ジアミノピメリン酸とは? わかりやすく解説

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ジアミノピメリン酸

分子式C7H14N2O4
その他の名称ジアミノピメリン酸、Diaminopimelic acid


ジアミノピメリン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/15 22:37 UTC 版)

ジアミノピメリン酸
識別情報
CAS登録番号 583-93-7 
PubChem 1549101
ChemSpider 89700 
MeSH Diaminopimelic+acid
ChEBI
ChEMBL CHEMBL415306 
特性
化学式 C7H14N2O4
モル質量 190.2 g mol−1
外観 white powder
密度 1.344 g/mL
融点

295 °C, 568 K, 563 °F

沸点

426.7 °C, 700 K, 800 °F

危険性
主な危険性 Irritant
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ジアミノピメリン酸(Diaminopimelic acid)は、リシンのε-カルボキシ誘導体であるアミノ酸である。

ジアミノピメリン酸は、ある種の細菌の特定の細胞壁に特徴的なものである[1]グラム陰性細菌の細胞壁を構成するNAM-NAG鎖のペプチド結合で良く見られる。これが十分に存在すると通常の成長を示すが、欠乏すると成長はするものの、細胞壁の新しいプロテオグリカンを形成できなくなる。

また、ブラウンのリポタンパク質の付着点でもある[2]

脚注

  1. ^ Brooks, George H.; Geo F. Brooks (2007). Jawetz, Melnick & Adelberg's medical microbiology. McGraw-Hill Medical. pp. 85. ISBN 0-07-147666-0 
  2. ^ Seltmann, Guntram; Holst, Otto (2002). The Bacterial Cell Wall. Berlin: Springer. pp. 81–82. ISBN 3-540-42608-6 

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