BSSダイナミックナイター (ビーエスエスダイナミックナイター)は、日本プロ野球(NPB) レギュラーシーズン(基本として4 - 9月)の毎週水曜日 - 金曜日 に山陰放送(BSS)ラジオ で放送されるNPB公式戦のナイトゲーム 中継。デーゲームを中継する場合にも、この名称を用いる。
放送時間
水曜日 - 金曜日 18:20 - 21:00
基本として、「NRN ナイター」(キー局:ニッポン放送 )を同時ネットで放送。延長オプションはない(2018年までは最大で21:50まで延長)。
テーマソングは、ジョン・フィリップ・スーザ 作曲の行進曲「士官候補生 」(The High School Cadets) 。かつては、自社制作による全国高等学校野球選手権鳥取大会 の中継にも使われていた。
BSSの放送対象地域内にある鳥取県 の米子市民球場 でNPBの公式戦(広島東洋カープ かオリックス・バファローズ の主管試合)を開催する場合には、広島戦を中国放送(RCC) 制作分中継の同時ネット、オリックス戦中継を自社制作(解説者は朝日放送ラジオ・MBSラジオ・TBSラジオ・ニッポン放送のいずれかから派遣)で放送することがあった。
中継対象のカードが中止の場合や、NPBのナイトゲームが最初から予定されていない場合には、中継担当のキー局が制作する雨傘番組 の同時ネットを実施する。
2017年までは、上記と同じ時間帯で、他の曜日に「JRN ナイター」(キー局:TBSラジオ )を編成。2009年度までは日曜、2012年までは土曜、2017年度までは火曜にも放送していた。同局が土・日曜のJRNナイター中継を終了した2009年度限りで、土・日曜の放送枠を廃止した。
2017年限りでTBSラジオがプロ野球中継から完全に撤退したことに伴って、2018年から火曜の放送枠も廃止。廃枠後は、月・火曜の18:30 - 21:00に『アフター6ジャンクション 』(同局制作の生ワイド番組)の同時ネットを実施する。なお2019年ナイターオフから自社制作の『森谷佳奈のはきださNIGHT! 』の開始が20:00に早まったため、月曜(2021年まではナイターシーズンのみ、2022年以降は通年)のみ『アフター〜』は20:00で終了。2024年度の月・火曜は『荻上チキ・Session 』を同時ネット。2025年度から18:30 - 19:00に『BSSミュージックタイム』を新たに編成、19時台に『Session』、火曜20時台に『アフター6ジャンクション2 』を同時ネットしている。
日本シリーズ については、少なくとも2007年まで放送。2006年には、全試合JRNネットで中継した。
関連項目
脚注
阪神 ・オリックス 主催試合担当1
中日 主催試合担当
広島 主催試合担当
日本ハム 主催試合担当
楽天 主催試合担当
ソフトバンク 主催試合担当
火曜のみネット受け6
関連番組(全国向け)
過去の制作・ネット局
脚注
1 土・日はJRNナイターを放送する局がないが、阪神(もしくはオリックス)の対戦相手の地元にJRN単独局がある場合、MBSの中継がJRN向けとなることがある。デーゲームは原則としてABCがJRN向けを担当する。
2 月・金・土・日はNRN 向けの中継を担当する。オリックス戦は金曜除き原則裏送りのみ。土・日のデーゲーム中継のうち中日・日本ハム・ソフトバンクが絡む試合は、JRN単独局のCBC、HBC、RKB向け中継として放送される。日程によりナイターに準じてNRN向けの場合もある。
3 火・水・木はNRN向けの中継を担当。土・日は通常はLF と独自ネットを組むが、中日・日本ハム・ソフトバンクが絡むナイターではJRN向け兼LF予備カードの中継として放送されるほか、デーゲームでABCがJRN向けを担当する場合、ABCに代わってNRN単独局のSF、KBC、STVへ中継配信を行う。
4 原則、JRN向けはネット局への裏送りのみで、自局ではNRN向けの中継を放送する。土・日の自社分も原則NRN扱いで、裏送りはJRN向けをLF・MBSの予備カードを兼ねる場合とそれぞれ別制作する場合があるが、デーゲームは対在京・在阪球団戦はJRN・NRN共用の素材扱いとし、対日本ハム・中日・ソフトバンク戦では自社分をJRN向けに振り替えるが、JRN局が乗り込んだ場合は除く。月曜日に楽天と広島が直接対戦する場合は、制作局のラインに合わせて放送される。
5 月・水・木・金のJRN向けはネット局への裏送りのみで、自局ではNRN向けの中継を放送する。土・日の自社分は原則JRN扱いであるが、ナイター時はLF・MBSの予備カードを兼ねる場合あり。月曜日に楽天と広島が直接対戦する場合は、制作局のラインに合わせて放送される。
6 各局ともRKBでの放送内容に準拠してネット受けし放送。2010年から土日のJRNナイター廃止に伴い、土曜日は地域により中継枠廃止あるいはNRNナイター(QR系)の中継に変更し、日曜日は全局が中継枠を廃止する。
7 稀にJリーグ など自社制作の中継に差し替えられることがある。
8 2018年 から平日のJRN向けに西武 ・ロッテ ・東京開催のパ・リーグ球団主催試合の裏送り放送を制作し、JRN各局から西武ビジターゲームのナイターの配信を受ける。平日のオールスターゲームもJRN各局と相互に配信する。金曜の対在阪球団戦は、ABCとMBSの何れと組むかは不定である。
9 2010年 以降は土曜と日曜日のナイターで、JRN各局から予備カードの配信を受け、加えて2018年 から土曜と日曜日のJRN向けに西武 ・ロッテ ・東京開催のパ・リーグ球団主催試合の裏送り放送を制作し、関東圏外のパ・リーグの試合が本番になった場合もJRN各局から配信を受ける。土・日開催のオールスターゲームもMBSならびにJRN各局と相互に配信する。在阪局とのネットは2009年以前からMBSの間で実施している。
10 1979年 から1992年 まで(CBCはそれ以後も)、ラジオ日本 との提携を実施し、中日主管はCBC、阪神主管はABC、広島主管はRCCがそれぞれ「ジャイアンツナイター」向けに裏送り放送用の中継を制作していた。セ・パ交流戦 のソフトバンク主管試合でRKBが「ジャイアンツナイター」向けに裏送り放送を制作した事例がある。2016年 ・2017年 は、RFとTBS・JRN各局の相互提携を本格的に再開し、巨人戦を中心にRF制作でJRN向けに、逆にJRN各局がRF向けのナイターをそれぞれ相互配信する(RF側のネット局は当該項 参照)。TBSラジオがナイター中継から撤退して以後のJRN各局との対応はそれぞれの局で異なる。ネット受け対象に「マリーンズナイター」も加わっている。
11 2017年度で終了。金曜(過去は月曜も)は、大阪府で火 - 木はABC、月と金はMBSとネット局が異なることに配慮してプロ野球東西南北 (過去はナイターミュージックライブラリーも)として放送するが、内容と趣旨はプロ野球ネットワーク かつてはナイターミュージックランドと同一である。
12 2010年度-2017年度は土・日のレギュラー中継枠は設けず、基本的に裏送りのみ。TBSラジオの中継は2017年度で終了した。2018年以降は中継を続けるJRN各局のDeNA主催ビジター戦向けの制作協力は行う。
13 地元球場で試合開催時はNRN系列局として自社制作を行い、JRN系列局には裏送りを行う。
14 ネット放送が終了してレギュラーのプロ野球中継枠は全廃となり、地元球場で試合開催時のみ自社制作および放送を行う。
在京球団主催試合担当
阪神 ・オリックス 主催試合担当
中日 主催試合担当
広島 主催試合担当
日本ハム 主催試合担当
楽天 主催試合担当
ソフトバンク 主催試合担当
水〜土曜ネット受け
水〜金曜ネット受け[ i]
木〜金曜ネット受け[ g]
金曜のみネット受け[ h]
関連番組(全国向け )
関連番組(ローカル)
過去のネット局
脚注
^ 土・日はMBSと独自のネットを組んで放送(ただし、在阪球団の主催試合でも自社制作することがある)し、在京・在阪球団以外の主催試合は自社制作するか、地元のNRN系列局に制作を委託する。そのうちMBS・TBC・RCC制作分は予備カード(対中日・日本ハム・ソフトバンク戦)に限りJRN向け中継を放送することもある。月曜日のLFはナイター有無に関わらず原則放送なしのため、特にセ・リーグの一部の試合での裏送り ・技術協力のみ関与。2018年以降土・日曜日は自社の予備カードも兼ねる形で、関東圏の試合でHBC・RKBへの技術協力や裏送りを行う。
^ 普段は平日の文化放送ローカルの中継として放送されているが、平日の西武主催試合に限りNRN向けに個別ネット扱いで中継配信を行う場合がある(NRNナイターとしての予備待機はLFが実施し、本番時はLFからのネットを優先)。関東圏以外のビジターゲームはJRN局(HBC・RKB他)からネット受けが原則となり、関東圏の試合ではJRN向けへの裏送りを行っている。金曜の対在阪球団戦についてはABCとMBSのどちらと組むかは、その時々により異なる。
^ 2013年以降日曜日、2019年以降土曜日(「文化放送A&Gゾーン 」拡大に伴う)を日本シリーズなどの不定期放送に変更し、自社のレギュラー放送を終了。ナイター中継を行うNRN向けの裏送り・技術協力を行う(「NRNナイター本番カード」の設定はQRの裏送り中継や系列局制作中継を組み込む形で継続)。
^ 月・金はJRN 向けの中継を担当(月曜のオリックス戦は原則裏送りのみ)。土・日はLFと独自のネットを組んで放送するが、中日・日本ハム・ソフトバンクが絡むナイターではJRN単独局(CBC・HBC・RKB)にも配信される(LF予備カードを兼ねる)ほか、デーゲームではABCがJRN向けを担当する場合、ABCに代わってNRN単独局(SF・KBC・STV)への中継配信を行う。
^ 火〜木はJRN向けの中継を担当。土・日は基本的に月・金同様にNRN向け中継担当であるが、デーゲーム中継のうち中日・日本ハム・ソフトバンクが絡む試合では、JRN単独局(CBC・HBC・RKB)向けに切り替えられる(日程によってはナイターに準じてNRN向けの場合もある)。
^ 原則、自社向け中継はNRN向けに放送するが、土・日のデーゲームは自社向け中継は原則JRN向けに放送(LF・MBSの予備カードを兼ねる場合あり)。月曜日に楽天と広島が直接対戦する場合は、制作局のラインに合わせて放送される。
^ a b c 北海道地区は、STV-R・HBCともはNRNに加盟(HBCはJRNとのクロスネット)しているが、ナイターネットはSTV-RはNRN、HBCはJRNのみである。しかし、STV-Rは2017-20年までを除き、定時番組枠確保の観点から、土・日はデーゲーム(2021年以後はナイターも)の放送を行わなかった関係で、NRN独占放送であるヤクルト主管の日本ハム戦が生中継される場合、LFから裏送りでHBCから放送した試合があった。また2021年(巨人対日本ハム)のように、土・日にナイター開催となった試合がLF-HBCとして放送される例もある。
^ a b 全局とも放送しない曜日は中継枠を設けず、別番組を放送。
^ a b 全局とも土・日は中継枠を設けず、別番組を放送。
^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 該当曜日以外にはナイター中継枠を設けていない。
^ a b c d e 地元球場での試合開催時には中継カード差し替え。
^ a b c d e f g 稀に自社制作の中継(Jリーグ ・四国IL 中継等)に差し替えられることがある。
^ a b c 水曜日はソフトバンク主催試合がある場合、その試合(KBCでの放送内容に準拠)に差し替え。ソフトバンクビジター戦の場合はカードによりNRN全国向け中継に振り替える場合がある。
^ a b 水曜日は楽天主催試合がある場合、TBC制作の楽天主催試合に差し替え。
^ 静岡県で開催の試合を自社制作してNRNに本番および予備カードとして配信することがあるが、火・土・日曜に該当する場合、臨時に放送枠を設けるか、裏送りとするかが随時異なる。
^ a b 平日と土・日で同一タイトルであるが、趣旨は異なる。土・日版は2019年以降QR自社は放送せず、NRN系列局への裏送り。
^ 通常は平日のナイター終了後のフィラー番組として放送されているが、平日にソフトバンク戦ナイターの開催予定がない場合、NRNナイターを差し替えて拡大放送。
^ 土曜日にナイターの開催予定がない場合に交互に放送。
^ 2021年をもって打ち切り。
^ OBCのナイター完全撤退により2007年をもって打ち切り。打ち切り時点では土・日の阪神・オリックス主催試合担当(日曜は自社での放送は行わず、NRN系列局への裏送り)だった。平日はローカル中継「近鉄バファローズナイター 」(2004年まで)・「オリックス・バファローズ ナイトスタジアム 」(2005年のみ)を放送していた。