エバグリーン(Eva)
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ヘリックス種(Helix) ヨーロッパ系のウイロウ型の細葉でヘスターの姉妹品にあたる。 ヘスターは時折盆栽アイビーのような幅の広い葉を出す。それが細長い葉に混じる。 エバグリーンはそれが少なく小鉢に植えるとハリネズミのように見える。幅は5ミリほどで長さは7~8センチ。ヘスターの半分のサイズである。 枝分かれが多いので支柱を立てあんどん仕立てがよい。 寄植に使うと長い枝も短い枝も全体の雰囲気を和らげる効果があり、アイリッシュ・レイスと似た役割を演じる。 寄植では星型や丸葉など色々異なった葉型を組合せる。その中に入り交じったウイロウ型はなぜだか目立つ。 「こんなアイビーもあるんですね」と言う人が多い。 (ヘスター参照) |
エヴァ(Eva)
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ヘリックス種(Helix) アダムと同じ白斑の小葉だがアダムと違いこちらは変異を起こしやすい。 国内で売られているエヴァのほとんどはオランダやデンマークからの輸入の枝を材料にして挿し木したもの。 実は輸入されて来る枝そのものがすでに変異を含んでいる。 そこでエヴァのラベルが付いていても最初から違うものが混じっている。 というより花屋さんに並んでいる苗はエヴァの葉も混じっているものという方が手っ取り早い。 苗を買う御客様には判断の手がかりがないからラベルを信じるしかないが、この現状ははお気の毒である。 本物のエヴァを作っている生産者もあるが、全体の生産量は雑多な枝の入り交じったもの方がははるかに多い。 だから多勢に無勢で勝負にならない。エヴァのラベルを見たらこの頁の写真と見比べて頂きたい。 葉はやや黄色味がかった丸みのある菱形。新葉は明るい黄色で現れ次第に白斑に移行する。類似品にグラーチェ(Grache)がある。 欧米ではエバとアダムをひとまとめにする傾向があるがこの両者はかなり違いがある。上記のグラーチェはアダムとエバの中間に位置する品種。 デンマーク産。鉢植え、吊り鉢、寄植え向き。 (アダム、グラーチェ参照) |
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