FATHER'S SON
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/17 08:44 UTC 版)
『FATHER'S SON』 | ||||
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浜田省吾 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック | |||
レーベル | CBSソニー クリアウォーター(再発) |
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プロデュース | 浜田省吾 | |||
チャート最高順位 | ||||
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浜田省吾 年表 | ||||
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『FATHER'S SON』収録のシングル | ||||
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『FATHER'S SON』(ファーザーズ・サン)は、1988年3月16日に発売された浜田省吾のアルバム。オリコン最高1位を記録。
概要
『DOWN BY THE MAINSTREET』、『J.BOY』に続く3部作の最終作。少年から大人になっていくまでの過程を、浜田自身の姿を投影しながら、1980年代を通して描いてきた。
大きなテーマとしては「日本とアメリカ」「戦争と戦後」といったものが中心。1曲目「BLOOD LINE (フェンスの向こうの星条旗)」と2曲目「RISING SUN (風の勲章)」の印象が強いため、非常に重いメッセージ・アルバムのように感じられるが、半数はラブソングである。父親の死、バブル経済、戦後の家族のあり方などを鋭く描き出している。
浜田が30代半ばに入ったこともあり、より大人の世界観の歌を書き上げている。当時のインタビューでも「いつまでも若者の歌は歌えない。アーティストが成長していくように、リスナーも僕と一緒に成長してほしい」と語っている。
翌年にバラード集『Wasted Tears』を制作後、音楽活動から距離を置くようになっている。後に浜田は「何をすべきか分からなかった。もう音楽を辞めようかと考えていた」と語っている。
アルバム・ジャケットはブルース・スプリングスティーンをパロディにしたものである。本人はジョークのつもりだったらしいが、あまりに周囲にそのイメージを持たれてしまったため後悔したという。発売当時のCD版にはブックレットが付属されており、ディレクターの須藤晃による短編小説が書かれていた。
1999年にリマスタリングされ再発された。
収録曲
全作詞/全作曲:浜田省吾
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
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1. | 「BLOOD LINE (フェンスの向こうの星条旗)」 | 町支寛二 | |
2. | 「RISING SUN (風の勲章)」 | 町支寛二 | |
3. | 「DARKNESS IN THE HEART (少年の夏)」 | 板倉雅一 | |
4. | 「WHAT'S THE MATTER, BABY?」 | 古村敏比古 | |
5. | 「A LONG GOOD-BYE (長い別れ)」 | 梁邦彦 | |
6. | 「I DON'T LIKE "FRIDAY" (戦士の週末)」 | 梁邦彦 | |
7. | 「BREATHLESS LOVE」 | 梁邦彦 | |
8. | 「NEW YEAR'S EVE」 | 板倉雅一 | |
9. | 「RIVER OF TEARS」 | 町支寛二 | |
10. | 「THEME OF FATHER'S SON (遥かなる我家)」 | 梁邦彦 | |
合計時間:
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外部リンク
- FATHER'S SON SHOGO HAMADA OFFICIAL WEB SITE
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固有名詞の分類
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