2017年葛飾区議会議員選挙にかかる選挙争訟とは? わかりやすく解説

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2017年葛飾区議会議員選挙にかかる選挙争訟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 17:42 UTC 版)

葛飾区議会」の記事における「2017年葛飾区議会議員選挙にかかる選挙争訟」の解説

2017年11月葛飾区議会議員選挙において、最下位の第40位で当選した無所属自由を守る会・「かがやけ Katsushika・維新」)新人大森有希子候補が2176票、第41位で次点落選した無所属自由民主党議員団現職・元区議会議長会田浩貞候補2009年11月葛飾区選挙落選挟んで区議当選6回)が2175票となり、1票差で当落確定した。この開票結果を受け、会田同月21日葛飾区選挙管理委員会対し、「区選管無効票判断した票の中に会田の有効得票がある」「区選管大森の有効得票判断した票の中に無効票がある」「確認十分になされていない疑いがある」との理由大森当選無効求め異議申し立てた。これに対し大森も区選管異議申出棄却決定求め請願行った。区選管同年12月14日、「「合田」という票が1票あったが、これについては会田の有効投票とした」「「大村と書かれた票があったが、これについては大森の有効投票ではなく無効票として扱った」等と説明し会田申し立て棄却した。会田はこの決定不服として2018年1月東京都選挙管理委員会審査請求同年2月3日、都選管臨時委員会開き当該選挙において投票された全162399票の開披点検行った。この結果大森の有効得票とされた票の中に、「大森ようこ」・「大森ひでこ」と書かれた票がそれぞれ1票あった。同選挙においては公明党現職久保洋子(ようこ)候補3位当選)と日本共産党新人木村秀子(ひでこ)候補21当選)があり、都選管それぞれ下の名前読み方が同じ候補者がいたのでこの2票は「いずれの候補者帰属せしむべきか判定不能であり、大森の有効得票とは認められ無効票である」と判断大森が2174票、会田が2175票(変わらずであったとし、会田請求認め大森当選無効裁決した。大森はこの裁決不服として同年3月、都選管裁決取り消し求め東京高等裁判所提訴したが、高裁同年7月25日上述の2票は「特定の候補者得票とは推認できない」として都選管判断支持し大森請求棄却した。更に大森最高裁判所上告するも、同年12月11日最高裁判所はこれを退け大森当選無効確定した地方自治法128条及び第283条の規定に基づき大森同年12月11日まで区議会議員務めたが、同日付で失職した司法判断最終確定したことを受け、区選管同年12月21日更正決定選挙会開催会田7回目当選同日会田当選証書交付され争訟終結至った渡辺キヨ子葛飾区選挙管理委員会委員長は「今後これまで同様に公正、適正な執行心掛けると同時に投票効力判定にあたっては、今般司法判断趣旨に基づき厳正に行っていく所存でございます」とのコメント発表した当選後会田自由民主党議員団には参加せず無所属活動2021年11月葛飾区議会議員選挙には立候補せず政界引退した一方大森2021年11月葛飾区議会議員選挙自由民主党公認得て立候補、第22位で当選し議席獲得した

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