藍藻 [Blue-green algae,Cyanobacteria,Cyanophyceae]
広く、淡水、汽水、海水に生息し、中には陸上では土壌や樹皮状、温泉などに生息する種もある。細胞は無性生殖で増殖し、単独で生活しているものや連結して群体や糸状体になるものもある。藍藻はほかの動植物の細胞へ入りこみ、宿主へ光合成産物を提供して共生関係にある場合もある。したがって、高等植物の葉緑体の起源が藍藻の祖先の共生にあるという説もある。わが国ではスイゼンジノリやハッサイ(髪菜)と称して食用にしている地方もある。一方、アナベナなど麻痺性貝毒の原因となる数種の藍藻、"緑潮"や"青粉"のように水質の異常現象の原因になる有害な藍藻もある。
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