ムラミン酸とは? わかりやすく解説

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ムラミン酸

分子式C9H17NO7
その他の名称ムラミン酸、Muramic acid、2-Amino-3-O-[(R)-1-carboxyethyl]-2-deoxy-D-glucose
体系名:2-アミノ-3-O-[(R)-1-カルボキシエチル]-2-デオキシ-D-グルコース


ムラミン酸


ムラミン酸 [Muramic acid]

 細菌の細胞壁構成しているペプチドグリカン層の成分で、N-アセチル・ムラミン酸ともいう。ムラミン酸はN-アセチルグルコサミン(アミノ基がついたグルコース)に乳酸が結合した部分をいう。そして、このムラミン酸と別のN-アセチルグルコサミン結合して長い多糖の鎖になった高分子体をグリカン部分(ムレイン)という。さらに細菌の細胞壁はムラミン酸と5種のアミノ酸(アラニン-グルタミン酸-ジアミノピメリン酸またはリジン-アラニン)が鎖状結合して、その鎖を5個のグリシン架橋状に結合している。これをペプチドグリカンといい、細菌共通の細胞壁構成して網状の層になっている

ムラミン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/11/23 12:20 UTC 版)

ムラミン酸(Muramic acid)は糖酸の一つ。ペプチドグリカンN-アセチル誘導体として天然に生成する[1]


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