2015 DR215
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/07 07:30 UTC 版)

2015 DR215 | |
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仮符号・別名 | 2015 DR215 |
分類 | 地球近傍天体(NEO)[1][2] アティラ群[1][2] 潜在的に危険な小惑星(PHA)[1][2] |
発見 | |
発見日 | 2015年2月18日[2][3] |
発見者 | パンスターズ1[2][3] |
発見場所 | ハレアカラ天文台[2][3] |
軌道要素と性質 元期:2022年1月21日(JD 2459600.5)[1] |
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軌道長半径 (a) | 0.6665 au[1] |
近日点距離 (q) | 0.3522 au[1] |
遠日点距離 (Q) | 0.9809 au[1] |
離心率 (e) | 0.4716[1] |
公転周期 (P) | 0.54 年(199 日)[1] |
軌道傾斜角 (i) | 4.085°[1] |
近日点引数 (ω) | 42.298°[1] |
昇交点黄経 (Ω) | 314.961°[1] |
平均近点角 (M) | 74.459°[1] |
最小交差距離 | 地球:0.044412 au (6,643,900 km)[1] |
物理的性質 | |
平均直径 | 205 m[4] |
スペクトル分類 | Sr[4] |
絶対等級 (H) | 20.51[1] |
アルベド(反射能) | 0.266[4] |
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2015 DR215とは、地球の軌道よりも内側に軌道が存在するアティラ群の地球近傍小惑星である。これは、2015年2月18日にハワイのマウイ島に位置するハレアカラ天文台でのパンスターズ1の観測によって発見された[2][3]。2015 DR215の直径は約200 m (660 ft)で[4]、地球から0.05天文単位 (7.5×10 6 km; 4.6×10 6 mi)以内に接近し、潜在的に危険な小惑星として分類されている[1]。2022年3月11日、地球から0.045天文単位 (6.7×10 6 km; 4.2×10 6 mi)の距離で接近し[1]、南天半球を横切って見かけの等級17に達した[2]。
発見
2015 DR215は、2015年2月18日に、ハワイのマウイ島にあるハレアカラ天文台でのパンスターズ1観測によって発見された[3]。最初に観測されたときの見かけの等級は20.7で、黄道の28度下の南の空にあり、太陽から76度の角距離(離角)を持っていた[3]。マウナケア天文台とセロ・トロロ汎米天文台からのフォローアップ観測が行われ、2015年3月2日に小惑星センターによって発見が公表されるまで12日間の観測弧を持っていた[3]。
2016年3月5日、2015 DR215は、ESA Optical Ground Stationによって見かけの等級19で太陽との離角が56度未満で再観測された[5]。2016年3月の予測位置から約0.5度離れていることが観測された[5]。この観測により、2015 DR215の軌道の不確定性が大幅に減少し、その不確定パラメータが9から3に減少した[3][5]。
2022年の時点で、2015 DR215は7年以上にわたって観測されており、不確定パラメータ0で軌道が明確に決定されている[1]。
分類
2015 DR215は、完全に地球の軌道より内側を公転している少数のアティラ群小惑星の1つである[6]。Bus–DeMeo分類の2015 DR215の小惑星のスペクトル分類はSrであり、岩石の多い構成を示している[4]。
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r “JPL Small-Body Database Browser: (2015 DR215)”. ジェット推進研究所. 2021年4月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “2015 DR215”. Minor Planet Center. 2021年4月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “MPEC 2015-E12 : 2015 DR215”. Minor Planet Electronic Circulars. Minor Planet Center (2015年3月2日). 2021年4月17日閲覧。
- ^ a b c d e Perna, D.; Barucci, M. A.; Fulchignoni, M.; Popescu, M.; Belskaya, I.; Fornasier, S. et al. (August 2018). “A spectroscopic survey of the small near-Earth asteroid population: Peculiar taxonomic distribution and phase reddening”. Planetary and Space Science 157: 82-95. arXiv:1803.08953. Bibcode: 2018P&SS..157...82P. doi:10.1016/j.pss.2018.03.008.
- ^ a b c “MPEC 2016-E72 : 2015 DR215”. Minor Planet Electronic Circulars. Minor Planet Center (2016年3月7日). 2021年4月17日閲覧。
- ^ de la Fuente Marcos, C.; de la Fuente Marcos, R. (August 2019). “Understanding the evolution of Atira-class asteroid 2019 AQ3, a major step towards the future discovery of the Vatira population”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 487 (2): 2742-2752. arXiv:1905.08695. Bibcode: 2019MNRAS.487.2742D. doi:10.1093/mnras/stz1437.
外部リンク
- 2015 DR215 - NeoDyS-2, Near Earth Objects—Dynamic Site
- 2015 DR215 - ESA–space situational awareness
- 2015 DR215 - JPL Small-Body Database
「2015 DR215」の例文・使い方・用例・文例
- そのビルは、2015年までにすべて完成する。
- 2015年に日本に帰る予定です。
- 私たちはその計画を2015年末までに実施する予定です。
- 彼らの移行期間は2012年から2015年です。
- 高齢者向けの商品やサービスは,2015年には70兆円規模の市場に拡大すると予想されている。
- 東芝はLED事業を現在の200億円から2015年までに3500億円に拡大することをめざしている。
- 次の万博は2015年にイタリアのミラノで開催される予定だ。
- 新しいビルは2015年に完成予定となっている。
- 岩手県宮(みや)古(こ)市(し)は2015年までに被害を受けた15漁港を復旧させたいと考えている。
- 同グループは2015年までにショッピングセンターをさらに10店舗開く計画だ。
- 日本チームは現在,2015年のワールドカップに備えている。
- テラピオは2015年に実用化される予定だ。
- 2015年10月に消費税を10パーセントに引き上げることについての質問に安倍首相は,経済状況や他の要素に基づいて,最終決定を下すと話した。
- フォム社は2015年10月からタイでこの車の販売を開始したいと考えている。
- 浅田選手は2014-2015シーズンを休み,その時間は大学に費やす予定だ。
- 古い堤防道路の撤去は2015年夏までに完了する予定だ。
- 3月28日,東洋大学の桐(き)生(りゅう)祥(よし)秀(ひで)選手(19)が,テキサス州オースティンで開催された2015テキサス・リレーの男子100メートルを9秒87で走り,優勝を果たした。
- 2015年10月21日は特別な日だった。
- IT・エレクトロニクスの見本市「シーテック ジャパン 2015」が,10月7日から10日まで千葉市で開催された。
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