 作曲・編曲 編曲 時間
1. 「BLOOD LINE (フェンスの向こうの星条旗)」 浜田省吾 浜田省吾 町支寛二
2. 「RISING SUN (風の勲章)」 浜田省吾 浜田省吾 町支寛二
3. 「DARKNESS IN THE HEART (少年の夏)」 浜田省吾 浜田省吾 板倉雅一
4. 「WHAT'S THE MATTER, BABY?」 浜田省吾 浜田省吾 古村敏比古
5. 「A LONG GOOD-BYE (長い別れ)」 浜田省吾 浜田省吾 梁邦彦
6. 「I DON'T LIKE "FRIDAY" (戦士の週末)」 浜田省吾 浜田省吾 梁邦彦
7. BREATHLESS LOVE 浜田省吾 浜田省吾 梁邦彦
8. 「NEW YEAR'S EVE」 浜田省吾 浜田省吾 板倉雅一
9. 「RIVER OF TEARS」 浜田省吾 浜田省吾 町支寛二
10. 「THEME OF FATHER'S SON (遥かなる我家)」 浜田省吾 浜田省吾 梁邦彦
合計時間:

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