MIND_SCREENとは? わかりやすく解説

MIND SCREEN

作者結城

収載図書マインド・スクリーン―今日永遠
出版社新書館
刊行年月1991.9
シリーズ名ウィングス・ノヴェルス

収載図書MIND SCREEN 1
出版社新書館
刊行年月1999.3
シリーズ名ウィングス文庫


MIND SCREEN

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/29 14:30 UTC 版)

『MIND SCREEN』
浜田省吾スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップ・ロック
時間
レーベル CBS・ソニー
プロデュース 鈴木幹治
チャート最高順位
浜田省吾 アルバム 年表
Illumination
1978年
MIND SCREEN
1979年
君が人生の時…
(1979年)
『MIND SCREEN』収録のシングル
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MIND SCREEN』(マインド・スクリーン)は、1979年5月21日に発売された浜田省吾の4枚目のアルバム。

背景

キャッチコピーは『心の中に映る数々のドラマを、ひとつずつ歌にたくして………』。

この頃の浜田は自分の置かれている状況にひどく困惑し「曲は書けるが詞が全く書けない失語症のような状態」というスランプの中で発売されたアルバムである。結局、締切が迫ってきても歌詞を書き上げることが出来ず、全10曲中6曲を当時売り出し中だった女性作詞家が担当している。それらの歌はライブで歌われることもほとんどなく、聴き返すこともないらしい。そうした経緯から「このアルバムはあまり好きではない」「廃盤にしたい」と度々語っている。ただし、メロディに関しては自身も認める出来映えである。

このアルバムからCBS・ソニーの担当ディレクター須藤晃に代わっているが、まともに楽曲を作れるような状態ではなかったため、仕方なく作詞家の選定に当たった。

本人は「このアルバムで、ステージで素直に歌えるのは自分が書いた詞なんだと分かり、どんなに詞が書けなくても、自分で詞を書く事の大切さを再認識した」と語っており、ミュージシャン・浜田にとってはある種、意義のある作品となった。

田原俊彦はこのアルバムを聴いて浜田のファンになったという。ある日浜田がテレビを観ていると、歌番組で田原が「ダンシング・レディ」を歌っていて驚いたことがある。このアルバムは発売当時は8000枚ほどしか売れなかったため、田原は後に行われた対談で浜田に「8000人の中の一人」と言われた。田原は1985年当時の自身のライブで「いつわりの日々」「今夜はごきげん」「MONEY」を歌ったことがあり、浜田のコンサートも見に行ったことがある。

記録

1996年時点での累計売上は220,324枚(アナログ盤・CD・カセットを合わせた総計)[2]

収録曲

LP盤

A面
全作曲: 浜田省吾、全編曲: 水谷公生、ストリングスアレンジ: 佐藤準(#3のみ)。
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 子午線(SHIGOSEN) 森田由美 浜田省吾
2. 幻想庭園(GENSOH TEIEN) 三浦徳子 浜田省吾
3. インディアンサマー(INDIAN SUMMER) 竜真知子 浜田省吾
4. 愛を眠らせて(AI O NEMURASETE) 三浦徳子 浜田省吾
5. いつわりの日々(ITSUWARI NO HIBI) 浜田省吾 浜田省吾
合計時間:
B面
全作曲: 浜田省吾、全編曲: 水谷公生。
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. ダンシング レディ(DANCIN' LADY) 竜真知子 浜田省吾
2. 朝のシルエット(ASA NO SILHOUETTE) 浜田省吾 浜田省吾
3. サイレント ムーヴィー(SILENT MOVIE) 森田由美 浜田省吾
4. グッド・ナイト・エンジェル(GOOD NIGHT ANGEL) 浜田省吾 浜田省吾
5. 悪い夢(WARUI YUME) 浜田省吾 浜田省吾
合計時間:

CD盤

全作曲: 浜田省吾、全編曲: 水谷公生、ストリングスアレンジ: 佐藤準。
# タイトル 作詞 作曲・編曲 時間
1. 子午線(SHIGOSEN) 森田由美 浜田省吾
2. 幻想庭園(GENSOH TEIEN) 三浦徳子 浜田省吾
3. インディアンサマー(INDIAN SUMMER) 竜真知子 浜田省吾
4. 愛を眠らせて(AI O NEMURASETE) 三浦徳子 浜田省吾
5. いつわりの日々(ITSUWARI NO HIBI) 浜田省吾 浜田省吾
6. ダンシング レディ(DANCIN' LADY) 竜真知子 浜田省吾
7. 朝のシルエット(ASA NO SILHOUETTE) 浜田省吾 浜田省吾
8. サイレント ムーヴィー(SILENT MOVIE) 森田由美 浜田省吾
9. グッド・ナイト・エンジェル(GOOD NIGHT ANGEL) 浜田省吾 浜田省吾
10. 悪い夢(WARUI YUME) 浜田省吾 浜田省吾
合計時間:

楽曲解説

  1. 子午線
  2. 幻想庭園
  3. インディアンサマー
  4. 愛を眠らせて
    • アルバムからの先行シングル。和田アキ子に提供した「愛して」(作詞・作曲:浜田省吾)と同じメロディーで、歌詞違いのセルフカバーである。
  5. いつわりの日々
  6. ダンシング レディ
    • 1983年大沢逸美がシングル「ダンシング・レディ」の表題曲としてカバーした。
  7. 朝のシルエット
    • アルバム『Sand Castle』でリメイクされた。
  8. サイレント ムーヴィー
  9. グッド・ナイト・エンジェル
  10. 悪い夢
    • 当時の浜田の心境をストレートに表した楽曲。自分の置かれた状況を「まるで悪い夢を見てるみたい」だと歌われている。

参加ミュージシャン

脚注

出典

  1. ^ MIND SCREEN”. タワーレコード. 2021年6月16日閲覧。
  2. ^ 『COMPLETE SHOGO HAMADA / 浜田省吾事典』TOKYO FM出版、1996年、406頁。ISBN 4-924880-60-4

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