BSデジタル放送との干渉
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「ULTRA SPEED」の記事における「BSデジタル放送との干渉」の解説
2012年3月から本放送が開始されたBS放送(BS21ch及びBS23ch)の試験電波発射時からULTRA SPEEDで接続できない場合や速度が低下すると言った事情が一部で確認されている。原因は、個人宅などに設置されたBSアンテナが受信した電波を中間周波数BS-IFに変換(BS-21: 1419.58~1446.58MHz、BS-23: 1457.94~1484.94MHz)した際に、ブースターの不良・配線の施工不良等によって外部に漏れ出し、ULTRA SPEEDの1.5GHz帯(移動局: 1427.9~1437.9MHz、基地局: 1475.9~1485.9MHz)と干渉して電波障害を起こすことで発生している。2008年には総務省から干渉する可能性があると発表されていたが、アンテナ設置者などへの周知が徹底されていなかった。 これについてソフトバンクでは総務省と協力して対策に乗り出すとしているが、個人宅などに設置された受信機が原因となっているため対策完了までには時間がかかることが予想されている。なお、この周波数の前後に、NTTドコモにはXi用、KDDI/沖縄セルラー電話にはau 4G LTE用の割り当てがあることから、これらのサービスでも電波障害対策が必要となる。また、ULTRA SPEEDで接続できなくなった場合でもサブエリア(イー・モバイル網)へ切り替えることで通信できる事が確認されているため、ULTRA SPEEDで接続できなくなった際はサブエリアへ切り替えるように案内されている。
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BSデジタル放送との干渉
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「1.5GHz帯」の記事における「BSデジタル放送との干渉」の解説
2012年(平成24年)3月より本放送が開始されたBS放送(BS21ch及びBS23ch)の試験電波発射時から、他社に先行して携帯電話通信用に1.5GHz帯を利用していたソフトバンクモバイルのULTRA SPEEDにおいて、接続できない・速度が低下するといった影響が一部で確認された。原因は、個人宅などに設置されたBSアンテナは受信した電波を中間周波数BS-IFに変換(BS-21: 1419.58〜1446.58MHz、BS-23: 1457.94〜1484.94MHz)するのだが、その際にテレビ用受信ブースターの不良・配線の施工不良等によって周波数変換した電波が外部に漏れ、ULTRA SPEEDの1.5GHz帯と干渉して電波障害を起こしたものであった。2008年(平成20年)には総務省からも干渉が起こる可能性があると発表されていたが、アンテナ設置者などへの周知が徹底されていなかった。 これについてソフトバンクモバイルでは総務省と協力して対策に乗り出しているが、個人宅などに設置された受信機が原因となっているため対策完了までには時間がかかることが予想されている。本来は電波障害の発生源側である、テレビ用ブースターの設置者の責任で対策をすべきだが、電波法の対象となる機器ではないので、電波法上では発生源側で対策を取る義務はないため民事上の問題となってしまうことと、日本全国に数多く存在することもあり、当初は誰の責任で対策を行うかで調整が難航していた。しかしBS21・23chが放送できなくなるとBSの放送免許を持つ株式会社放送衛星システムの経営に大きな支障が生じる事から、最終的には同社の費用負担で対策を行った。 なお、NTTドコモ (Xi) 及びKDDI・沖縄セルラー (au 4G LTE) へ割り当てられている周波数帯でもULTRA SPEEDと同様に干渉することが予想されており、個人宅等の設備に起因する事だけに、こちらにも影響する恐れがある。
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