二人の夏_(愛奴の曲)とは? わかりやすく解説

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二人の夏 (愛奴の曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/28 08:05 UTC 版)

「二人の夏」
愛奴シングル
初出アルバム『愛奴
B面 雨模様
リリース
規格 EP
ジャンル ロック
時間
レーベル CBS・ソニー
作詞・作曲 浜田省吾
チャート最高順位
愛奴 シングル 年表
- 二人の夏
(1975年)
恋の西武新宿線
(1975年)
収録アルバム愛奴
春の日に
(3)
二人の夏
(4)
愛するお前に
(5)
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二人の夏」(ふたりのなつ)は、1975年5月1日に発売された愛奴の1枚目のシングル

制作

愛奴のデビューシングルでアルバム愛奴』と同時発売された。

発売前にCBS・ソニー社内で行われた会議では評判がよく、モニターテストを行った際にもほとんどの人が「良い」と答え、「100万枚は売れる」とまで言われたものの[3]、実際は殆んどヒットしなかった。評判の良さを聞いて意気揚々となっていた浜田だったが、いきなり夢を打ち砕かれる格好となった。2000年11月8日に発売されたベスト・アルバムThe History of Shogo Hamada "Since1975"』にも収録され、このベスト盤が100万枚売れたことで浜田は「漸く社内モニターの話と辻褄が合った」と話している[3]

音楽性

二人の夏

浜田省吾が初めて自作した作品という訳ではなかったが、本人曰く「ビーチ・ボーイズの『サーファー・ガール』のパロディみたいな曲」。神奈川大学の下宿に住んでいた頃「とにかく暑かったので何か涼しい曲でも作ろうかな」と思って作った。バンドメンバーの町支寛二らに聴かせたところ絶賛され、曲作りにも自信が付いたという。

基本的にファルセットで歌う楽曲のため、作っている段階から町支が歌うことを想定していた。メインは町支と青山徹のツインボーカルで[4]、浜田は後半のボーカルを担当している。また、曲中挿入される青山徹のギターソロは、ビーチ・ボーイズの「Summer Means New Love」からの引用である[4]

ディスクジャケット

ディスクジャケットは2種類存在し、1975年盤と2025年盤は河村要助による書き下ろしイラストだが[5]、1982年盤は価格改訂と同時に差し替えられた。

チャート成績

1975年盤と1982年盤は、いずれもオリコンチャート圏外だったものの、2025年にEP盤が再々発された際、2025年5月19日付のオリコン週間シングルランキングで16位[1]、CD盤は2025年9月29日付のオリコン週間シングルランキングで22位にそれぞれランクインした[6]

2025年9月24日付のBillboard JAPAN Top Singles Salesでは15位にランクインした[2]

収録曲

1975年盤

  1. 二人の夏
    作詞・作曲:浜田省吾、編曲:愛奴
  2. 雨模様
    作詞:浜田省吾、作曲:山崎貴生、編曲:愛奴

1982年盤, 2025年盤

  1. 二人の夏
  2. 恋の西武新宿線
    作詞・作曲:浜田省吾、編曲:愛奴

浜田省吾によるセルフカバー

浜田省吾 > 浜田省吾の作品 > 二人の夏 (愛奴の曲)
「二人の夏」
浜田省吾シングル
初出アルバム『CLUB SURFBOUND
CLUB SURF&SNOWBOUND
B面 LITTLE SURFER GIRL
リリース
規格 EP
ジャンル ロック
時間
レーベル CBS・ソニー
作詞・作曲 浜田省吾
プロデュース 浜田省吾
チャート最高順位
浜田省吾 シングル 年表
路地裏の少年(FULL VERSION)
1986年
二人の夏
1987年
BREATHLESS LOVE
1988年
ミュージックビデオ
「二人の夏」 - YouTube
LIVE映像
『二人の夏~恋は魔法さ』(Let Summer Rock in 1999 / ON THE ROAD 2001) - YouTube
収録アルバムCLUB SURFBOUND
CLUB SURF&SNOWBOUND
二人の夏
(1)
GEAR UP 409
(2)
テンプレートを表示

二人の夏」(ふたりのなつ)は、1987年6月21日に発売された浜田省吾の21枚目のシングル

1991年6月8日に、過去発売アナログシングルから本作がピックアップされ8cmCDシングルで発売された(後述:「二人の夏(再発シングル)」)。

背景

本作から1週間後に発売される2枚目のミニ・アルバム『CLUB SURFBOUND』の先行シングルとして発売された。浜田の最後のシングル・レコードとなり、当時の浜田のシングル・レコードの歴史は愛奴の「二人の夏」に始まり、浜田の「二人の夏」で完結した。

収録曲

  1. 二人の夏
  2. LITTLE SURFER GIRL

二人の夏(再発シングル)

「二人の夏」
浜田省吾シングル
A面 二人の夏 (Shogo Hamada Version)
B面 二人の夏 (AIDO Version)
リリース
規格 8cmCD
マキシシングル(リサイズ版)
ジャンル ロック
レーベル Sony Records
クリアウォーター(リサイズ版)
作詞・作曲 浜田省吾
プロデュース 浜田省吾 (#1)
AIDO (#2)
チャート最高順位
浜田省吾 シングル 年表
J.BOY(LIVE VERSION)
1991年
二人の夏
(1991年)
HELLO ROCK&ROLL CITY(LIVE VERSION)
(1991年)
テンプレートを表示

1991年6月8日に、過去に発売されたアナログシングルからピックアップされ8cmCDシングル化された。カップリングに愛奴の「二人の夏」を収録している。

2005年3月24日には、マキシシングルにリサイズされ復刻された。

収録曲

  • 全作詞・作曲:浜田省吾
  1. 二人の夏 (Shogo Hamada Version)
    編曲:町支寛二
  2. 二人の夏 (AIDO Version)
    編曲:愛奴

参加ミュージシャン

二人の夏 (Shogo Hamada Version)

二人の夏 (AIDO Version)

  • Worlds and Music by 浜田省吾
  • Arranged by AIDO
  • Vocal and Drums:浜田省吾
  • Vocal and Guitar and Chorus:青山徹, 町支寛二
  • Keyboards and Chorus:山崎貴生
  • Bass:高橋信彦

その他のカバー

曲名 アーティスト 収録作品 発売日 規格品番 備考
二人の夏 A.S.A.P. 『Tears In The Sea (涙を海に返したら)』 1993年5月21日 COCA-10840
椎名恵 『I'm all right』 1995年6月7日 TODT-3512
山下達郎 世界の果てまで 1995年6月7日 AMDM-6145 1994年に行われた『TATSURO YAMASHITA Sings SUGAR BABE』のライブ音源を収録。
2011年に発売されたアルバム『Ray Of Hope』の初回限定盤ボーナスディスク『Joy 1.5』にも収録されている[7]
Something ELse 夏唄 2004年8月25日 TOCT-25438
JINTANA & EMERALDS 『Emerald City Guide』 2021年9月15日 PCD-25331

脚注

注釈

出典

外部リンク




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