23年前の事件関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 23:20 UTC 版)
「沈黙のパレード」の記事における「23年前の事件関係者」の解説
本橋優奈(もとはし ゆうな) 23年前の5月に東京都足立区にある自宅近くの公園へ向かったきり行方不明になり、約4年後に奥多摩の山中で白骨死体となって発見された。失踪当時は12歳。 本橋誠二(もとはし せいじ) 優奈の父。親から引き継いだ部品工場を経営していた。優奈の死体発見時は52歳。60歳になったのを機に会社の経営から身を引き、老人用マンションに転居していた。6年前に食道癌で死亡。 本橋由美子(もとはし ゆみこ) 優奈の母。優奈失踪の1か月後に自宅近くのビルから飛び降り自殺した。旧姓・藤原(ふじわら)。自動車メーカーに勤めているときに子会社の跡取り息子だった誠二と知り合い、結婚。結婚前の写真類が全く残されていなかった。 沢内幸江(さわうち さちえ) 誠二の妹。一人息子が独り立ちしたこともあり、誠二が転居したあとの家に転居。2年前に夫に先立たれていた。 蓮沼寛一(はすぬま かんいち) 優奈の失踪当時は30歳で、誠二が経営する工場の従業員だった。優奈殺害容疑で多々良、間宮、草薙らが逮捕し起訴されたが、黙秘を貫き、証拠不充分で無罪となっていた。父親は警察が自白至上主義だった時代の刑事で、自慢話に出てくる被疑者たちを反面教師としての行動だった。佐織の失踪直後に菊野市南菊野のアパートを引き払い、死体発見時には江戸川区のアパートに在住しており、草薙らが逮捕するが、検察は処分保留にして釈放する。その後、契約更新を機にアパートを追い出されて菊野市内にある増村の居室に居候していたが、キクノ・ストーリー・パレードの日に死体となって発見される。死体からは睡眠薬が検出されたが、死因は窒息死としか判明しなかった。 蓮沼芳恵(はすぬま よしえ) 寛一の継母。静岡県に在住。寛一が優奈の死体を焼却するまで隠していたとみられる冷蔵庫を自宅に持ち込まれ、使わずに置いていた。ゴミ屋敷と化した自宅で6年前に死亡していたとみられるが、近所付き合いも無かったために気付かれず、自宅が火事になったため、死亡が明らかになった。 増村栄治(ますむら えいじ) 廃品回収会社に勤務し、菊野市内にある倉庫の管理事務所を借りて居住している。中学を卒業して電機メーカーに約14年勤めていたが、階下の住人とのトラブルが傷害致死に発展し、懲役3年の実刑を受けていた。服役後は建設業の日雇いなどを経て、約4年前に前科者でも雇うという情報があった現在の勤め先に就職し、同僚になった蓮沼と親しくなった。佐織失踪直後に行方不明になった蓮沼から、警察の捜査が入っているかどうか探るのが目的と思われる公衆電話からの連絡を何度も受けていた。 岡野勇(おかの いさむ) 増村の実父。増村が6歳の時に離婚している。 藤原貴美子(ふじわら きみこ) 増村の母親。増村が就職して約10年後、くも膜下出血で死亡。 藤原泰明(ふじわら やすあき) 貴美子の再婚相手。再婚の5年後に事故死。
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